🎻64:─3─平成の玉音放送は東日本震災の被災地・被災者と全ての国民に勇気を与えた。2011年3月11日〜No.178No.179No.180 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 人は、逆境や困難に追い込まれた時に発言と行動で隠していた本性・本心が現れる。
 同様に、親しくしている友人や知人も、逆境や困難に苦しんでいる時にどういう態度を取るかで、本当の友人や知人か、さもなくば口だけの陰湿・陰険な偽物かが分かる。
 それは、甚大なる災害が発生した時に我欲・強欲に駆られて暴動や略奪、暴行や強姦、放火や殺人を起こすかどうかで、一目瞭然、その人間の内面が分かる。
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 天皇の御言葉が人々の心に染み渡って安心・安全・安定をもたらすのは、人が創った憲法・法律に基ずく政治的天皇制度ではなく、他にかえ代えがたい特定の男系血筋・血統に基づく天皇・皇室であるがゆえである。
 それは、キリスト教の様な宗教でも、マルクス主義共産主義)のようなイデオロギーでも、人間主義人道主義・人権主義・ヒューマニズムなどの哲学・思想でも、天皇の御言葉には叶わない。
 が、天皇の御言葉が通用するのは、日本列島、日本国、日本民族帰化人(渡来人ではない)といった狭い空間のみである。
 その根拠が、大家族主義の八紘一宇である。
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 2012年 中国共産党は、ロシアと韓国に対して「反日統一共同戦線」の結成を提案した。
 ・中国、ロシア、韓国3ヵ国で「反日統一共同戦線」をつくる。
 ・中国、ロシア、韓国3ヵ国で、日本の領土要求を断念させる。
 ・「断念させるべき領土」とは、北方領土4島、竹島尖閣諸島及ぶ沖縄である。
 ・日本に沖縄の領有権はない。
 ・反日統一共同戦線には、米国も引き入れなければならない。
 中国共産党は、大災害で甚大なる被害を被って疲弊した日本に対して、日中戦争、太平洋戦争に勝利した栄光ある対日戦線を再び築こうとした。
 そして、日本国内で暗躍する、反天皇反日的日本人、日本人天皇制度廃絶論者、日本人反天皇主義者達。
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  平成23(2011)年3月11日 玉音放送
 「この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震津波による死者の数は日をおって増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何も増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。
 自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内の様々な救援活動に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救護活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたいと思います。
 今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者と共にあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
 海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示しているおとに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心(ちゅうしん)より願っています。
 被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています」
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 キリスト教世界でも、イスラム教世界でも、儒教世界でも、ましてや共産主義マルクス主義)社会でも、世界社会では例外なく災害や戦争などが起きると暴動や略奪、暴行や強姦、放火や殺人が多発して治安が悪化して法秩序を失い無法地帯と化す。
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 日本民族日本人は、自分の一時の感情(喜怒哀楽)に囚われ荒れ狂う事はなく、自制が効いた控えめな笑いを絶やさない、爽やか朗らかな笑顔を見せる人である。
 日本民族日本人に笑顔・笑いをもたらしているのは、万世一系男系天皇制度(直系長子相続)が盤石に、そこに存在するからである。
