🎼03:─1─未整備。神武天皇『即位建都の詔』と国體。中江兆民と祭祀王・天皇。~No.3 @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 神武天皇『即位建都の詔』
(前段)「夫(それ)大人(ひじり)の制(のり)を立て、義(ことわり)必ず時に従う。苟(いや)しくも民(おおみたから)に利(くぼさ)有らば何んぞ聖造(ひじりのわざ)に妨(たが)わん。且た当(まさ)に山林を披(ひ)き払い宮室(おおみさ)を経営(おさめつく)りて恭みて宝位(たかみくら)にのぞみ、以って元元(おおみたから)を慎むべし」
(後段)「上(かみ)は則(すなわ)ち乾霊(あまつかみ)の国を授けたまいし徳(うつくしび)に答え、下(しも)は即ち皇孫(すめみま)の正(ただしき)を養いたまいし心を弘(ひろ)めん。然して後に六合(りくごう)を兼ねて、以って都を開き、八紘(あめがした)を掩(おお)ひて宇(いえ)と為すこと亦可(し)からずや」
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 八紘一宇は、日本国と日本民族を対象にした日本列島限定であった。
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 日本の大家族主義である「八紘一宇」は、ここに誕生した。
 皇道とは、島国世界で、消極的に閉じ籠もり、全ての日本人が家族のように和気藹々と助け、支え、励まし、慰め合って生きると言う事である。
 決して、大陸世界のように、積極的に飛び出し、他者を征服する思想ではない。
 島国日本は、凶暴な大陸や陰険な半島に恐怖して逃げだした気の弱い日本民族日本人が建国した国である。
 風の音でもビクビクとする気が小さい日本民族日本人は、皇道を、庇って慰めてくれるような母親の温もりとして縋り付いて生きてきた。
 弱い人間ほど、礼儀正しく誠実を旨として嘘偽りや言い訳をせず、騙されてもなを人を信じようとする。
 お人好しで人が良いのは、弱い人間だからである。
 「おもてなしの心」も、他人に嫌われたくない、憎まれたくない、恨まれたくない、傷付けられたくないといった気の弱さの現れである。
 ゆえに。日本人は、中国人や朝鮮人とは正反対である。
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 日本とは、天皇を戴く、白黒をハッキリさせる事なく曖昧のまま、あやふやで矛盾を抱えながら存在する国であった。
 日本には中華世界のような易姓革命は起きず、万世一系男系天皇(直系長子相続)が民族に中心で永遠に継承され、存在してきた。
 伝統と文化と宗教によって天皇は神聖を持ち、日本民族からこよなく畏敬と尊重の対象であった。
 本来。天皇とは、元首的性質を持つが俗世的な指導者としての元首ではなく、憲法改正で否定される薄っぺらな存在でもない。
 天皇の存在自体が、日本の文化であり、日本の伝統であり、日本の宗教であり、日本そのものであった。
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 サムライは、現代日本人が捨てた「仰いで天に恥じず、伏して地に恥じず」を信条とし、現代日本人が捨てた日本民族の「志」と「心」と「信義」の為に「死する事」を覚悟していた。
 それが、靖国神社の精神である。
 現代日本には、守るべきモノの為ならば自己を犠牲にするという靖国神社の「まこと」はもうない。
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 日本は、安全地帯でノホホンとしていた分けではない。
 近隣に味方を持ず、外敵に囲まれているだけに、いつ如何なる時も油断せず、国内分裂を極力回避し、全会一致で団結して対処するしかなかった。
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 天皇制度国家日本は、キリスト教列強の植民地にならない為に、富国強兵と殖産興業の軍国主義政策を採用した。
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 吉田松陰靖国神社松陰神社)「草莽崛起(そうもうくっき)」
 全ての民衆が、身分制度に囚われる事なく自分の権利に目覚め、天皇と御国を外敵の侵略から守る為に立つ上がるべきであると説いた。
 靖国神社における、西洋列強の侵略から天皇と日本を守ろうとした積極的防衛論は、軍国主義の元凶として否定された。
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 『志』と『気概』と『体面』を持って、『毅然』と『恫喝』や『脅迫』や『威嚇』という、内政干渉的な外圧を排除した昔の島国日本。
