☂16:─1~日本共産党力による匿名SNS世論操作戦略。2013年5月。~No.59No.60No.61 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 ノイジーマイノリティによる、同調圧力・空気圧、風評・流言飛語を利用したSNS世論操作。
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 2021年9月号 WiLL「事件の現場から 門田隆将
 煽られ、道理を失う日本人
 日本人は、なぜここまで劣化したのだろうか。昨年来のコロナ禍、そして、五輪の無観客開催決定の経緯を見ながらつくづくそう思う。
 左翼陣営が盛んに五輪中止運動を展開し、実施する場合は『無観客』を主張した末、菅政権はこれを追認した。無観客五輪を都議選の重点政策に掲げた都民ファースト小池百合子都知事による〝無観客攻勢〟に白旗を上げたのである。欧米に比べ、コロナ制御に成功し、感染者・死亡者ともに何十分の1、何百分の1に過ぎない〝さざ波〟日本。国際社会から当初『五輪が日本開催でよかった』と思われていた。それが一転、無観客開催。あり得ないことだった。
 ……──それは欧米各国にとって衝撃だったのだ。しかし、それより驚愕したのは、それでも日本が無観客という『コロナ敗北宣言』をしたことだ。まさに『なぜ?』である。
 私は今年『新・階級闘争論』(ワック)を出版した。これは日本のみならず世界中で起こっている〝ノイジーマイノリティ(口うるさい少数者)〟によって右往左往させられる社会の有様を論じたものだ。具体的にいえば、1989年のベルリンの壁崩壊以降。敗れ去ったはずの共産主義が姿を変えて生きつづけ、さまざまな分野での些細(ささい)な差異を協調し、差別問題を創り上げて被害者意識を生み出し、『新しい階級闘争』を行っていることだ。LGRTや夫婦別姓問題、女系天皇容認論などは、すべてその流れの中にある。
 ツイッターフェイスブックといったSNSを利用し、ここでツイデモ(ツイッターによるデモ)などを駆使し、あたかも大きな世論が動いているかのように見せるやり方だ。
 日本では、参院選を2カ月後に控えた2013年5月、日本共産党中央委員会が32万党員に『ツイッターフェイスブックを始めよ』と通知し、SNSで世論を構築する〝組織票づくり〟に着手した。同年7月の参院選では、これが功を奏して、改選3議席は8議席に躍進。以来、同党は〝共産党〟という名を出す必要がないSNS戦略を大いに利用するのである。
 本来は一部の人間しか賛成しない左翼的案件がツイデモによってブームとなり、これを新聞やテレビが取り上げることによって、ノイジーマイノリティが自分の姿を大きく見せることができるようになった。戦国時代、自分の軍勢を多く見せるために旗印(はたじるし)だけを沢山掲げて、相手を幻惑させたのと同じ方法だ。
 問題は、これに簡単に騙され、追随する国民がアトを断たないことだ。『本質』を見る事ができず、無理がまかり通り、道理が引っ込む国。……
 ……反日勢力に踊らされ、世界の恥をさらした。無観客五輪のスタンドを見ながら、プロ野球やサッカーでは観客が沢山いるのに『なぜ五輪だけダメなの?』との外国人の問いにこう答えなければならない。
 『日本では〝科学〟より〝風評〟が圧倒的に強いのです。それが日本です』と。」
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 7月22日 11:07 YAHOO!JAPANニュース 女性自身「茂木健一郎“五輪反対はノイジーマイノリティ”発言に非難轟々
 東京五輪が開幕を目前に控えるなか、Twitter上では7月20日ごろから「#もううんざりだよ東京五輪」のハッシュタグを添えた呟きが広がっている。五輪開催を反対する意見もあれば、新型コロナの感染拡大や生活を不安視する声など様々だ。
 そんななか、脳科学者の茂木健一郎氏(58)が21日午前にツイートした“怒りの呟き”が物議を醸している。
 《このハッシュタグでつぶやいている、ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティの方が、うんざり。勝手にやってなさい。ぼくたちはホスト国として東京オリンピック盛り上げます。まずは今日のソフトボールから!》
