⛿8¦─3─中露の戦略爆撃機、日本海上空で合同パトロール。空自スクランブル。米軍爆撃機が南シナ海飛行。〜No.38No.39No.40 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2020年12月22日20:25 産経新聞「中露の戦略爆撃機日本海上空で合同パトロール 昨年に続き2度目
 【モスクワ=小野田雄一、ソウル=名村隆寛】ロシア国防省は22日、中国人民解放軍と合同で、日本海東シナ海の上空で戦略爆撃機計6機によるパトロールを同日実施したと発表した。韓国軍合同参謀本部は同日、合同パトロールに関し、中露の軍用機が相次ぎ韓国の「防空識別圏」に進入したと発表した。
 アジア太平洋地域での中露合同パトロールは2019年7月に続き2回目。
 露国防省によると、ロシア側から2機、中国側から4機がパトロールに参加。両国の軍事協力の深化・発展が目的で、特定の第三国に向けたものではないとした。他国の管轄空域には入らなかったとも説明した。
 韓国軍によると、韓国時間の22日午前8時過ぎに中国軍機4機が朝鮮半島南西の東シナ海で中国と管轄権を争う暗礁、離於島(イオド)付近から韓国の「防空識別圏」に進入。ロシア機は15機だった。これらのうち2機は竹島島根県隠岐の島町)付近を通過した。
 韓国軍は戦闘機を発進させたが、領空侵犯はなかったという。中国側からは事前に「通常の訓練」との通報があったという。ロシアは韓国の防空識別圏は一方的に設定されたものであり、進入に際して事前通告の義務はないとの立場を取っている。
 19年の合同パトロールの際には、韓国軍が竹島周辺で、領空侵犯をしたとされるロシアの空中警戒管制機に警告射撃を行い、日本の自衛隊機も緊急発進した。
 中露両国は近年、中国がロシアの軍事演習に参加したり、ロシアが弾道ミサイルの早期捕捉システムの開発で中国を支援したりし、「準軍事同盟」とも称される関係を構築。軍事専門家の間では、中露にはアジア太平洋地域に強い影響力を持つ米国を牽制する思惑があるとの見方が強い。」
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 12月23日00:17 産経新聞「中露爆撃機、再び尖閣に向け編隊飛行 空自スクランブル
 防衛省統合幕僚監部は22日、日本海東シナ海を飛行した中国とロシアの爆撃機計6機に航空自衛隊戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。6機のうち、中露の爆撃機4機は東シナ海長崎県五島列島沖上空で合流し、尖閣諸島沖縄県)に向かって編隊飛行した。
 尖閣諸島に向かった4機は北緯27度あたりで針路を変え、そのまま編隊を維持して沖縄県沖縄本島宮古島の間の宮古海峡上空を通過した。4機はいったん太平洋に進出した後に引き返し、再び宮古海峡上空を抜けて北上した。
 空自がスクランブルしたのは中国軍のH6爆撃機4機と露軍のTU95爆撃機2機で、尖閣諸島に向けて飛行したのはH6とTU95のそれぞれ2機。中露両軍は昨年7月に「合同パトロール」を行った際にも尖閣諸島に向けて編隊飛行し、北緯27度線上空で進路を変えている。ただ、この際は中露の爆撃機が正反対の方向に分かれて編隊飛行をいったん解いていた。」
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 12月23日13:19 産経新聞「中露爆撃機による共同飛行「高い関心で注視」 加藤官房長官
 会見に臨む加藤勝信官房長官=23日午前、首相官邸(春名中撮影)
 加藤勝信官房長官は23日午前の記者会見で、中国の爆撃機4機とロシアの爆撃機2機の計6機が22日、日本海東シナ海の上空を共同飛行したことに関し「高い関心を持って注視している」と述べた。
 中露両軍の意図については「現在分析中であり、予断を持って答えるのは差し控えたい」とも語った。両国に対し、それぞれの外交ルートを通じて「関心」を表明したことも明らかにした。航空自衛隊による緊急発進(スクランブル)で対応したとも説明した。」
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 12月24日05:00 産経新聞「【主張】中露機の合同飛行 「尖閣竹島」への挑発だ