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 西郷隆盛「文明とは、道義があまねく通っている事を称える言葉であり、宮廷の荘厳さ、衣服の美麗さ、外観の浮ついた華やかさを言うものではない」
「本当に西洋が文明ならば、未国の国に対しては慈愛を根本とし、懇々と諭して開化に導くべきものを、そうではなく、」未開蒙昧の国に対するほど、むごく残忍なる事をして己の利益を図るのは野蛮じゃ」  
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 大宅壮一「皇室の一番大きい使命は、皇室そのものを存続させることである。その皇室の中核体をなしているのが天皇である」(『実録・天皇紀』)
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 アメリカは、排他的で不寛容な絶対的価値観で、異教徒国家日本をキリスト教化して西欧的キリスト教文明国に生まれ変わらせようとした。
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 昭和天皇A級戦犯は、アメリカとの戦争は勝ち目がない事を知っていただけに、大陸からの撤退するという、屈辱を忍んでも日米戦争を回避するべく譲歩に譲歩を重ねた。
 そして、国際的ユダヤ人資本家の欧米列強内での影響力を高く評価して、4万人以上のユダヤ人難民をナチス・ドイツの迫害から助けた。
 だが、日本の常識である弱者への「惻隠の情」は、弱肉強食の国際社会では通用せず怒りを買った。優生学による人種差別主義を常識とする国際世論は、日本バッシングを求めた。
 欧米諸国は、日本の侵略行為に対する経済制裁として、日本への資源の輸出を許可制として禁止し、日本製品の輸入を制限した。各国の市民団体も、日本軍に攻撃されている中国人民への支援として、日本製品不買運動を展開した。
 欧米のユダヤ人財閥は、地下資源の無い日本国家を世界市場から完全追放した。日本経済は、海外依存度が強かっただけに破滅的打撃を被り、脆弱な基盤を強化する為に自給自足目的の統制体制を採らざるを得なかった。だが、その日本中心の独自路線が、さらにユダヤ人財閥の怒りを買った。
 国際連盟などの国際機関は、日本の独立国としての「自衛権」を認めていなかっただけに、日本が主張する国益と自国民を守る為の「正当防衛」を犯罪行為と糾弾した。
 信仰心篤いユダヤ人の多くは、「唯一絶対神の恩寵に感謝するが、人間からの恩義は信用しない」という人間不信から、異教徒日本人の救済を信用せず、中国の抗日武装勢力や朝鮮の反日派テロ組織を全面的に支援していた。
 当然の事ながら、神を僭称する現人神・天皇天皇崇拝者(A級戦犯)に対して、不寛容な絶対神との「信仰に関する契約」から殺されようとも決して感謝はしない。
 それどころか、絶対神の不変の「真理」を守る為には、滅ぼすべき悪魔的人間にすぎない。
 ユダヤ教徒で、異教の神である天皇を擁護する者は絶対神への裏切り者として告発し、絶対神への信仰への背信行為であると糾弾した。
 ユダヤ教徒は、決して現人神・天皇を認めなかったし、神を僭称すること自体が許せなかった。
 日本国内の独立派朝鮮人地下組織は、反天皇反日の爆弾テロ事件を増加させていた。
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 キリスト教圏のナチス・ドイツが行ったユダヤ人へのホロコーストは、歴史的事実として存在する。
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 ユダヤ人社会は、世界では珍しい女系制社会である。
 父親が非ユダヤ人であっても、母親がユダヤ人であれば、その子供は自然とユダヤ人と認められた。
 ユダヤ人思考とは、女系社会を普遍的理想世界として神聖視する事である。
 ユダヤ人の理想は、女系制の下で全人類をユダヤ人に生まれ変わらせ、反ユダヤ人の国家を根絶し、非ユダヤ人の民族を死滅させ、全ての国境を地球上から消滅させ、唯一の人類であるユダヤ人が自由に往来できるようにする事である。
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 改宗者ユダヤ人は、万世一系男系天皇(直系長子相続)を廃止し、異教徒国家日本をキリスト教価値観で改造しようとしていた。
 ユダヤ人は、排他的で日本の敵であった。
 普遍宗教を信仰するキリスト教ユダヤ人は、日本をキリスト教化する為に民族宗教神道を神の「聖なる火」で焼き尽くすべく布教活動を行っていた。
