☂17:─1─日本共産党の奥平理論(雑誌『世界』2004年8月号)。正当的女系母系天皇と皇女制度.~No.62No.63No.64 

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 最高神・女性神を源とする血の神話(Y染色体神話)を神聖不可侵とする血筋世襲制正統男系父系天皇を選択したのは、日本国家ではなく、日本民族である。
 よって、血筋世襲制正統男系父系天皇を否定するという事は、日本国を否定するのではなく、日本民族を否定する事である。
 何故なら、日本民族は神聖血筋世襲制正統男系父系天皇を自らの意志で担ぎ上げ自ら臣下である事を選んだのであって、天皇家に侵略され、暴力で支配され、強制的に奴隷にされたわけではない。
 つまり、日本民族が、自由意思で日本国の平和と繁栄、国民の幸福と安寧の為に、改竄できない不磨の神話に由来する血筋世襲制正統男系父系天皇を選んだのである。
 それが、祭り上げた天皇に責任を押し付けて逃げるという「天皇無責任論」「天皇下駄論」「天皇ゴミ箱論」である。
 見方によっては、天皇・皇室は時空を超えた「大いなる被害者」である。
 それ故に、日本民族天皇・皇族・皇室を感謝を込め「命を捨てる覚悟」で護る責任、義務がある。
 が、たぶん、日本の民族と自分の祖先を否定する・拒絶する・認めない現代の人民日本人には歴史的責務はないのかもしれない。
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 2021年9月号 WiLL「無観客五輪
 臆病国家のとんだ恥さらし
 門田隆将  竹田恒泰
 リベラル勢力によって『つくられた世論』に惑わされるとは情けない
 『無観客』はあり得ない
 あの努力は何だったのか
 ……
 つくられた世論
 門田 欧米と日本の差は、ひとえにリーダーの能力にあります。菅首相はイギリスのジョンソン首相を見習ってほしい。
 ……
 竹田 菅首相みずから、その可能性を潰してしまった。
 門田 世論は緊急事態宣言に意味がないことに気づいているし、五輪会場に観客を入れても何ら問題ないことを知っている。菅首相は特定の一部政治勢力に引きずられているだけです。無観客というのは、野党やメディアなどリベラル勢力による『つくられた世論』にほかならないことがわかっていない。
 『新・階級闘争論』(ワック)で詳しく説明しましたが、彼らはツイッターなどSNSで世論工作を展開します。メディアがそれを取り上げることで、まやかしの世論が生まれる。しかし、これらはあくまで〝ノイジーマイノリティ〟なんです。菅首相はその実態に気づいていないまま、足もとをすくわれてしまった。
 竹田 政府はウイルスと戦っているのではなく、バッシングと戦っている。少しでも批判されると、その場しのぎで対応する──そんな光景を、コロナ禍において何度も目にしました。
 門田 結局、国家観と歴史観という政治家としての芯がないから惑わされるんです。
 『女系天皇』で日本が滅ぶ
 皇室が皇室でなくなる
 竹田 門田さんと私は対談本『なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか』(ビジネス社)を上梓しました。皇位継承をめぐる有識者会議が開かれている今、皇室問題に多くの国民が感心を寄せている。絶好のタイミングでの刊行となりました。
 門田 二人で何を話したかというと、本のタイトルそのまま。日本を滅ぼさないために、どうやって女系天皇を阻止するかということです。
 女系天皇が誕生すると、なぜ皇室が皇室でなくなるのか──。
 例えば愛子様がイギリス人と結婚されたら、その子供は英国系になり、韓国人と結婚したら韓国系。田中さんという人と結婚した場合は『田中系』になる。つまり、本来の皇統と無関係な天皇になります。これが2代、3代、4代・・・と続くとどうなるのか。国民としては当然、『いったい皇室って何なの?』という疑問が浮かぶ。『皇統と全く異なる天皇がそもそも必要なのか』となり、最終的に、『それなら皇室なんて必要ない』となっていく。将来、日本の皇室が消えていく、ということです。
 竹田 もっと簡単に、女系天皇の恐ろしさを分かりやすく伝える方法があります。『眞子様と小室圭さんの間に生まれた息子が、天皇になったらどう思う?』と聞くんです。ほとんどの人は『それはマズイ』となる。でも、小室さんが『天皇の父親』になりかねないのが女系容認論
 門田 要するに女系天皇は、2700年にわたって続く男系男子の皇統を断絶することを意味する。男系とは、父親(父系)を遡(さかのぼ)っていけば神武天皇にたどり着くという皇統唯一のルールです。このルールによって権力と権威を見事に分離し、平清盛であろうが、織田信長だろうが、時の権力者が天皇の地位を簒奪(さんだつ)することはできなかった。だからこそ、日本の皇室は世界最古の王朝となった。女系天皇になれば、皇室が皇室でなくなってしまうわけです。
