🎷67:─1─中国共産党から批判される政治家ほど日本にとっていい政治家の証。~No.295No.296No.297 (62)

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 中国共産党は、尖閣諸島・沖縄、沖ノ鳥島、北海道から奪い為に陰謀をめぐらしている。
 中国軍は、日本に対する復讐戦として対日戦争計画を立て軍備を増強している。
 アメリカの核ミサイルは中国やロシアに照準を合わせているが、中国・北朝鮮・ロシアの核ミサイルは日本を攻撃する為に配備されている。
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 2021年11月号 WiLL「『河野談話』を否定できない河野太郎は中国のカモ
 石平  岩田温
 中国から批判される政治家ほど、日本にとっていい政治家の証
 〝自民党らしさ〟を取り戻せ
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 日本人をカモにした中国
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 岩田 そういう意味で、日本は中国に騙され続けていました。1989年、天安門事件のときも同じです。国際世論は中国に対して制裁を科す動きを見せていましたが、日本は宥和政策をとり、なんと1992年には天皇・皇后両陛下の訪中まで実現してしまった。しかも当時の外交文書が公表されましたけど、中身を見ると驚きます。『西側諸国が一致して中国を弾劾するような印象を与えることは、中国を孤立化へ追いやり、長期的、大局的観点から得策ではない』と。間違った判断だと断じるほかありません。
 今や中国は世界第2位の経済大国であり、軍事大国でもあります。ずっと騙され続けていたら、日本はそれこそ滅亡の道を歩むことになる。対中外交戦略の見直しは急務です。
 石平 これまで日本は、中国に負い目を感じていたように思います。先の戦争で中国に悪いことをしてしまった。そういう日本を許してくれた中国は大人(たいじん)である、と。でも、それは間違った歴史観です。中国に翻弄され続けた外交戦略に終止符を打つべきです。
 岩田 1つ指摘しておきたいのは、対中外交の誤りの多くは、自民党政権のときなんですよ。自民党には自己反省を促したい。……しかし、『日中友好』を信じ続けて、騙されてきたことを反省する際に思い出すべき言葉ではないかと思います。
 戦わずして勝つ
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 岩田 このまま憲法改正に手をつけなかったら、それこそ羊頭狗肉(ようとうくにく)です。自民党総裁選の候補者は、みな憲法改正に言及していますが当然です。
 危険は目前に迫っています。アフガン政権が瓦解しましたが、アフガンの軍隊はタリバンと戦う意思を持っていなかった。バイデン大統領は『だから、米軍を撤退させた』と言っていましたが、尖閣でも同じことが起きます。
 尖閣の安全保障が日米安保に適用させるか、米政府におうかがいを立てて、それでOKをもらえれば、ひと安心という風潮が蔓延っている。日米同盟を尊重するのは構いませんが、尖閣諸島は自分たちで守るという意思、それは憲法改正も含めてですが、そういう姿勢を示さなければ、米国だって本気で共闘などしてくれません。
 石平 台湾にしても、与党、民主進歩党系のシンクタンク、台湾民主基金会が行った世論調査(2020年10月中旬)では、中国が台湾を侵攻した場合、『台湾のために戦う』と答えた人が79.8%にも上っています。国民の意思も大きい。
 岩田 その国民の世論を間違った方向に導いているのが、日本の大手メディアです。特に朝日とNHKなどは、もはや中国の手先じゃないか、そういう印象すら受けます。……
 石平 中国は『孫子』の兵法の時代から、戦わずして勝つことを第一義としています。尖閣も日本が抱えている弱点をついてくるでしょう。その一つが『日中友好』。『我々は日本と争う気はありません。領土を取り戻すだけです』と持ち掛ける。もう一つが『人の命』。『人の命は地球より重い』と言って、尖閣を諦めさせる。本当に尖閣を奪われていいのか。日本人一人ひとりの覚悟が問われます。
 ……
 本当に騙されやすいね
 石平 中国共産党は本当に狡猾です。ありとあらゆる手段を駆使して、自分たちの目的を達成しようとする。いわゆる『超限戦』ですが、その恐ろしさを改めて認識しなければなりません。
 岩田 1945年、日本は敗戦を迎え、GHQの支配下に置かれます。その間、中国は国民党と中国共産党との間で内戦が続いていました。結果、米国の後ろ盾があった国民党は敗北、中国共産党による中華人民共和国が成立します。なぜ、劣勢だった中国共産党が勝利を収めたのか、不思議でなりませんでした。石平先生の本を読んで、その疑問が氷解したのです。
 実は国民党内に中国共産党のスパイが多数入り込んでおり、雌雄(しゆう)を決する戦闘のときは、そのスパイたちが大きな役割を果たしたと。
 ……
 石平 もうひとつ、国民党が負けた理由は、米国の後ろ盾が亡くなったためです。その当時の国民党は腐敗し、蒋介石による独裁政党でした。米国にとって価値観を共有する政党ではなかったのです。