 歴史的事実として。普遍宗教は、地球上で数多くの民族宗教を消滅させてきた。
 キリスト教は、不寛容に、地球上から多くの民族宗教を抹殺してきた。
 日本に敵意を抱くアメリカ系ユダヤ人組織は、反日意識の強い共産主義信奉者ユダヤ人(ニューディーラー)と在米ユダヤ・ロビーに活動資金を与え、政府に反日強硬政策を採用し実行させる様に政治圧力を加えていた。キリスト教会は、全面的に支援をしていた。
 マルクス主義者は、反宗教無神論で、天皇中心の日本神話で生きる日本文明国からすべての神を抹殺しようとした。
 国際的ユダヤ人金融資本は、大東亜金融・経済(円貨経済)圏で独自の民族資本を育成しようとする日本を排除するべく、日本人内通者や朝鮮人協力者と共に日本企業をアジアから追い出すべく謀略をめぐらした。
 アメリカ、イギリス、ナチス・ドイツなどにある世界有数の軍需産業は、ユダヤ系金融機関から多額の融資を受けて最新鋭の武器を生産し、中国やスペインなどの紛争地域で戦っている諸勢力に湯水の様に供給していた。
 欧米列強は、国内産業の発展の為に中国市場に販路を拡大するべく、中国に巨額の借款を行い、軍事顧問団を派遣していた。中国側の好意を獲得する為に、自国の正規兵を国際義勇軍として中国軍に参加させた。
 彼等は、日本を絶望的戦争に追い込む為に、経済制裁はもとより、天皇暗殺未遂や在外邦人の殺害など、ありとあらゆる手段を講じていた。
 日本の一部の狂信的キリスト教徒と日本人共産主義者は、反天皇・反神社という目的で協力していた。
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 国際共産主義者であるニューディーラー達(大半がユダヤ人)と民主党リベラル派(ユダヤ人資本の献金と選挙票の恩恵授受者)は、日本の左翼・左派勢力を支援すべくGHQの民間情報教育局(CIE)を指導して、自衛権を制限した「9条」を備えた平和憲法を制定し、天皇中心の皇国史観を否定し、人民中心のマルクス主義史観(階級闘争史観)を日本の戦後教育の基本とした。
 そして、反日天皇派日本人や金儲け主義日本人の協力を得て、世界革命を実行する為に数万人の急進的活動家を日本社会に潜入させた。
 GHQの民政局は、フランクフルト学派のドイツ系ユダヤ人の影響を強く受けていた。
 彼等は、日本の子供達から自分で考え、自分で判断し、自分で行動するという主体性を奪った。外圧を受け入れて「イエス」と従うだけの愚民とすべく、民族性や人間性を完全消滅させるべく洗脳を行った。日本史を暗黒史であるという自虐史観で、自分の父親や祖父は大陸を侵略し無実の人々を大虐殺した凶悪犯であると教えた。
 数十万人の日本人共産主義者は、国際的共産主義信奉者ユダヤ人に協力して、日本を東アジア化(中国化)する事を大義とした。
 反日の中国や韓国・北朝鮮は、反戦平和の友好的日本人や良心的日本人の協力を得て日本悪玉史観を子供達に教え、その証拠として日本政府から謝罪と反省と賠償を引き出している。
 戦後民主主義教育の実態は、多種多様で融通無碍の日本価値観を否定し、発想力豊かで柔軟性を持った日本人の感性豊かな思考を劣化させ硬直化して、幼稚に愚民化するジェンダーフリー教育である。
 自分を犠牲にして他人を助けるという気骨や、強い者に媚び諂わないという心意気や、強い者を懲らしめて弱い者を助けるという気概を奪い、日本人を軟弱化してその心に負け犬根性である卑劣、卑怯、卑猥を是とするゲスの根性を植え付けた。
 伝統的な相手を思い遣るという「やむにやまれぬ」民族価値観を侵略の温床と完全否定し、東アジア諸国との平和友好の協調を天皇・国家・国民といった国益よりも上に置いた。
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 ヤコブ・モルガン「日本が真に国家の行く末を考える有能な政治家を持つことが出来ず、世界の幼児として荒波にただ浮遊するならば、日本人は世界でも最も悲惨な民族となるであろう」「民主主義は欧米が持ち込んだイデオロギーだが、国民が愚民であれば民主主義は『悪魔の道具』となる」(『最後の強敵日本を撃て』)
 左翼・左派系の反戦平和市民団体やNGO (非政府系)の人権保護団体は、日本を中国的に大改造するべく、在日外国人への選挙投票権(将来的に国政参政権)及び公務員採用への道(将来的に中央官庁の官僚)、1,000万人以上の外国人(選挙権を有する事が可能な成人、主に男性)の大量移住、日本人の権利を制限しても外国人差別を禁止する人権擁護法などを認めさせようとしている。
 一部の政治家やキリスト教徒や仏教徒は、この運動を日本の国際化であるとして協力している。
 彼等がいう外国人とは、反天皇はもちろん嫌日侮日敵日意識の強い中国人や韓国人・朝鮮人ら東アジア人達である。