 ……
 今だからこそ言える
 ……
 門田 その顚末は『なぜ女系天皇で日本が滅びるのか』で詳述されています。対談本には、竹田さんがまとめた〝幻の改正案〟も原文のまま掲載されてもらいました。
 竹田 10年以上たった今、ようやく解禁することにしました。
 門田 このエピソードからわかるのは、虚偽を用いてでも女系天皇を実現したい勢力が『存在する』ということです。『君側の奸』という言葉がありますが、天皇陛下の言葉を捏造してまで皇統断絶を図ろうとする人たちが力を持っていたとしたら、暗澹(あんたん)とします。
 理論的支柱『奥平理論』
 竹田 『なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか』で、門田さんは共産党の危険性について熱く語っていらっしゃいます。
 門田 共産党は皇室解体を目指す勢力の代表ですからね。共産党はかつて、1932年テーゼで天皇制を『粉砕』の対象、61年テーゼで天皇を『軍国主義復活の道具』と規定した。
 竹田 でも、それでは国民の理解が得られないと悟って、方針転換しましたね。
 門田 ええ、彼らは最近になって女系天皇論を唱えています。共産党の狙いを理解するうえで役に立つのが『奥平理論』。憲法学の故・奥平康弘東大教授は、戦後学術界の重鎮である宮澤俊義の弟子で、共産党の理論的支柱でした。雑誌『世界』(2004年8月号)に、『「天皇世継ぎ」問題がはらむもの──「萬世一系」と「女帝論」をめぐって』という奥平の論文が掲載されています。
 『何ぞ知らん、性差別反対という、それ自体もっとも大義名分に促された一般公衆が、ポピュラーな政治家たちに誘導されて典範第一条を改正して「女帝」容認策をかちとることに成功したと、仮定しよう。よって以て「世継ぎ」問題はめでたく解消し、天皇制は生き延びることができることになる。しかしこの策は、天皇制のそもそもの正当性根拠であるところの「萬世一系」イデオロギーを内において侵蝕する因子を含んでいる。男系・男子により皇胤(こういん)が乱れなく連綿と続いてきたそのことに、覆(おお)うべからざる亀裂が入ることになる。〈いや私たちは、「女帝」を導入して天皇制を救い天皇制という伝統を守るのです〉と弁明するだろう。だが、それは「萬世一系」から外れた制度を容認する施策は、いかなる「伝統的」根拠も持ちえないのである』
 要するに、女系天皇によって皇室は内部から破壊できる、これさえ実現すれば皇室解体は成功する、というわけです。志位和夫共産党委員長は、2019年6月、『しんぶん赤旗』紙上で、突然、女系天皇容認を打ち出しました。私は奥平理論を知っていたのでピンときました。皇室を崩壊した先に、彼らが理想とする『共和国』が実現する、ということでしょう。
 『皇女制度』が主戦場に
 ……
 竹田 『皇女』ご一家は、民間人でありながら限りなく皇族に近い存在として、国民から親しみを持って見守られることになる。すると、ミーハーな世論は『この子が将来の天皇でもいいじゃないか』となりかねない。皇統断絶を目指す勢力としては、『皇女』の子供を利用しない手はありません。なし崩し的に女系天皇容認につながる可能性があります。
 門田 要するに、女性宮家と同じ危険がある。皇女制度は誰が言い出したのか。
 竹田 安倍政権時代に、日本会議が菅官房長官に提案したのが最初です。
 メディアや学者を中心に、女系容認派が優勢だった時期がありました。そんななか、肉を切らせて骨を断つ──せめて皇女制度で手打ちできれば、という思いがあったんでしょう。
 門田 女系容認派をせきとめるための防波堤として提案したわけですか。とはいえ、拙速としか思えません。保守系論客のなかにも、皇女制度賛同する人をチラホラ見かけます。
 竹田 そもそも、皇女制度が何のための制度なのかがわかりません。政府は、公務の担い手を確保するためだと言いますが、皇女制度がなくても元皇族は公務に当たることができます。
 上皇陛下の長女・黒田清子(さやこ)様は、ご結婚後も皇居に通って上皇上皇后両陛下をお支えになりました。さらに、伊勢の神宮の祭主もお務めになっていらっしゃいます。……わざわざ皇女制度をつくる必要はありません。
 〝おしくらまんじゅう〟は続く
 門田 自民党内の空気がきになります。『日本の尊厳と国益を護る会』など若手グループは、女系容認に相当な危機感を募らせていますが、閣僚や党幹部はどれほど真剣に考えているのか。
 ……
 門田 安倍前首相は女系天皇女性宮家も否定しています。だから安倍政権時代は、自民党内で女系論を言い出しにくい雰囲気があった。それが菅政権になって、女系容認論が再燃してきた印象です。
 竹田 例えば二階俊博幹事長は『男女平等、民主主義の社会を念頭に考えれば、おのずから結論は出ると思う』などと発言して、女系容認に賛同する姿勢を見せています。石破茂氏も女系容認を匂わせていますし、『ポスト菅』の呼び声もある河野太郎氏は明確に女系天皇論を主張している。将来の自民党総裁が首相として『女性宮家を実現する』と言い出したら、果たして阻止できるのか。