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 日本民族日本人は、漢族系中国人や朝鮮人(韓国人・北朝鮮人)とは違うのである。
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 天皇制度とは、弱者や貧者、被災者や病人に寄り添う伝統的日本制度である。
 故に、天皇・皇族・皇室を命を捨てても守ろうとした熱烈な勤皇派・尊皇派は、下級武士、身分低き庶民(百姓や町人)、貧しい下層民(歌舞伎役者のような芸能の民)、唾棄される賤民(非人や穢多)、差別される部落民(山の民・川の民・海の民)達であった。
 日本のナショナリズム民族主義国家主義国民主義)の本当の担い手は、社会の恩恵が受けられない底辺で生きる人々であった。
 彼ら、キリスト教共産主義マルクス主義)の敵であった。
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 玉音放送で被災者と被災地に思いをはせた天皇
 無様な事故対応を繰り返して被害を拡大した、中央の政府・政治家・官僚・企業家・専門家達。
 被災現場で必死の活動を続ける、地方の自衛隊隊員、警察官、消防士、地方自治体の職員、助け合う被災者達。
 高学歴出身知的エリートは、口先で科学的合理的論理的な正当論・技術論を語るが、実際の現場での行道は少なかった。
 地方の思いは、中央に届く事が少なかった。
 中央は、現地の状況を知ろうとせず、現状にそぐわない命令・指示を出し続けた。
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 災害被災地、特に福島の原子力発電所事故の被災者とその子供に対する、心ないイジメや嫌がらせ、差別が横行した。
 日本人の偽らざる本性は、そこにある。
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 2019年6月号 WiLL「日本の繁栄と令和の御代
 平成の玉音放送トモダチ作戦を招(よ)んだ   矢作直樹
 国民を置き去りに東京を離れることはない──日本は『平成』も天皇に守られた
 変わらないご存在
 ……
 そのご様子を見て、天皇陛下が国民を『大御宝(おおみたから)』とお呼びになられる理由を肌で実感することができました。
 私が陛下のご存在の大きさを感じたのは、東日本震災直後の2011年3月16日、国民に対し『おことば』を発せられた時です。これは、『平成の玉音放送』と言うべき大きな影響力がありました。
 この玉音放送を賜(たまわ)らなければ、米国政府が本気で対日支援──トモダチ作戦を含めた支援・介入をすることはなかったでしょう。最悪の場合、東日本に人が住めなくなるという状況に陥(おちい)っていたかもしれません。
 事実、米国の外交官だったケビン・メア氏は自著『決断できない日本』(文春新書)の中で、玉音放送を梃子(てこ)として、米国政府が日本政府に対し総力を挙げて原発事故に対処するよう注文を付けたことを明らかにしています。
 当時の日本は民主党政権であり、およそ『国益』というものをまったく考えていない、まさに日本人とは思えない人たちが政治の中枢にいました。発災後、家族を近隣諸国に避難させていた国会議員もいるのですから、そう思われるのも無理はないでしょう。
 しかし、今上陛下が私たち国民を見捨てることはありませんでした。畏れ多くも、私が3月15日に続いて17日に宮内庁関係者に連絡を入れたところ、陛下は国民を置き去りにしてまで東京を離れないということを伺い、『これで日本は大丈夫』と思ったものです。
 同じようなことは、戦争中にもありました。戦局がいよいよ深刻化してきた1944年7月、軍部が御座所と大本営を長野県松代に移動する意向をご相談申し上げたところ、昭和天皇は『自分が帝都を離れては、国民に不安感と敗北感を抱かせる恐れがある』と反対されたといいます。翌年、『新大本営』工事完成報告と、再度のご移動の要請をしても『私、国民と一緒にここで苦痛を分け合う』とおっしゃられたそうです。
 東日本震災は869年5月の貞観(じょうがん)地震の再来と言われます。この年は、6月に新羅の入寇新羅の海賊が博多に上陸して朝調{こうちょう}船を襲撃、略奪行為を行った)、7月の肥後国台風での高潮被害などが起こり、トラブルの多い年でした。まさに『歴史の繰り返す』という言葉どおり、政治と社会の混乱に共通性が窺(うかが)えます。
 当時19歳の清和天皇(在位858~876年)は、同年10月に『陸奥震災賑恤({しんじゅつ}、困窮者に救済を施すこと)の詔(みことのり)』を宣(の)らせ給い、死者の埋葬、被害の大きい者に税や労役の免除など、被災者たちの救済をなされました。