 それと同時に中国共産党の宣伝工作に騙された面もあります。
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 岩田 当時の米国の認識は『中国共産党は、実質は民主主義を標榜(ひょうぼう)しているのだ』ととらえていた。毛沢東たちの迫真の演技に騙されてしまったわけです。
 石平 しかも毛沢東たち上層部だけでなく、末端の兵士まで徹底的に騙すよう仕込まれていたのです。
 ……
 中国共産党のこうのような宣伝工作は、今でも生きています。日中国交正常化以降、日本の代表団や作家、大学教授などが訪中するたびに、中国側は1ヵ月前から徹底して宣伝工作を立案し、実行します。終われば宣伝部の幹部たちは『いやあ、今日も我々は外国人を騙すことができた。奴らは本当に騙しやすいね』とほくそ笑んでいるわけです。
 持ちつ持たれつの関係
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 石平 中国の標的は二階派でしょう。二階俊博をはじめ、多くの議員を取り込まれている。ともかく、日本の政界はいまだに親中国派が根強く存在していることがわかります。考えてみれば、1970~90年ごろまでに至る、日米の対中政策を見ると憤りを覚えざるを得ない。世界の脅威となった中国をここまで育てあげたのは、取りも直さず日米の金銭を含めた強力だったわけですから。
 岩田 自らの手で怪物を仕立てあげた責任は問われてしかるべきです。
 中国に阿諛追従(あゆついしょう)する学界
 石平 政界・財界・官僚を含めて、対中認識を誤り続けた理由はどこにあるのか。
 岩田 一言で言えば『贖罪(しょくざい)意識』でしょう。中国はその意識を巧みに利用しています。それにプラス、経済的利益です。日本の国益より私利私欲で中国と付き合い続けた。それこそ国家観・歴史観を喪失しているため、対中政策を誤りやすいのです。……泣きながら跪(ひざまず)いて謝罪したそうです。鳩山由紀夫を彷彿とさせますが、これで一種の精神的な陶酔状態に陥っている点を忘れてはならないと思います。『謝罪をしている私って、なんて素敵なんだろう‼』という奇妙な陶酔です。自国に対する贖罪意識を個人の奇妙な陶酔感情へ変化させる。このおかしなナショナリズムが日本の学界の中で横行しているように見受けられます。
 石平 日本人は中国共産党がいかに恐ろしい政党なのか、もう一度深く認識するべきです。甘く見たり、信じた人たちは、すべてこの世から消え去りました。……
 岩田 ご指摘の通りです。習近平のおかげか、一般国民は徐々に中国の脅威を認識し始めているのは確かです。『日中友好』という言葉に振り回されなくなりつつある。ところが、この変化に気付いていないのか、もしくは無視しているのが、マスコミと学界です。
 学界は特にひどい。慶應大学のある教授は『ウイグル人の虐殺は、ほとんどフェイクだ』と言っています。しかも、彼一人だけではない。ほかの学者連中の間でも『これは西側諸国による中共を貶めるためn宣伝工作だ』と主張する人たちが少なくありません。
 石平 普段は『人権を守れ』と言っているクセに・・・。親中には理由があるのか。
 岩田 一つは中国に行った際、さまざまな宣伝工作やトラツプを仕掛けられる可能性が考えられる。もう一つ考えられるのが、学界での地位や利権が得られるためではないか。……中国寄りの発言をする学者が増えています。
 石平 学界の深い闇と言わざるを得ません。彼らは中国に親近感を覚えているのか、それとも左翼だから共産主義に共鳴しているのか。
 岩田 ……共産主義者毛沢東主義者と表明した学者はほとんどいません。しかし、学界の空気は左派・リベラル色が強いのは確かです。『日中友好論者である』と見られなければ、右翼的な人物だと偏見を持たれ、疎(うと)んじられる。偏見でも何でもないのですが。とにかく学界は徒弟制度で、師匠の言うことは聞き従わざるを得ない。そういう狭い世界であることも、学界が世間の常識と乖離(かいり)してしまう大きな理由です。
 石平 不自由ですね。
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 学者の傲慢っぷり
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 岩田 ……そういう意味でも国民と学界の認識は乖離しています。日本学術会議では軍事研究が禁じられていますが、一般的な常識からすれば考えられません。『戦前の日本の反省を踏まえている。軍事研究をすれば、また軍事国家の道を歩むことになるだろう』なんて言い訳をしていますが、暴論もはなはだしい。
 石平 こんな学界からもっとも影響を受けているのは、日本のエリート層である官僚ではありませんか。
 岩田 すです。小中髙大学と、真面目に勉強すればするほど、思想的にどんどん偏っていってしまう。まさに日本の悲劇と言っても過言ではありません。
 石平 しかも、そういう勉強ができる連中は出世しやすい。だから厄介です。
 岩田 ……たとえば慰安婦問題を取り上げ、アジアでの旧日本軍の加害行為を強調するなど、とんでもない内容になっている。ところが、そんな教科書を日本のトップクラスの高校が採用しています。実に憂慮すべき事態です。