 彼等は主張する、「日本は、日本人だけの日本ではない」と。
 そこには、日本国家とか、日本民族は存在しない。彼等にとって大事なのは自分一人の信念であって、国民同胞の生命財産ではない以上、国家が崩壊しようと、民族が死滅しようとも痛痒を感じない。
 彼等は、革命戦士として死ぬ事を恐れないし、自分の死をも恐れない。当然、他人の死さえも無感動で無関心である。
 むしろ、より多くの人の死を必要な犠牲と正当化している。彼等が求めるのは、プロレタリアによる共産主義革命を成就する為の内戦である。
 ゆえに、左翼や左派勢力はファシスト軍国主義者などの極右勢力同様に流血を好む。
 混乱と動乱を切望する彼等は、治安と秩序、安定と発展の源泉である天皇制度の廃止と日米関係の破壊を主張して止まない。
 「1,000万人ゆけど、吾ゆかぬ」が、彼等の絶対的信条である。つまり、大陸的個人主義で1,000万人の日本人同胞が死のうがどうなろうが、「個」の自分一人が生き残れば良いと割り切っているのである。
 民族の伝統を重んずる、「補完共生の絆」という日本的集団主義の完全否定である。
 事実。日本人共産主義者は、戦前・戦中に兵役を拒否して国外に逃亡するか、逮捕され戦争が終了するまで命の危険のない田舎の刑務所に収監されていた。
 彼等は、国際派知的リベラルとして、天皇を意識した民族主義愛国心や祖国愛などには全く興味がなかったのである。
 国益の為に特攻などで戦死した10代後半から20代の若者を、強制された可哀相な犠牲者と捉え、若者の追い詰められた決意を美化する事なくけなしにけなしている。
 彼等の真の狙いは、日本の全ての「絆」の破壊である。国家、社会、家庭、家族そして人と人との心を通わす「絆」を、他人を踏みつけにする「エゴだけの『個』の確立」の為に木っ端微塵に打ち砕いた。
 その結果として、年々、兇悪犯罪の低年齢化と自殺が増加し、青少年の心は蝕まれ、家族の絆を消失した孤独死や無縁死が増え、祖先に対する尊厳が無く親からの名前に愛着を持たず戸籍を売る者も現れ、社会は殺伐として人の「心」を失い崩壊へと向かっている。
 今や、神代から受け継がれた「言霊」を秘めた心温まる心根は死滅し、心無きまやかしの言葉が横行して、上っ面だけの美辞麗句が日本から祖先神・氏神の心ある「絆」を消滅させようとしている。
 彼等の狙いは、民族の誇りである「心」と「絆」を、「人の尊厳」を、マルクス主義という土足で踏みつけにする事であった。
 彼等は、祖先神・氏神から民族の物語として語り継がれた「ひ弱な日本」を、アジア・中国の一部として地上から抹消しようとしている。
 国歌「君が代」と国旗「日の丸」は、アジア侵略戦争や人道に反する戦争犯罪に使用された、呪われた物であるとして反対している。
 学校の卒業式や国体などの公式行事はもちろん、オリンピックやワールドカップの国際行事でも、その使用は被害を受けた人々の気分を害する行為であるとして猛反対している。
 日本社会党は、「非武装中立というスローガンで日本の防衛力を封じ、ソ連軍或いは中国人民解放軍の日本国内導入をもって日本を社会主義国化させる」事を確認した。
 『非武装中立論』「周囲を海に囲まれた日本は、自らが紛争の原因を作らない限り、他国から侵略される恐れはない」「凶器を持って押し入って来るのは、空き巣やコソ泥ではなく強盗だという事です。強盗は鍵がかかって居ようと居るまいと、錠前なんかは打ち壊して侵入してくる」「強盗に押し入られた時、私達は『抵抗せよ』と教えたり教えられたりしているでしょうか。この場合の抵抗は、死を招く危険の方が強いことを誰でもが知っています」「思い切って降伏した方がよい場合だって有るのではないか」
 ヤコブ・モルガン「民主主義は欧米が持ち込んだイデオロギーだが、国民が愚民であれば民主主義は『悪魔の道具』となる」
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 現人神信仰を持つ昔の日本人は、祖先神・氏神の子孫として、神となった祖先の「血」と「心」と「魂」を継承し、神の子孫・氏子として自分の祖先神・氏神を神社に祀った。
 ゆえに、日本国籍日本民族日本人という。相手を想い、弱い者を苛めるのは罪ではなく「恥」とし、「弱い者いじめ」を人間の風上にも置けない行為と最も嫌った。
 弱い者は、弱さを理由に傲慢になる事を「恥」とした。世間も、弱さを言い訳に、他人に迷惑をかけ傍若無人に振る舞う事を許さなかった。
 現人神信仰の生き方は、補完共生の助け合いにあった。
 神道最高神は、皇室の祖先神である女性神である。女性神最高神とする原始社会では、男性蔑視はあっても女性差別は起きづらい。
 キリスト教会は、天皇を中心とした民族的祖先神信仰を否定し、信者に対して神社での行事に参加しそして参拝する事を禁止した。