 『ご意志』の強さ
 それにしても、陛下のご意志の強さには驚かされます。
 東日本震災の発災当時、77歳であられた陛下は、被災者の身を深くご案じなされ、7週連続で被災地を行脚されました。
 そのお疲れもおありだったでしょう、秋には体調を崩され当院にご入院されました。
 ……
 『特別の力』で
 『天皇』の役割を端的に申せば、日本の最上位に位置する『祈る人』と言えるでしょう。
 そして、今も陛下は日本の平和と安寧(あんねい)を祈る、最も重要な祭主としての役割を『特別の力』をもって担ってくださっているのです。
 『特別の力』について説明するには、天武天皇(673~686年)まで遡(さかのぼ)る必要があります。天武天皇は、仏教の振興のために数々の施策をうち、さらに古神道を衷心に据(す)えた信仰が必要であると感得(かんとく)され、伊勢神宮式年遷宮(20年ごとに二つの正宮の正殿、14の別宮の全ての社殿をつくり替えて神座を遷す行事)を制定なさいました。
 ……
 『感謝』の気持ち
 ……
 『平成』は利益の追求が何よりも優先され、『公』より『個人』に重きが置かれました。
 また、権利ばかりを主張して、自分を省(かえり)みず他人に責任を転嫁する──自分に甘く、他人に不寛容な社会になってしまったと回顧できるのではないでしょうか。
 このような日本人の『劣化』は、突き詰めると天皇陛下への意識に行きつくのだと思います。つまり、ご自分のことは二の次に、国民を第一にお気にかけられてこられた天皇陛下への感謝を忘れてしまったことが、日本人、ひいては日本という国が融解してきた原因に思えてならないのです。
 『令和』の時代が始まります。国民が天皇陛下に思いを馳(は)せることで、日本は一つになれる──ご譲位を、日本を取り戻すいい契機にしたいものです」
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 日本が、信用し信頼できるのは、アメリカ、イギリスなどの西洋諸国や台湾、インドなどのアジア諸国中南米・アフリカ諸国である。
 日本が、信用できない、信頼できないのは、中国共産党政府、韓国・北朝鮮、ロシアなどの近隣諸国である。
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 玉音放送ができるのは、正統な血筋・血統と皇統で即位されている無私無欲の天皇御一人だけである。
 血筋・血統とは、最高神である女性神天照大神からの男系子孫である。
 皇統とは、初代神武天皇からの男系子孫である。
 突き詰めれば、皇室の正統は男系という血筋・血統である。
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 日本は、自然災害多発地帯である。
 頻発する自然災害に対して、如何なる宗教も無力であり、如何なる哲学・思想・主義主張も無意味であった。
 甚大な自然災害に対処できるのは、天皇・皇室の皇道しかなかった。
 皇道の源流は、自然と共に生きていた縄文時代にある。
 縄文時代、九州全体を焼き払い、西本に甚大な被害をもたらした大噴火が鹿児島や熊本で何度も発生していた。
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 日本民族日本人は、巨大な災害で夥しい犠牲者と甚大な被害を受けても日本を見捨てて中国や朝鮮などの外国に逃げようとはしなかった。
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 昔の日本民族日本人は、如何なる状況追い込まれて泣いて悲嘆に暮れたが、翌日には笑顔で昇り来る太陽を拝んで迎えた。
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 天皇の皇道とは、弱者や寄り添い、被災者と語り、癒やし励ます事であって、上から目線で慰め施す事ではない。
 それ故に、本当の勤皇派・尊皇派は、下級武士、身分低い庶民(百姓や町人)、貧しい下層民(歌舞伎などの芸能の民)、賤民(非人や穢多)、部落民(山の民・川の民・海の民)達であった。
 そうした勤皇派・尊皇派は、外国の侵略(特にロシアの侵略)から天皇・皇室そして神の国日本を軍事力で守る為に、徳川幕府を暴力的に倒し、天皇の権威を利用して武士の支配を終わらせた。
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 天皇制廃絶論者や反天皇反日的日本人は、被災地・被災者を想い全国民に願う天皇玉音放送を否定した。
 反天皇反日的メディアも、玉音放送をその時だけ報道しても、それ以降は取り上げる事はなかった。
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