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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
中国共産党は、尖閣諸島・沖縄、沖ノ鳥島、北海道を強奪しようとしている。
中国軍は、日本との戦争を想定した作戦を立案し、対日戦に勝つ為に海軍と空軍の増強を続け、さらには数千機の無人兵器ドローンによる新たな攻撃戦略を民間企業や理系大学からの技術協力を得て進めている。
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2021年11月21日号 サンデー毎日「世界透視術 金子秀敏
須美寿島(すみすじま)の重要性
岸田文雄首相が衆院解散した10月14日、対馬海峡を北上して日本海に進入していた中国海軍の艦隊がウラジオストクの沖合でロシア海軍の艦隊と合同演習を始めた。
その後、両艦隊は各5隻が2列縦隊の陣形を組んで津軽海峡から太平洋に出た。その後、日本列島沿いに進み、九州の大隅海峡を通過して東シナ海に入り、中国艦隊は司令部のある山東半島方面へ、ロシア艦隊は対馬海峡からウラジオストクへ去った。両艦隊はそれぞれ日本を一周したことになる。
中国海軍が日本海でロシア軍と合同演習をするのは初めてではないが、合同で津軽海峡、大隅海峡を通過したのは初めてだ。自衛隊だけでなく米軍も監視を強化し、ウラジオ沖では米ミサイル駆逐艦がロシア艦に接近して小競り合いが起きていた。
中国の対外宣伝メディアは『日本中を震撼(しんかん)させた』と得意げに論評しているから、中露合同演習の狙いが日本への威嚇であることは明らかだ。南シナ海では日米英の空母、ヘリ空母が参加した6ヵ国合同演習が始まっていたので、それを牽制する意味があったろう。
日本の総選挙を計算に入れていたかどうかはわからないが、台湾で選挙運動が始まると台湾海峡で中国軍の威嚇行動が増える。中国に反発して台湾独立派の票が増えることより、中国を甘く見て台湾独立派の票が増えることを恐れているからだ。
中国国防省は『中露両軍は初の海上合同パトロールを実施した』『第三国に対するものではない』『領海侵犯はない』などと発表した。
津軽海峡も大隅海峡も、日本の領海の範囲を沿岸から3カイリにとどめて中央に公海部分を設けている『特定海域』なので、わざわざ領海侵犯の有無を声明する必要は普通はない。
ただし艦隊に潜航した潜水艦が同行していたとすれば、潜水艦が航路を外れて領海部分に入った場合は、浮上して国旗を掲げなければならない。『領海侵犯はない』とあえて念押ししているのは、水面下にいた潜水艦も航路を外れていないとほのめかしたのではないか。
ウラジオ沖では中国の最新鋭ミサイル駆逐艦が対潜ミサイルの発射訓練をしている。中露合同パトロールの目的は米原潜だと思える。
中露艦隊が伊豆諸島の須美寿島の南側を通過したことも注目される。八丈島の南、約180キロにある無人島で、高さ136メートルの切り立った岩が海上にそびえ、格好の目標になっている。2014年には中国浙江省から百数十隻のサンゴ密漁船が押しかけてきた。
威嚇の目的なら米軍基地のある横須賀の沖を通った方がよさそうだが、大きく南に迂回して絶海の孤島、須美寿島に接近し、艦載ヘリを飛ばした。この島が中露両軍にとってよほど戦略的に重要だからに違いない。尖閣の魚釣島に形もよく似ている。」
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2021年衆議院総選挙の最中に、中国艦隊とロシア艦隊は日本海での合同軍事演習と日本を周回する合同パトロールを行い、日本に軍事的威圧を加え、日米に対して牽制を行った。
衆院選挙の結果は、親米の保守派・自民党とリベラル派・公明党の勝利で、反米、反日米安保、反日米同盟、反自衛隊、非武装、反集団的自衛権、護憲、反戦平和の革新派・日本共産党と共闘したリベラル派・立憲民主党は敗れて議席を減らした。
中国共産党と韓国は、日本共産党・立憲民主党が勝ち、自民党が敗れる事を期待したが、安倍路線を継承する自民党勝利に失望した。
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明治の頃から、日本は敵国であるロシア・中国・朝鮮3ヵ国と対峙し、日本天皇・日本国・日本民族を敵国の侵略から守る為に、一国だけで孤独に正当防衛として積極的自衛権を発動していた。
日本には、援軍を派遣してくれる味方、同盟国も友好国もなかった。
日本が孤独な国であったのは古代からかわる事がない事実で、国際世界は日本に薄情であった。
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中国共産党とロシアは、日本との友好関係・善隣関係・ウインウイン関係など望んではいない。
安保条約に基ずく日米合同軍事演習の目的は、日本防衛であり、奪われた島嶼の奪還である。
中国軍とロシア軍の合同軍事演習は、日本への攻撃と日本領内占領地の防衛である。
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幾らウソを並べ、詭弁を弄しても、中露両艦隊の威嚇的合同パトロールの対象国は明らかに日本である。
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日本を取り巻く国際環境の悪化の元凶は、中国共産党ではあるが、その発生源は国家主席の習近平である。
日本国内の親中国派・媚中派は、習近平主席の国賓訪日を実現すべく画策している。
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明治維新は、江戸時代後期に全国に広がったロシアの日本侵略に対する恐怖から始まった。
明治新政府は、攘夷に消極的な徳川幕府を倒し、日本を対外戦争ができる軍国主義国家へと大改造するべく急いだ。
日本が短期間で近代化に成功したのは、神国日本と天皇家が危ないという危機意識を身分・階級・貧富に関係なく全国民が共有したからである。
現代の日本人は、当時の日本人と別人のような日本人であり、幕末・明治維新・明治新政府という激動の時代を駆け抜け日本を守る救った坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛、伊藤博文、その他多くの偉人は現代日本からはもう生まれ出ない。
現代の日本には、民族的な武士・サムライもいなければ、百姓もいない。
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