 五輪開催に不安を抱える人や反対する人を“声の大きな少数派”を指す「ノイジーマイノリティ」と括り、「#もううんざりだよ東京五輪」のハッシュタグを添えた茂木氏。続くツイートでは《このハッシュタグにのって、コロナ対策と五輪があたかも二者択一であるかのようなことを言うひとたちの非論理性と粗雑な思考にいちばん腹が立つ》と補足したものの、批判が殺到し“炎上騒動”となっている。
 《「ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティの方」対「ぼくたち」 茂木さん、意識的か無意識的か知らんけど、こうやって分断を煽るのはオリンピック精神に反するのでは?》
 《茂木先生、これはあんまりだわ ザルな水際対策、低いワクチン接種率、緊急事態宣言下での五輪開催……何ら有効な対策もなしで、私達の命と生活が脅かされる危機だから、怒ってる。ノイジーマイノリティのレッテル貼りで、当たり前の怒りの声を奪わないでほしい》
 《抗議の声にうんざりするのは自由だけど、世論調査を見ても「ノイジーマイノリティ」というのは明らかにおかしいでしょ。なぜこの言葉を使うんですかね。願望ですか?》
■専門家の見解は「占い」「役立たず」とも……
 また茂木氏は政府分科会の尾身茂会長(72)が「8月1週目には東京都で感染者が3千人近く増加する」との見解を示した記事を引用し、《適当な数理モデルで占いみたいなことばかり言ってないで、とっとと医療体制のcontingency planを立てればいいのに》などと投稿。さらに《「専門家」の予想なんて、どうせトイモデルで当たらないんだから、メディアもいちいち報道する必要なし! それよりも、contingency planが重要。ずっと言っているのに、「専門家会議」は適当な予想と人々の行動変容のよびかけばかり。役立たず。うんざり》と、痛烈に批判した。
 専門家の分析を「占い」と呼び、「当たらない」「役立たず」と断じた茂木氏だが、果たして本当にそうだろうか。
 厚労省が6月30日に公開した京都大学などの研究資料によると、東京都の感染状況について《最も楽観的なシナリオでも7月中に1日の感染者報告数は1000人を超え、その後2000人程度まで増加しうる》と指摘していた。実際に7月14日以降、東京都では1000人を超える感染者が報告され、21日には1832人にまで達している。
 また朝日新聞社が17、18日に実施した世論調査によると、五輪開催について賛成は33%、反対は55%。また「安全・安心の大会」の実現には、「できる」との回答が21%、「できない」との回答は68%にのぼったという。
 「今大会では感染防止対策として、五輪関係者と一般市民が接触しないように『バブル方式』が採用されていますがすでに『機能していない』とも指摘されています。今月に入ってから、67人もの大会関係者の感染者が出ています。
 茂木さんの非難する『#もううんざりだよ東京五輪』を添えた投稿には、一方的に五輪反対を唱えるものばかりではありません。選手たちを応援しつつも、国民が安心できるような感染対策を講じていない政府や組織委員会のやり方に異議を唱えるコメントもあります。盛り上げたくても盛り上がれない人もいるのです」(スポーツ紙記者)
 144万人以上ものフォロワーを抱える茂木氏。自身のフォロワーにも五輪反対派がいる可能性は考えなかったのだろうかーー。」
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新・階級闘争論 ー暴走するメディア・SNSー (WAC BUNKO 341)
デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義 (集英社新書)
ウェブで政治を動かす! (朝日新書)
主権者のいない国
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 東京五輪の無観客開催は、外国人への偏見と差別である。
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 反天皇反民族反日本勢力によるSNS戦略における最終目標は、穏健的手法による世論操作ではなく、繰り返し事によって過激的手法による日本版アラブの春の再演である。
 扇動する日本人が2割、扇動されない日本人が3割、扇動されやすい日本人が5割。
 日本で扇動が成功しないのは、扇動する日本人より扇動されない日本人が多いからである。
 が、その比率は徐々に変化して、扇動される事が多くなっている。
