💸11¦─3─中国家電メーカーは日本の技術で日本家電市場を席捲する。テレビ。〜No.47 * 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本家電市場で安価な家電を販売している、中国企業、中国系日本企業、韓国企業。
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 日本企業は、中国企業に技術を売り渡し、その日本初技術で市場を奪われている。
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 2017年9月10日号 サンデー毎日「低迷するテレビ市場が急回復?
 〝買い替えバブル〟は到来するか
 低迷を続ける国内のテレビ市場が急回復する可能性が出てきた。今後数年でテレビ市場が上昇に転じ、『テレビメーカーだけでなく、家電量販店の収益にも追い風になる可能性が出てきた』(電機業界アナリスト)というのだ。
 テレビ市場は2009〜11年に政府が導入した『家電エコポイント制度』、さらに11年の地上デジタル波放送への移行が重なり、いわば駆け込み需要によって爆発的に拡大した。ピーク時(10年)には約2,500万台の販売を記録したほどだ。とえいわけ液晶技術に強かったシャープは、この〝テレビ特需〟で一山当てた。
 だが、12年以降はその反動に見舞われ、シャープやパナソニックソニーなど大手電機企業が軒並み業績悪化に追いこまれた。過去5年間をみても、年間500万〜600万台と低空飛行を続けている。とりわけシャープは16年2月には電子機器の受注製造で世界最大手の台湾・鴻海精密工業に事実上買収された。
 国内電機大手関係者がこう振り返る。
 『シャープの経営悪化は、政府のエコポイント制度によるところが大きい。もちろん、最終的には民間企業のシャープに経営責任があるのは当然だが、同情せざるを得ない』
 では、冷え込んでいたテレビ市場が盛り返す理由とは何か。関係者によると、〝テレビ特需〟からすでに5年以上が経過したため、〝買い替えバブル〟が到来するとみられる。2000〜08年平均の年900万台規模まで回復すれば、現在の約1.8倍となる。
 とはいえ、国内メーカーではパナソニックソニーもすでにテレビを主要事業から外している。半面、韓国LGエレクトロニクスや中国ハイセンスなど中韓メーカーが日本市場でも頭角を現しそうだ。そして、8月31日にテレビの新製品を発表するシャープも台湾資本となっている。
 ヤマダ電機ヨドバシカメラなど家電販売大手には朗報ではある。だが、日本メーカーの影が薄いとは、何とも皮肉な話だ。(谷口健)」
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 9月1日 産経ニュース「シャープ、世界初の8Kテレビ発売へ 70型で100万円前後
 シャープが発売を発表した世界初の8K対応液晶テレビ=31日午後、東京都港区(宮川浩和撮影)
 シャープは31日、超高精細な画質「8K」に対応した世界初の液晶テレビを発売すると発表した。10月に中国で販売を開始し、日本では12月に売り出す。8Kを成長戦略の柱に据えており、対応製品やサービスも充実させて、世界規模での市場開拓を目指す。
 8Kはフルハイビジョンの16倍の解像度を持つ。シャープは既に業務用の8K対応液晶ディスプレーと受信機を販売しており、8Kの実用放送が平成30年12月から始まるのに先立ちテレビの販売に乗り出す。東京都内で記者会見した西山博一取締役は「業界に先駆けて続々と商品を投入し市場を切り開く」と強調した。
 テレビは70型で、現行の地上デジタル放送を8K並みの画質に変換して見ることもできる。日本での市場想定価格は100万円前後(税抜き)、月200台の販売を目指す。8K放送の視聴に必要な受信機は30年末に発売する。高解像度テレビの需要が大きい中国では日本の10倍となる月2千台程度の販売を見込む。販売地域の拡大も検討する。」
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 日本家電市場における、中国企業・中国系日本企業・韓国企業の占有率が高まっている。
 日本の消費者は、高額な日本メーカーの製品を買わず、低額の外国メーカーの製品を購入する。
 機能的には、日本メーカーの製品も外国メーカーの製品もあまり差はない。
 外国メーカーの製品は「安かろう悪かろうという」という時代は昔の事で、今では外国メーカーの製品は世界で通用している。
 日本メーカーは、外国メーカーとの競争に敗れたのである。
 メイド・イン・ジャパンは国内で売れても、国外市場で爆発的に売れている分けではない。
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 政府・官庁の経済政策で、日本の製造業は衰退に追いこまれ、経営破綻した日本企業は中国資本に買収され中国企業の傘下に組み込まれた。
 優秀な日本人人材は、高給料と自由な研究開発といった好条件で中国企業や韓国企業に転職し、世界に通用する高度な日本技術が大量に国外へと流出した。
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 先が読めない経営者によって、日本企業は往年の活力と魅力をなくした。
 その責任を誰も取らない。
 責任を取るべきはずの政治家・官僚・企業家らは、責任を取らないのは日本人特有の無責任体質にあり、それは戦前の軍隊組織と戦後に退位しなかった昭和天皇にあると決めつけ、醜態を晒しながら逃げた。
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 サムライ・武士は、先の先まで読み、如何なる状況に至っても良い様に対策を練り、準備を怠りなく整えて事に当たった。状況が急変し思わぬ方向に至っても対処できるように、柔軟に身を構えていた。
 現代の日本人は、戦前の日本人と比べてもサムライ・武士的素養は絶無である。
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 昭和天皇天皇としての責任の取り方とは、退位して逃げ隠れせず、天皇の位に留まり危険を承知で国民の前に立ち姿を晒し続ける事である。
 国家元首の戦争責任の取りかとして教訓としたのは、敗戦と共に国外へ亡命したドイツ皇帝ウィルヘルム2世や暴力的共産主義革命で退位して人民裁判で処刑されたロシヤ皇帝ニコライ2世であった。
 昭和天皇は、戦前でも戦後でも、朝鮮人テロリストや日本人共産主義者による暗殺テロの標的として付け狙われていた。
 昭和天皇は、戦場には立たなかったが、後方にあっても暗殺テロの標的として生死の関頭に立っていた。
 暗殺されるという命の危険がない現代日本人が、自分の無責任を誤魔化すために戦争責任で退位しなかった昭和天皇の無責任を言い立てて逃げ回ることほど見苦しい醜態はない。
 子供に見せられない、大人としての、人間としての恥曝しである。


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