 ……
 皇位継承問題というのは、それほど大きな政治的エネルギーが必要なわけです。裏を返せば、河野氏や石破氏といった女系容認派が首相になったところで、ただちに何かが動くわけでもないと思います。しばらくは〝おしくらまんじゅう〟が続くでしょう。
 門田 融解(ゆうかい)する日本を放っておくわけにはいきません。がんばっていきましょう。」
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なぜ女系天皇で日本が滅びるのか
女系天皇 天皇系譜の源流 (朝日新書)
入門 「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのか 今さら人に聞けない天皇・皇室の基礎知識
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 日本天皇・日本国・日本民族に対する虚偽様々な陰謀論が、リベラル派・革新派、左翼・左派・ネットサハだけでなく保守派、右翼・右派・ネットウヨクにも数多く存在する。
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 国民世論の8割近くが、神話由来の正統男系父系天皇から現代風の正当女系母系天皇への変更に賛同している。
 現代日本において、最高神の女性神天照大神からの血筋を正統とうする男系父系天皇擁護(国體護持)は少数派で、血筋否定の法律に基ずく正当な女系母系天皇擁立は多数派である。
 それは、陰謀論者によってつくられた世論である。
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 近代期歴代天皇は模範的な君主であろうとして、日本史はもちろん人類史・世界史的な人道貢献や平和貢献を行っていた。
 その、天皇の人道貢献や平和貢献は、世界中の如何なる皇帝・女帝、国王・女王、高位の宗教指導者でも真似できない事ばかりであった。
 とりわけ、昭和天皇は親ユダヤ・人種差別反対・平和主義・人道主義で、その功績・業績は歴史に記録して後世に知らせるべきほどの優れたものであった。
 その歴史的事実を、理解する日本人は2割、否定する日本人は3割、理解できない日本人が5割。
 その原因は、戦後のリベラル的民主主義教育理念と革新的マルクス主義歴史観に基づく歴史教育にある。
 その象徴が、あいちトリエンナーレ2019騒動であった。
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 日本のマルクス主義共産主義は、反宗教無神論で反天皇反民族反日本で、日本列島に石器時代縄文時代から生きてきた日本民族の神話・逸話・昔話・寓話・物語に興味も関心もなく何ら価値み見出さない。
 つまり、約140年前の西洋のイデオロギーで数万年前の石器時代縄文時代からの日本を抹殺しようとしている。
 神話を正統とする男系父系天皇と法律を正当とする女系母系天皇は正反対に近い別物である。
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 日本人共産主義者テロリストは、キリスト教朝鮮人テロリスト同様に昭和天皇や皇族を惨殺する為につけ狙っていた。
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 日本人共産主義者は、約140年前にヨーロッパで作られた科学万能主義マルクス主義という唯一のイデオロギーを持っているが、日本列島の石器時代縄文時代から受け継いできた民族的な歴史・伝統・文化・宗教を持っていない。
 それ以上に、愛着もなければ、魅力を感じないし、関心すらない。
 彼らとは、リベラル派戦後民主主義教育世代とその薫陶を受けた有能・優秀な次世代、つまり高学歴の知的エリートと進歩的インテリである。
 彼らの最終目標は、Y染色体神話(血の神話)の正統男系父系天皇制度廃絶と日本民族の文明・文化・伝統・宗教・言語を排除した、多種多様性豊かな無国籍無個性の人民共和国成立である。
 彼らは、リベラル派・革新派、左翼・左派・ネットサハだけではなく保守派、右翼・右派・ネットウヨクにも存在する。
 つまり、野党はもちろん政権与党である自民党公明党の中にも存在している。
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 平和憲法は、国家主権を持つ国民が必要と判断すれば天皇は存続し、国民が要らないと判断すれば天皇は廃止される、と定めている。
 日本民族がいなくなれば、日本天皇も同時に消えてなくなる。
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