 石平 そういった教科書を検定しているのが文科省でしょう。
 ……
 岩田 そういう批判に対して、左翼は『反知性主義』という言葉をよく使います。国民が『中国はおかしいぞ』『北朝鮮は実際に拉致していたんだ』と気付くと、『お前たちは愚かだから、そんな些末(さまつ)なことに目が行くんだ。我々優秀な人間は、もっと大きな視点で物事を決めている』という論理で丸め込んでしまう。
 石平 まさに共産主義と一緒です。共産党員が知性を代表しており、庶民は愚かだから〝善導〟すると考えている。
 岩田 ……次のように発言しており大変驚きました。『偽政者の学問が足りないと思う。学問がある方には、専門家の言葉が大事だという体験がある。そのような体験がゼロの方には、専門家の言葉は説得力をもたないのだろう』と。
 この言動こそ、まさにレーニン主義の最たるものではありませんか。衆愚は知識層の言うことに従っていればいいという論法です。我々専門家である知識人の言葉に従わない人間は『学問が足りない』とは・・・。
 石平 要するに学問は彼らのようなエリートのためにあるというわけです。それはおかしいですよ。
 岩田 さらに加藤氏は学問をしていない政治家は政治家になる資格がないと言いたいわけでしょう。学者の言うことを聞かない政治家は政治下の資格がないと。実に非民主主義的です。
 石平 いやあ、信じられない。加藤氏の言っていることは傲慢極まりない話です。 
 反省も懺悔もしない左翼
 ……
 岩田 そういう意味で、日本の民主主義を支えてきたのは一般国民です。戦後の知識層は社会党に共感を寄せていました。ところが、多くの国民は自民党に票を入れてきたのです。知識層からしたら『大衆は愚かだから、自民党を選んでいるんだ』という論理になるわけですが、一般国民の感覚は違います。『言っていることとやっていることが、あまりにも違う。おかしい』と。知識層の言うことを聞いていたら、日本は日本でなくなっていましたよ。
 石平 知識層の多くは中国や北朝鮮を礼讃していた事実もあります。たとえばノーベル作家も大江健三郎は『北朝鮮は地上の楽園』という言葉を流行らせました。その言葉を信じて、北朝鮮に移住した日本人も数多くいます。こういった言動に対して反省や懺悔(ざんげ)の念を示していないのか。
 岩田 朝日をはじめとして何ら弁明していません。……
 ……
 石平 政治学者ほどタチの悪いものはありませんよ。……」
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 自己責任・自助努力・自力救済とは、「天は、自らを助ける者は助けるが、自らを助けない者は助けない」である。
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 日本国内には、日本の国益・日本国の安全・日本国民の利益よりも中国を優先し、中国共産党に忖度し、中国の利益の為に働く親中国派・媚中派と言われる日本人がいて、彼らは高学歴の知的エリートや進歩的インテリの中に多く存在する。
 彼らは、政治家、官僚・役人、企業家・経営者、新聞・放送・出版社などのメディア関係者、学者・教育者、専門家・評論家・知識人、市民活動家など世論に影響力を持つ職業に就き社会を動かす社会的地位にある。
 その証拠が、親中国派・媚中派中国共産党ウイグルで行っている少数民族ジェノサイド非難決議案がによって潰し、日本は沈黙する事で中国共産党の人道に対する重犯罪を黙認した。
 日本では、中国共産党と秘密結社が行っている臓器輸出、人身売買、麻薬売買などの犯罪は話題にもならない。
 つまり、日本は人の命より金儲けを選ぶ事を世界に示した。
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 江戸時代の日本人は、仏教僧侶の抹香臭い法話は有り難く拝聴したが、儒学者などの知識人の小難しい話は胡散臭く信用せず真剣に聞かなかった。
 庶民は単純明快な論語儒学を好み、小難しい屁理屈をこねる朱子学儒教は好まなかった。
 そして、天朝(天皇)様がおられる神国日本を野蛮国だと嫌い、古の聖人君主が治める中国や朝鮮を礼讃して憧れる儒学者・学者を変人・奇人として敬遠した。
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 日本民族は昔から現実の自然界で生きてきた為に、浮き世離れした哲学・思想・主義主張そして信仰宗教を粗略にしなかったが、権威は権威として敬(うやま)いつつ、敬して遠ざけ、疑い信じず、真剣ではなく適当であった。
 つまり、しょせん自分は無知であると自覚し無理して賢くなる必要はないと諦め、論語読みの論語知らず、馬の耳に念仏、犬に論語、牛に経文が分相応で都度いいとし、むしろ日々の生活を楽しむ事に喜びを見出しその為のみに精を出していた。
 建前ではなく本心を言えば、日本民族は中華(中国や朝鮮)的な学識者や知識人が嫌いであった。
 一般庶民にとって、朝鮮通信使如きはチンドン屋的な鳴り物入りの奇妙奇天烈な珍しい興行一行に過ぎなかった。
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