🏋05:─5─閉会式の酷評は続く。馬鹿馬鹿しさで途中退場する選手も続出。~No.100No.101No.102 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 閉会式も開会式同様に、イベント時間消化目的の意味のない催しがダラダラと流れた。
 それは、舞台上で演じる出演者が悪いのではなく、舞台演出を行っている演出家集団の能力のなさ、レベルの低さが原因である。
 言い換えれば、現代日本の劣化した文化度の実態という事である。
 世界中に放送される国際オリンピックの開会式と閉会式のイベントは、名も無き場末の町内会イベントとは違うのである。
 伝統的古い祭りや最近の新しいイベントでも、東京五輪の開会式・閉会式よりも面白く、魅力があり、感動し、記憶に残る。
 しょせん、現代日本の高学歴な知的インテリや進歩的インテリの教養・知識による発想と表現はその程度という事で、日本が衰退し途上国並み・三流国並みに転落したのは当然と言うべきである。
 現代の日本人は、民族的な歴史力・文化力・伝統力・宗教力はない、と言っても間違いではない。
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 2021年8月10日10:56 MicrosoftNews 中日スポーツ東京五輪の閉会式視聴率は46・7%
 閉会式で打ち上げられた花火© 中日スポーツ 提供 閉会式で打ち上げられた花火
 8日夜にNHK総合で中継された東京五輪の閉会式(午後7時58分)の世帯平均視聴率が、関東地区で46・7%を記録したことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。名古屋地区は世帯40・7%だった。
 関東の瞬間最高視聴率は49・8%(午後8時46分)を記録した。
 名古屋の瞬間最高視聴率は43・6%(午後8時47分)だった。」
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 8月8日20:47 MicrosoftNews 読売新聞「五輪開催に海外メディア「偉業」「選手にとって大きな助け」…無観客には批判も
 © 読売新聞 閉会式で入場する各国・地域の選手ら(8日午後8時31分、国立競技場で)=関口寛人撮影
 【ニューヨーク=寺口亮一、北京=田川理恵】東京五輪の閉幕に際し、米国向け放映権を独占した米NBCのスポーツキャスター、マイク・ティリコ氏は、AP通信に対し「(新型コロナウイルス下で)大会が開催され、予定したイベントが全て行われたことは注目すべき偉業だ」と語った。
 ドイツの有力紙フランクフルター・アルゲマイネ(電子版)は、大会が中止されていれば多くの選手が五輪出場の機会を失い「災難となっていた」として開催の意義を強調。大会前は反対意見が多かったことに触れ、「(今大会が)選手にとってどれほどの助けとなったかについて、日本人が誇らしく思えるようになるまでに数年を要するかもしれない」とも指摘した。
 オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)は、選手らが国の垣根を越えてお互いを助け、声援を送り合っていたと紹介し、「メダルの数を超えた成果だ」と論じた。ブラジルのフォーリャ・デ・サンパウロ紙(電子版)も東京大会を「スポーツの力を祝福した」と評価した。
 大会がほぼ無観客で開催されたことについては、各メディアで受け止めが分かれた。
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「大会が社会から切り離され、窮屈で閉所恐怖症を引き起こしそうだった」と報じた。韓国の聯合ニュースは、大きな混乱がなかったとして「運営面では合格点に十分だった」と一定の評価をした一方、無観客開催によって「外国メディアから『葬式のようだ』との評が出るほど、感動を探すのが難しかった」と批判的に伝えた。
 半年後に北京冬季五輪を控える中国の国営新華社通信は、五輪関係者の感染が「比較的低い水準に抑えられている」と分析。観客を入れていれば、インド由来の変異ウイルス「デルタ株」の流行で「防疫対策は全く制御できなくなっていた」として、無観客開催は「功績」だったと評価した。
 2024年にパリ五輪を開催するフランスの主要紙ル・モンドは、大会期間中に拡大した新型コロナ感染に「政府の対応が追いついていない」と厳しい目を向けた。「東京五輪で明らかになったのは政府と国民の溝だろう」とも指摘した。」
