🎺81:─4─佐渡の人びとは敵であった英軍輸送機「ダコタ」を助けた。昭和21年1月。~No.364 (51) 

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 英国機(ダコタ)着陸記念塔
 2013年公開された映画『飛べ!ダコタ』の舞台となった地、高千地区。ダコタがこの地に不時着したことを記した石碑が高千地区にあります。
 映画『飛べ!ダコタ』(DVDとパンフレット)
 『飛べ!ダコタ』DVDとパンフレット
 外海府海岸のほぼ中央部、高千村(当時)に昭和21年1月16日、一機の英軍輸送機(ダコタ)がエンジントラブルにより不時着しました。終戦後間もない時期、ほんの5か月前まで敵国だった英軍人達を高千の人たちは迎い入れ、彼らに協力し砂浜に石を敷き詰め滑走路を造りました。その後、この事を記念した石碑が建てられました。しかし、この出来事は佐渡の中でも忘れ去られてしまいます。その後、60年以上の歳月を経て、この英軍機の乗組員の息子さんが亡き父に代わってこの地を訪れました。これがきっかけとなり、映画『飛べ!ダコタ』が制作されました。
 映画のオープンセット(素浜)
 映画は全編佐渡島内でロケが敢行されました。ダコタが不時着したのは、ここ高千の海岸でしたが、映画のオープンセットは素浜(羽茂)に設置されました。不時着したダコタと同型の本物の機体も持ち込んで撮影されました。このオープンセットは既に解体され、撮影用のダコタも佐渡にはありません。
 高千の海岸
 記念碑のすぐ目の前には、高千の海岸が広がっています。高千はじめ、佐渡の多くの海岸は戦後の河川改修・治水事業などにより砂浜が小さくなってしまっています。(佐渡に限らず、新潟本土や全国各地で同様の現象が見られます)そのため、実際に不時着したこの地での撮影を断念し佐渡の中でも広い砂浜が残っている素浜にオープンセットを建てたのではないかと思います。とはいえ、映画撮影に当たっては監督や出演者も高千の地を訪れ、当時を知る方々の話を聞いたりと念入りな取材を行ったようです。もちろん、高千地区内でもロケが行われていました。
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 MOVIE collection
  今から68年前、佐渡島の小さな村にイギリス空軍輸送機「ダコタ」が不時着。わずか5ヵ月前まで敵国だったイギリス兵の予期せぬ来訪に戸惑いながらも、徐々に心を通わせていく村人とイギリス兵との国境を越えた友情を描いた『飛べ!ダコタ』。現在、新潟県で先行公開中のこの映画の見どころが一目でわかる「油谷誠至監督が語る、映画化までの道のり」動画が公開となった。
 ・[動画]『飛べ!ダコタ』予告編
 油谷監督へのインタビュー動画では、まずは『飛べ!ダコタ』という映画について説明。本作が実話に基づいていること。終戦から半年も経ていない1946年1月14日にイギリスの飛行機が佐渡の海岸に不時着し、機体の修理などを経て、再び飛び立っていくまでの40日間を描いた作品であることなどが語られている。
 また、映画化のきっかけについては、不時着当時、東京の立川にあった基地からダコタを修理するために佐渡を訪れた整備士がいて、その子息が数年前に父親の足跡を辿り現地を訪れたこと。それにより、それまで佐渡の人でもほとんど知らなかったダコタにまつわるエピソードが広まり、これがきっかけとなって、映画化の話に繋がっていったと明かしている。
 さらに、撮影では作り物ではなく、本物のダコタを探しだし使用したそうで、タイに残っていた実機を日本に持ち込む様子も本動画には収められている。
 『飛べ!ダコタ』は新潟県内で先行公開中。10月5日よりシネマスクエアとうきゅう、有楽町スバル座ほかにて全国順次公開となる。
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 昔の日本人には武士道があったが、現代の日本人には武士道はない。
 武士道とマルクス主義共産主義)は、水と油のように交わる事がなく、火と水ごとく対立・敵対するものである。
 マルクス主義共産主義)は、武士を憎み、武士道を消滅さ、偽物の武士道神話を拡散して日本民族を毒する。
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 現代日本は、日本民族が戦前・戦時中・戦後に行った数多くの美談・貢献を歴史から抹消し、その事実・現実を子供たちに教えない。
 リベラル系メディアも、日本の美談・貢献をタブーとし、自主規制で取り上げる事を禁止している。
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 敗戦後の日本人には、竹槍を振り回して熱狂した徹底抗戦、本土決戦、一億総玉砕の勇ましさは消え、親兄弟・親戚を殺したアメリカ人やイギリス人に対する復讐心も抱かず、占領支配しているアメリカ軍やイギリス軍の連合軍に対する抵抗・解放などの武力闘争を行わなかった。