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 現代日本は、マルクス主義のリベラルが力を増し保守が後退して、見えない所・知らないうちに社会は左傾化を強めている。
 右翼・右派・ネットウヨクは旧態依然として国民に嫌われ無力である。
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 SNSによる世論の左傾化は、福島に対する風評被害武漢肺炎(新型コロナウイルス)感染拡大にともなうエンタメ業界に対する休業を求める同調圧力東京五輪出場選手への辞退圧力、五輪メダリストに対する誹謗中傷、などである。
 建前や綺麗事で塗り固められた虚飾の日本人像が剥がされ、本音や醜悪という日本人の偽らざる本性が姿を現した。
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 親鸞が「悪人正機」で救おうとした日本人とは、自分を美化する嘘で隠している日本人の「おぞましい本性」であって、殺人・強姦・強盗などの重犯罪を行う日本人ではない。
 日本人は、生まれながらではなく、生きていく上で幾つもの罪を犯す哀れな人である。
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 日本は、安倍政権時のスキャンダル、武漢肺炎(新型コロナウイルス)の感染拡大・ワクチン接種遅延・医療崩壊などの醜態、東京五輪開催での混乱、外国人に対する偏見と差別などで、一流国ではなく三流国並み、先進国ではなく途上国並み、である事が露呈した。
 日本の劣化・後退・衰退は、1980年後半頃から始まり、2011年頃から加速して現代に至り、その悪化は深刻化して止まらない。
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 歴史的事実として、敗戦による衰退と天災による荒廃による社会の混乱は暴力的人民共産主義革命の好機であった。
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 リベラル派・革新派は選挙対策の政局として、反自民党のメディア関係者は保守政権打倒の政争として、世論を味方に付ける為に日本共産党のSNS戦略を手本としている。
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 日本共産党、左翼・左派・ネットサハ、過激派は、反宗教無神論マルクス主義と反天皇反民族の共産主義である。
 彼ら多くはリベラル派戦後民主主義教育世代とその薫陶を受けた有能・優秀な次世代で、特に高学歴な知的エリートや進歩的インテリに存在する。
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 国家・国民を支配するのに51%以上の多数派になる必要はなく、3%~5%の少数派で充分である。
 つまり、同調圧力・空気圧に影響されて動く日本(人口約1億2,000万人)を支配するなら3%(約360万人)の同志がいればこと足りる。
 長野中国人騒動事件。在日中国大使館は、中国共産党の命令に従って在日中国人数千人を長野市に動員して、北京オリンピック聖火リレーチベット弾圧に抗議する日本在住チベット人や日本の人権・人道市民団体を襲わせた。
 保守派自民党政権は、中国共産党の御機嫌を損ねる事を怖れ、襲撃する中国人ではなく抵抗するチベット人や日本人を逮捕した。
 親中国派・媚中派のメディア報道機関は、報道しない自由・国民に知らせない権利から、中国のイメージ悪化を恐れて中国人暴動事件を詳しく報道せず闇に消した。
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 少子高齢化による人口激減を解消する為に、1,000万人外国人移民計画(主に中国人移民)を実行さている。
 現実問題として、移民大国となった日本では中国人移民が増え始めている。
 中国共産党は、中国人移民が多く住み地域に支部が開設し、日本国への忠誠より共産党への忠誠を求め、共産党の支配を強化している。
 中国人移民に日本国籍を取らせ、参政権投票権・立候補権)と地方公務員(役人)・国家公務員(官僚)登用権を獲得する事で、日本国内部に深く根を張らせる。
 それは中国式陣地取り、つまり「碁」である。
 中国人移民を日本に送り込むのは「トロイの木馬」で、日本人支援者の協力を得て日本を中国人が住みやすい環境に内部から改造しようとしている。