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 8月8日21:02 MicrosoftNews 読売新聞「57年の時を経て国立競技場に響いたオリンピックマーチに「古さ感じない」「時を超える名曲」
 © 読売新聞 「オリンピックマーチ」を作曲した古関裕而(1979年10月30日撮影)
 NHK連続テレビ小説「エール」のモデルとなった福島市出身の作曲家・古関裕而(1909-89年)が1964年の東京五輪の開会式を彩るために手掛けた行進曲「オリンピックマーチ」が8日、今大会の閉会式が行われた国立競技場(東京都新宿区)に響き渡った。57年の時を経たオリンピックで再び使われたことに、SNSでは「古さを一切感じない」「時を超える名曲だなー」などと話題になった。
 福島市古関裕而記念館などによると、古関は早稲田大学応援歌「紺碧(こんぺき)の空」や全国高等学校野球大会の歌「栄冠は君に輝く」などスポーツにまつわる曲も数多く残したことで知られる。1964年、55歳で「オリンピックマーチ」を作曲した。集大成というべき作品で、古関も自ら「会心の作」と評した。はつらつさと風格をあわせ持つ行進曲は今日に至るまで日本全国で演奏され続けている。
 閉会式では、会場に流れる行進曲に合わせて各国の選手らが入場した。この様子にツイッターでは「古関裕而さんも、まさかご自身作曲のオリンピックマーチが57年後にも使われるとは、草葉の陰からビックリなさっておいででは」「生きてる間に本物のオリンピックで古関裕而先生のオリンピックマーチを聞けるとは思わなかった」などと驚く投稿が並んだ。
 開会式の入場行進ではゲーム音楽が使われたことを受け、「ゲームミュージックも最高だけどせっかくこんないい曲があるんだから使わなきゃ損だよ!」といった反応もみられた。」
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8月8日21:36 MicrosoftNews 中日スポーツ「「なんか期待外れ」「大晦日感があるな」閉会式にSNSでは落胆の声も…「これで終わりじゃないよね」
 © 中日スポーツ 提供 閉会式で各国選手の入場が終わり、打ち上げられた花火
 東京五輪の閉会式が8日、国立競技場で行われ、17日間のフィナーレを飾った。宝塚歌劇団による国歌斉唱や東京スカパラダイスオーケストラの演奏などによる盛り上がりはあったものの、ネット上では「なんかつまらない」「何をしたいのかわからない」「なんか期待外れ」などと開会式と比較する声も相次いだ。
 ショーの要素が強い開会式とは対照的に、閉会式では参加した選手たちが思い思いに楽しむという流れが主流。しかし、SNS上では「なんか冴えない閉会式」「何がテーマかわからない」「これで終わりじゃないよね」と落胆する意見があふれ、「やっぱりなんか大晦日感があるな」「なんだ、この大晦日の23時45分みたいな雰囲気は」という声も。開会式と同等のインパクトを求める人たちにとっては、“期待外れ”の閉会式に映ったようだ。」
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 8月8日21:51 MicrosoftNews デイリースポーツ「閉会式 酷評続く 途中退場する選手も続出 SNSでは「つまんない」急上昇
 © デイリースポーツ 東京五輪閉会式中に座り込む日本選手団(撮影・堀内翔)
 「東京五輪・閉会式」(8日、国立競技場)
 17日間の熱戦を終え、閉会式が行われた。日本選手団から90名(選手82名、役員8名)が参加した。選手入場以降から、序盤のライブパフォーマンスを除いて、落ち着いた演出が続き、SNS上では「つまんない」が急上昇ワードに。「閉会式つまんないね」「ダラダラした演出で選手がかわいそう」などの式典中も酷評が続いた。
 中盤には東京音頭など日本の伝統的な舞踊が披露されたが、海外選手に良さが伝わっていたかは微妙なところ。しびれをきらし、途中退場する選手が続出していた。」
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 8月8日23:29 MicrosoftNews 中日スポーツ「閉会式スピーチで「海外選手がギブアップ」…太田雄貴さんの『リアル』実況ツイートに「ブッこむなぁ」