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 日本民族の人間関係は、昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵であり、敵であれば命を懸けて殺し合ったが、敵でなければ親身になって助け合った。
 戦争で殺し合っても、敵に親・兄弟・子供、親戚が殺されても、戦争が終わり平和となればそんな敵でも「過去のわだかまり、過去の怨念」を水に流して友人・親友として交わった。
 そうした信頼し合える友人・親友とは、アメリカ人やイギリス人などであった、中国人やロシア人や朝鮮人ではない。
 中国人でも、台湾人やファシスト中国(中国国民党)そして一般中国人は友人・親友にはなるが、中国共産党は友人・親友にはならない。
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 ウィキペディア
 『飛べ!ダコタ』(とべ!ダコタ)は、2013年公開の日本の歴史映画。監督は油谷誠至。
 太平洋戦争の終結から5か月後に佐渡島で起きた実話を基に、脚色を加えている。タイトルは登場する航空機 DC-3のイギリス空軍用軍用輸送機型に付けられた通称「ダコタ」(Dakota)から。
 あらすじ
 終戦から5か月後の1946年1月14日。佐渡島の高千村の海岸に飛行機が不時着した。その飛行機は上海総領事とその秘書を乗せて東京に向かう途中、エンジントラブルで緊急着陸したイギリス空軍の輸送機「ダコタ」だった。村人たちは英語教師を通訳にして何とか意思疎通を図る。旅館の娘・森本千代子は、幼なじみで元海軍兵学校木村健一に通訳を依頼するが断られる。健一は兵学校在学中に右足を負傷して帰郷し、その不自由な右足を引きずりながら職に就かずに暮らしていた。
 飛行機は前傾して機首が砂浜に埋まった状態であった上、現地には滑走路もなかった。領事たちは船で東京に向かったが、飛行機の乗員は引き続き飛行機で寝泊まりしていた。千代子の父で村長を務める新太郎は村役場の会議で、困っている者を助けるのが佐渡の者(もん)だとして、自分の旅館で逗留させることを提案した。「村長が責任を取るなら」と提案は受け入れられる。娘を敦賀空襲で亡くした消防団長の高橋は、「頭では分かっているが心が受け入れない」と述べた。
 乗員の旅館暮らしが始まり、傾いた飛行機を村人の協力で正しい姿勢に戻す作業が行われ、乗員たちは村人に感謝する。健一は恩師でもある国民学校の校長・浜中から、相川の国民学校で臨時教員に就く話を紹介される。しかし、健一は「国のために鬼畜米英を殺せと教えられた自分は、今の子どもに何も教えられない」と答え、浜中は沈黙した。まもなく、「ノタ」と呼ばれる強い風雨が来そうになり、ダコタを今より高い場所に引き上げる必要が生じた。千代子たちは飛行機に綱を結わえて引き上げようとするが、容易には動かなかった。そのとき、高橋が集められるだけの村人を連れて現れ、無事ダコタは引き上げられた。
 健一の親友だった村上義治は、ビルマ方面での戦死公報が届いていたが、母の敏江はそれを信じず帰還を待っていた。敏江は海岸で、ダコタ乗員の母親の写真が入ったロケットを拾って返し、乗員に無事母の元に帰ってほしいと話す。だがその直後、戦友によって義治の遺骨が届けられた。悲しみから海に身を投じようとした敏江はダコタ乗員に助けられた。
 ダコタ乗員から村に、離陸に必要な滑走路建設への協力依頼が来る。村人たちは海岸を地ならしして石を敷き詰める作業にあたった。一方、健一は知り合いから、海岸のダコタがビルマ方面の司令官マウントバッテンの専用機であったと聞かされる。健一は書き置きを残して夜の海岸に向かい、義治のためダコタに火を付けようとする。だが、イギリス人乗員との格闘で動けなくなったところに、駆けつけた千代子から「殺し合う世の中の方がいいのか」と泣きながら問われ、答えることができなかった。
 健一は自首しようとするが、高橋が「自分が間違えて火を付けそうになったのだ」と主張する。高橋による謝罪をイギリス人たちは気にすることはないと受け入れた。やがて滑走路は完成し、祝宴が新太郎の旅館で開かれた。国民学校の生徒たちが「蛍の光」の合唱を披露すると、イギリス人たちは自分たちの知っている歌(オールド・ラング・サイン)が歌われていることに喜び、日英両語の歌声が室内に響いた。
 離陸の日、海岸には多くの村人が集まった。「こんなにイギリス人はいい人なのに、自分たちは騙されて戦争に巻き込まれた」という主婦たちに、新太郎は「国民皆が戦争を始めたんだ」と述べるが、「村長さんの言うことは難しい」とかわされてしまう。健一が浜中に、臨時教員になって自分のような人間になるなと教えたいと言うと、浜中は頭を下げて詫びた。村人の見送る中、ダコタは無事に佐渡を飛び立っていった。
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