 同時に、伝統的神社行事を公式行事として行う事にも、憲法で保証している「信教の自由」「信仰の自由」「政教分離の原則」などで猛反対している。キリスト教徒の先祖とは、神が自らに似せて土やチリで作った男性・アダムであり、アダムの肋骨から作られた女性・イブである。
 ゆえに、女性は男性の所有物とされ、女性蔑視から人権が制限された。女性解放は、キリスト教世界から始まった。
 科学至上主義者である無宗教反神論の日本人共産主義者社会主義者無政府主義者らは、無国籍に憧れ、信仰心を否定するだけに、彼等の祖先は宇宙に一つしかない単細胞のバクテリアや珪藻である。
 つまり、日本民族日本人である事を捨てた彼等は、下等生物の子孫であって、宗教性を持った人の子孫ではない。
 ゆえに、科学的に「命の尊厳」を感じても、宗教的に「魂の重み」を認め無い、幽霊の様な実態を持たない地球人日本人と言われている。
 彼等にとって尊重すべきは、祖先の心と命を受け継ぐ自己抑制ができる「人」ではなく、生物学的な生理現象に素直に生きる個体としての「オスとメス」のみである。
 社会的な一切の束縛から解放された、他を排除した「完全な自由」を手に入れた野生児的人型生物である。
 レーニン共産主義者は、目的を達成する為なら、誤魔化し、偽り、出来る事なら何でもやる覚悟が出来ている!」
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 ラフカディオ・ハーン小泉八雲)「日本の国民性のうち、利己的な個人主義が比較的少ないことは、この国の救いであり、それがまた、国民をして優勢国に対して自国の独立をよく保つことを得せしめたのである。このことに対して、日本は、自国の道徳力を創造し保持した、二つの大きな宗教に感謝してよかろう。
 その一つは、自分の一家のこと、もしくは自分のことを考える前に、まず天皇と国家のことを思うことを国民に教え込んだ、かの神道である。それともう一つは、悲しみに打ち勝ち、苦しみを忍び、執着するものを滅却し、憎悪するものの暴虐を、永遠の法則として甘受するように国民を鍛えあげた、かの仏教である」(『心』)
 そこには、中国や朝鮮が全面採用した儒教道教など中華思想である諸子百家は含まれていない。
 「これまで日本の宗教に関する問題は、主に日本の宗教をあしざまに非難する反対論者の手によって書かれてきたものばかりで、そういう反対論者でない立場の人たちは、この問題を全く無視してきた。しかし、この問題がいつまでも無視されたり、誤り伝えられたりしている間は、日本に対する本当の知識は、絶対に得られるものではない。いやしくも一国の社会状態を本当に理解しようと思ったら、どうしてもその国の宗教のあり方を─それも、ただうわべから見ただけではなく、そうとう深く突っ込んで知らなければならない」(『日本─1つの試論』)
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 中江兆民「天子様の尊きことはこの上ない事で、我々平民や政府が云々言えるものではない。天子様は政府方、人民方のどちらでもなく、国民の頭上にましまして、その尊いことは神様もどうぜんである」
 中江兆民は、ルソーの「社会契約論」を日本の精神風土に合う様に解釈して「民約論」として紹介したが、皇室への尊崇は強く永遠に栄える事を願っていた。
 神の裔・万世一系男系天皇(直系長子相続)がある限り、万民の権利は守られ、万民は平等で、殺伐とした無秩序に落ちる事はないと。
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 現代日本集団主義とは、個人の人格、性格、才能、特技、趣向、知識、意見、認識、価値観など多くの個々の人間性に制限を加え、仲間内から異質を完全排除し、画一で統一された行動をようとする排他的閉鎖的「グループ」である。
 欧米の個人主義とは、異質排除の日本的グループではなく、異質参加の開放的「チーム」である。
 現代日本の組織は、同じ日本人だけで部屋の隅に集まってひそひそ話で物事を決める。
 日本的グループは男だけの群れとして、外国人はもとより、同じ日本人の女性まで除け者にして排除している。
 深刻な少子高齢化時代に突入しようとしている現代日本で、硬直した古い儒教的価値観で女性を蔑視し排除しようとすれば、日本の再生どころか、日本そのものが消滅する。
 それを期待している進歩的日本人が存在するのは、事実であるが。


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日本文明・世界最強の秘密

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