 © 中日スポーツ 提供 閉会式で寝転ぶROCの選手ら(AP)
 東京五輪の閉会式が8日、国立競技場で行われ、17日間のフィナーレを飾った。約2時間15分に及んだ式の終盤には、組織委員会橋本聖子会長と国際オリンピック委員会IOC)のバッハ会長が登壇。開会式の“長すぎるスピーチ”を思い出す人が続出し、「バッハさん」「校長先生」「スピーチ」などの関連ワードがトレンド入りした。
 実際に現場にいた選手や関係者の反応はどうだったのか。生々しいリポートをツイートしたのが、フェンシングの五輪メダリストで、国際連盟副会長の太田雄貴さん(35)だ。この日は閉会式中に行われたIOC選手委員の就任式に出席。国立競技場の様子を「現場からは以上です!」と何度も報告していた。
 バッハ会長らのスピーチ中には「海外選手達がギブアップし、選手村に帰ったり、寝そべったりしている中、日本選手団はスピーチをしっかり聞いておられます。これは学生時代にに校長先生に鍛えられた成果と推察しております」と笑いを誘うツイート。これには、「洒落と皮肉が効いていて最高です」「IOC委員になったのにブッこむなぁ(笑)」「太田さんがそれ言うっ」と“勇気あるガラス張りの実況”をたたえるコメントが続出した。」
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 8月9日05:18 MicrosoftNews 東スポWeb「【五輪閉会式】規則違反は最後まで…〝30秒ルール〟でノーマスク常習化の愚
 © 東スポWeb 納火される聖火台
 ルール破りは最後まで…。東京五輪は8日夜の閉会式(国立競技場)が行われ、17日間に渡る大会は幕を閉じた。さまざまな騒動が発生した五輪だったが、中でも選手の〝ノーマスク〟は大会を通して問題視された。
 まずは23日の開会式だ。一部の選手は入場行進でマスクを外した状態で談笑。明らかな規則違反はすぐにテレビを見ていた視聴者からも指摘が入り、組織委は「確かにマスクをしていなかった方をお見受けした」と事実関係を認めた。
 処分の対象にはならなかったものの、高谷正哲スポークスパーソンは「大会に参加される皆さまはプレーブック(規則集)のルールをご理解いただいて、一人ひとりが大会の成功に寄与していただきたい」と注意喚起した。
 その後、国際オリンピック委員会(IOC)は表彰式に関する、コロナ対策のルールの一部を変更。メダリストが表彰台に立っている間は写真撮影のために最大30秒間マスクを外すことを認めた。この〝30秒ルール〟という緩和措置を後押しする声は多く、日本のメダルラッシュも手伝って厳密なマスク着用に目くじらを立てる方が無粋だとの意見も増えていった。
 しかし、最後の最後でミソをつけた。閉会式では競技から解放された選手たちによるマスク外しは目に余り、アゴマスクどころか完全にマスクをせずにはしゃぐ姿が数多く映像でとらえられ、ネットでは批判が噴出。とはいえ、閉幕なので処分や資格停止も意味をなさない。開会式以上にノーマスクが常習化され、国と地域によっては大半の選手がマスクをしないで談笑したシーンも。
 コロナ対策ルールについて、組織委は「性悪説には立たない」との見解を見せていたが、厳格なルールは「性善説」では機能しないようだ。
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 8月9日05:30 MicrosoftNews スポーツニッポン新聞社「政治家よりも選手の言葉は響く。その力で再び社会を一つに
 © スポーツニッポン新聞社 <閉会式>勢ぞろいした参加国の旗手ら(AP)
 ◇東京五輪・閉会式(2021年8月8日)
 「開催」か「中止」か。国論を二分する中で行われた五輪は、良きにつけあしきにつけ、我々の心に鮮烈な記憶を刻み込んだ。
 異例ずくめの五輪を象徴するように、選手たちは戦う前から過酷な制約を課せられた。特に海外の選手は異国で自由に外出することすら許されず、パフォーマンスに影響したであろうことは想像に難くない。
 日本の選手は確かに有利な立場にあった。だが、それを差し引いたとしても、本当によく頑張った。中止を求める世論に胸を痛め、心ない人たちからの批判や中傷で傷ついた者も多かったに違いない。それでもこれだけの結果が残せたのは5年間の努力のたまものであり、堂々と胸を張っていい。