 それは、ウイルス感染とウイルス増殖に似ている。
 では、誰が中国共産党と中国人移民・中国人留学生を引き入れたかと言えば、反天皇反日本人のリベラル派戦後民主主義教育世代とその薫陶を受けた有能・優秀な次世代、高学歴な知的インテリや進歩的インテリである。
 中国共産党の影響は、日本の最難関優秀大学・教育機関とメディア報道機関に深く根付いている。
 敵の敵は味方、というわけである。
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 石平「敵の内部に入り込み、次第に乗っ取る浸透工作は中国のお家芸です。周恩来がやったことを思い出してください。
 1924年、コミンテルン共産党の活躍が期待外れあったため、孫文率いる国民党の乗っ取りに乗り出します。コミンテルンは国民党の支援や武器を提供する見返りとして、共産党幹部が共産党員のまま国民党幹部に参画することを受け入れるよう要求。かなり無理な要求ですが、どいしてもコミンテルンの支援が欲しかった孫文はこれを承諾したのです。国民党はコミンテルンの全面支援を受けて、革命本拠地で黄埔(こうほ)軍官学校を創設し、その重要ポストである政治部主任に周恩来が就任しました。
 周恩来はそのポストを利用し、国民党の軍官を共産党の信奉者に転向させ、暴動を起こさせました。これが、1927年のいわつる南昌蜂起(なんしょうほうき)で、この日、8月1日は人民解放軍建軍記念日とされています。
 共産党の浸透工作は、国共内戦の趨勢を決した三大戦役(遼瀋{りょうしん}戦役、淮海(わいかい)戦役、平津{へいしん}戦役)でも活かされています。
 淮海戦役は徐州で2カ月もの間、国共双方が何十万人もの兵士を投入して戦った、いわば天下分け目の関ヶ原の戦い。なぜ、ここで共産党が勝てたかと言えば、国民党軍の最高司令部に周恩来の放ったスパイが十数年前から潜入していたからです。このスパイによって、国民党軍の作戦はすべて共産党に筒抜けでした。
 国民党の最高司令部が立てた作戦計画が、戦地の国民党軍の司令官に伝わる前に、毛沢東は情報を摑んでいたなんて伝説もあるくらいです。
 敵のなかに深く入り込んで徹底的に情報を盗み、策動し、潰すのは中国共産党お家芸なのです。永田町にもそういう人物がいるのではないか、……」
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 親中国派・媚中派は、現代でも周恩来が日本に仕掛けた巧妙な陰謀・謀略の罠にはまり、毛沢東よりも周恩来を偉大な指導者と崇めている。
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 独立王国時代のチベットで、政権中枢にいた親中国派・媚中派中国共産党政府との友好関係を築く為に、条約を結び、中国人移民を受け入れた。
 中国共産党は、中国人移民を保護する名目でチベットを侵略し、法王派、反中国派、民族主義、親英派、新インド派、宗教勢力を武力で排除して占領してチベット王国を滅亡させ、チベット宗教を弾圧し、死と暴力の恐怖支配を続けた。
 中国軍は、共産主義による人民解放を大義として200万人以上のチベット人を虐殺した。
 中国人の微笑みには、血に飢えた残忍な真顔が隠れている。
 親中国派・媚中派は、自国の国益や自国民の権利よりも中国共産党の利益を優先している。
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 一般中国人と中国共産党員・中国軍人・武装警察官・民兵・海民兵・秘密結社構成員・中国人犯罪者・その他は別人である。
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 ロシア革命は、少数派であるボルシェビキのさらに少数派であるレーニン率いるロシア共産党が勝利して成功した。
 レーニンは、ソ連ロシア共産党を支配する為に少数精兵として党内のレーニン派以外の多数派・反主流派を粛清した。
 スターリンも、独裁支配を完成させる為にライバルのトロッキーレーニン派など1,000万人以上を粛清して独自の少数派を維持した。
 共産主義とは、人民多数派ではなく党少数派、少数派の中の少数精兵のイデオロギーである。
 それは、中国共産党も同様である。
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