 島根県竹島(聯合=共同)
 中国とロシアによる軍事的挑発を看過することはできない。
 中露の戦略爆撃機計6機が22日、日本海東シナ海の上空を編隊を組んで飛行し、航空自衛隊と韓国軍の戦闘機がそれぞれ緊急発進(スクランブル)した。領空侵犯はなかったが、中露機の一部は日韓それぞれの防空識別圏に進入した。
 ショイグ露国防相プーチン大統領に中露機の「合同パトロール成功」を報告した。同様の合同飛行は昨年7月以来である。
 「合同パトロール」と称しているが、警察による防犯上の見回りのようなものと受け止めてはならない。その実態は、計算ずくの軍事的挑発である。
 中国の戦略爆撃機4機は、中国と韓国が管轄権を争う東シナ海の暗礁、離於島付近から韓国防空識別圏に進入した。露軍機は戦闘機を含む15機が日本海上空で進入し、うち2機が竹島島根県)付近を飛んだ。
 その後、中露の戦略爆撃機4機が長崎県五島列島沖上空で合流し、尖閣諸島沖縄県)に向かって編隊飛行した。尖閣にたどり着く手前で針路を変え、沖縄県沖縄本島宮古島間の宮古海峡上空を抜けて太平洋へ進出した。
 その後、再び宮古海峡上空を通って北上した。
 中露の戦略爆撃機は、対艦ミサイルや核弾頭型・非核型双方を搭載可能な巡航ミサイルなどを装備できる。有事には艦船や基地、都市などを攻撃する役割がある。
 これらの飛行ルートに、日本海竹島中韓が争う離於島、中国が狙う尖閣諸島、中国の海空軍が太平洋へ進出するための宮古海峡を選んだことになる。
 日本と韓国、さらには沖縄のそばに位置する台湾を対象に中露両国が軍事力を誇示する、極めて望ましくない行動である。
 来年1月20日に米政権が交代する直前の時期に、日本や韓国、台湾、米軍などの反応を試すねらいもあったとみられる。
 昨年7月の中露合同飛行では露軍の空中警戒管制機竹島周辺で領空侵犯した。竹島を不法占拠する韓国軍機が緊急発進して警告射撃を行った。日本は竹島周辺の領空侵犯では露軍機、韓国軍機のどちらにも緊急発進しなかった。
 政府は、防衛態勢を整えるとともに中露軍機の挑発が常態化しないよう外交でも努力すべきだ。」
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 12月24日 10:50 産経新聞尖閣周辺に中国船 9日連続
 尖閣諸島を含む東シナ海上空=沖縄・尖閣諸島鈴木健児撮影)
 尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で24日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは9日連続。
 第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。」
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 12月24日07:37 産経新聞「米軍爆撃機南シナ海飛行 中ロに「対応措置」か
 B1B戦略爆撃機(米軍提供)
 韓国の聯合ニュースは23日、米軍のB1B戦略爆撃機2機が同日フィリピンと台湾沖の海上を通過、南シナ海まで飛行したと報じた。22日に中国とロシアの爆撃機が日韓の防空識別圏を通過しており、韓国軍の消息筋は「米国の対応措置」の可能性があるとの見方を示した。韓国軍や航空機追跡サイトの情報を基に報じた。 中国外務省の趙立堅副報道局長は23日の記者会見で、中ロの爆撃機による飛行について「第三国に向けたものではない。中ロの軍機は国際法の関連規定を厳格に順守し、他国の領空に進入していない」と述べた。 聯合によると、米爆撃機は空中給油機と共に米領グアムのアンダーセン空軍基地から飛行したという。同消息筋は「周辺国の軍事動向を注視している」とした。 中国とロシアの国防省は22日、合同パトロールを実施したと発表。日韓はそれぞれ戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて対応した。(共同)」
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