 では、これで「大会は成功だった」と言えるのか。残念ながら答えは「NO」だ。新国立競技場の再設計に始まり、大会エンブレムの盗用、贈収賄疑惑を巡る竹田恒和JOC会長の退任、そして女性蔑視発言での森喜朗前組織委会長の辞任。とどめは開会式の演出に携わる一部関係者によるいじめや差別発言のオンパレード。世界に恥をさらした数々の不祥事は、選手が活躍したからといって消えるものではない。
 そして何より、コロナ感染者の激増だ。為政者たちがどう否定しようと、五輪で人出が増え、五輪のお祭り騒ぎで気持ちが緩み、五輪が感染爆発の一因になったことは疑いようのない事実だ。「感動」「勇気」という美辞麗句の陰で多くの人々が感染に苦しみ、全ての医療従事者が寝食を忘れて今も働き続けている現実から、私たちは決して目を背けてはならない。
 五輪が閉幕した今だからこそ、メダルを獲った選手も獲れなかった選手も、これから自分たちに何ができるかをもう一度よく考えてほしい。五輪が開催できたのは、多くの国民の忍耐と協力があったからこそだ。その思いに応えるためにも、今度はコロナとの闘いの先頭に立つ覚悟で、感染防止や若者の啓発に努めてほしい。国民の信頼を失って久しい政治家よりも、選手たちの言葉ははるかに国民の心に響くはずだ。
 せっかく史上最多のメダルを手にすることができたのだ。何年か先に「東京五輪がコロナ収束のターニングポイントになった」と言われるように、選手も国民も、今日からまた心を新たにして頑張ろうではないか。五輪で分断された社会が、五輪のレガシー(遺産)で再び一つに結びつく。スポーツの本当の力、底力を見せるのはこれからだと私は信じたい。(特別編集委員・藤山健二)」
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 8月9日05:59 MicrosoftNews デイリースポーツ「五輪閉会式 まるで花火大会 会場周辺に人が密集 急きょ人流規制に地元住民怒り
 © デイリースポーツ 東京五輪閉会式が行われる国立競技場に押し寄せた人たち=東京・新宿
 東京五輪が8日、17日間の会期を終えて閉幕しました。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない緊急事態宣言下での無観客開催。異例となった大会では、競技の熱戦やプレー以外でも、さまざまな出来事が話題を呼んだ。
 東京五輪の閉会式が8日午後8時にスタート。会場となった国立競技場周辺ではフィナーレの雰囲気を味わおうと多くの人が密集して集まり、沿道には人があふれ返った。
 競技場の周りはフェンスで囲われ、至る所に警察官が配置される物々しさ。競技場を撮影しようとする人に対し警察官は「速やかに移動を」「立ち止まらないでください」などと声を張り上げ注意を呼びかけたが、周辺は人でごった返した。
 花火待ちで撮影の場所取りをする人、浴衣姿でラムネを手に歩く人、路上飲みをしながら開始を待つ人など。まるで花火大会のような光景が随所に見受けられた。
 あまりの人の多さに、警察はJR千駄ヶ谷駅、地下鉄銀座線外苑前駅から国立競技場へとつながる道を一部規制し人流を抑制。これにより地元住民が帰路につけない事態が発生、「なんで俺らがこんな目に合わなきゃならねーんだよ!」と警察官に対して怒声が鳴り響く、異様な光景が広がった。」
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 8月9日11:58 MicrosoftNews スポーツ報知「デーブ・スペクター氏、東京五輪閉会式をチクリ「世界の誰もわからない。意味不明」
 © スポーツ報知/報知新聞社 デーブ・スペクター氏
 放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏が9日、自身のツイッターを更新。8日に17日間の会期を終え閉幕した東京五輪について私見を述べた。
 この日、閉会式について、「この上ないセレモニーなんだから、最高の音楽家舞踊家たちが、言葉や文化を超えた最上のパフォーマンスをすべきなのに。バラバラなダンスや、古い海外曲の日本語カバー、日本語の劇とかやっても、世界の誰もわからない。意味不明。オチはありません」と厳しくつづったデーブ氏。
 さらにIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が五輪運動の発展に寄与したことをたたえる「五輪オーダー」(功労章)で最高の金章を特例で菅義偉首相と東京都の小池百合子知事に授与すると明らかにした件について、「首相と都知事にIOC最高勲章→『受勲すべきは国民や都民』と固辞したら、ねぇ。お二人とも、よい思い出になって良かったですね(原稿棒読み)」と皮肉たっぷりに記していた。」
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 8月9日13:30 MicrosoftNews AERA dot.「五輪閉会式で選手が次々に途中退席 懲りない橋本会長「パリとの差に愕然」と酷評殺到
 © AERA dot. 提供 またも長かった橋本聖子会長の閉会式のスピーチ(GettyImages)
 「日本人であることが恥ずかしい」
 SNS上でこう酷評の声が殺到したのが8日夜に行われた東京五輪の閉会式だ。
 閉会式は東京スカパラダイスオーケストラの演奏で、様々なパフォーマーが登場。リフティング、縄跳び、けん玉、スケートボードを演じた。NHK中継によれば、この演出は「東京の昼下がりの公園」の様子を再現したものだという。続いて佐藤健作氏による日本の和太鼓演奏、ダンサー・アオイヤマダさんのソロダンス、東京音頭などが行われた。
 五輪旗小池百合子都知事から3年後の開催地・パリのイダルゴ市長に引き継がれると、橋本聖子組織委員会会長、IOCトーマス・バッハ会長が挨拶。最後は俳優の大竹しのぶさんが子供たちと一緒に登場し、宮沢賢治作曲作詞の「星めぐりの歌」を合唱した。
 「閉会式は2時間15分でしたが、正直長く感じましたね。五輪でトップアスリートの演技を見た後に、なぜダンスやスケボーを見させられるのか。橋本さんやバッハ会長の挨拶も『長い』と苦情が出た開会式の教訓を全くいかしていない。7分間のスピーチでしたが、選手たちは次々と寝そべっていました。閉会式の途中で選手村に帰る選手も多かったです。最後に出てきた大竹さんも気の毒でした。子供たちと共に美声を響かせていましたが、日本人を含めて世界の人達はこの演出の意味が全く分からない」(スポーツ紙記者)
 視聴者だけではない。現場にいた選手や関係者も微妙な雰囲気を察知したのだろう。フェンシングの五輪メダリストで国際連盟副会長の太田雄貴さんは、閉会式中に行われたIOC選手委員の就任式に出席。
 現場の様子を自身のツイッターで発信していたが、バッハ会長のスピーチ中は、「海外選手達がギブアップし、選手村に帰ったり、寝そべったりしている中、日本選手団はスピーチをしっかり聞いておられます。これは学生時代に校長先生に鍛えられた成果と推察しております」と笑いを誘っていた。
 SNS、ネット上では案の定、批判の声が殺到した。
 「誰が演出したかわからないけど、シドニーや北京やリオの閉会式に比べて地味であったし、全体的に調和がとれてない。ただ乱雑に平凡な出し物の連続で見ていて、すごい、美しい、すばらしい、こんな印象は全然湧いてこなかった。日本には世界的な有名人が少ないから仕方がないけど、1年も延期して猶予の期間はあったのだからアニメ系を工夫して入れたら良かった。最後の大竹しのぶさんの登場は、日本人でもあんまり意味がわからず、聖火まで消してしまった。外国人の方が見て、なおさら意味わからなかっただろう」
 「閉会式で相変わらず何が言いたいのか訳が分からんなあとうんざりしていたら、パリのプレゼンテーションを見て目が覚めましたMBXが会場を縦横無尽に走りながら紹介して『競技場から外へ』のコンセプトを明確に伝え、飛行機が市街地を低空飛行で飛び、マスクをしていない市民が密集してアスリートを祝福するプレゼンは、日本とは絶望的な差がありました演出家の技量の差が明確に出た閉会式であり、日本文化の素晴らしさを1ミリも伝えなかったこの演出家を選んだのは何故かと恥ずかしくなりました」
 閉会式を見たテレビ関係者も厳しい評価をこう下した。
 「演者の方々は本当に頑張ってくれたと思います。演出がもう少し何とかならなかったと思いましたね。世界の人達に『どう見られるか』という視点が決定的に欠けていました。日本人に伝わらないのだから、世界中の人達に共感を得られるわけがありません。自己陶酔、自己満足の域を出ていないと指摘されてもこの内容なら反論しようがないと思います」
 開会式に続き、閉会式も選手が途中で退席し、寝そべった光景はあまり見たことがない。日本オリンピック委員会JOC)はこの現実を見てどう感じるだろうか。(牧忠則)」
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