🎷73:─1─岸田政権下の自民党は対中非難決議を今国会でも見送った。親中国派・媚中派。~No.319 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2021年12月17日20:04 産経新聞「対中非難決議 今国会でも見送りへ
 対中人権非難決議をめぐり記者団の取材に応じる自民党古屋圭司政調会長代行=17日午後、党本部(奥原慎平撮影)
 中国政府による新疆ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議は、先の通常国会に続き、今国会でも採択が見送られる見通しになった。複数の議連が決議採択に向けて動いていたが、自民党執行部が、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」をめぐる対応を政府が決める前の決議採択に慎重なためだ。
 自民党茂木敏充幹事長は17日、超党派の「日本ウイグル国会議員連盟」会長を務める古屋圭司政調会長代行らと党本部で面会し、政府が外交的ボイコットに関する対応を表明しない限り、決議採択は認めない考えを示した。決議に関し「内容はいいが、タイミングの問題だ」と語った。
 面会には「日本チベット国会議員連盟」会長の下村博文文部科学相、自民の「南モンゴルを支援する議員連盟」会長の高市早苗政調会長らも同席した。
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 12月18日07:49 MicrosoftNews FNNプライムオンライン「対中非難決議 今国会見送りへ 高市氏「大変悔しい」
 © FNNプライムオンライン
 今の国会で、中国政府によるウイグルなどでの人権侵害を非難する決議が見送られる見通しになった。
 自民党高市政調会長臨時国会こそはと思って、公明党と文言調整含めやってきて、大変悔しいですね」
 自民党高市政調会長ら、中国の人権問題に関わる複数の議員連盟の幹部は、17日、党本部で茂木幹事長と面会した。
 高市氏らは、北京オリンピックを目前に控える中、今の臨時国会での非難決議を求めたが、茂木氏は、内容には理解を示したうえで「今はタイミングではない」として、決議の採択を見送る考えを伝えたという。」
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 12月18日19:56 MicrosoftNews  NNN24「中国&五輪…動く高市氏 不協和音の萌芽
 © NNN 中国&五輪…動く高市氏 不協和音の萌芽
 来年の北京五輪を外交的ボイコットするのか?中国の人権状況について国会で非難決議を採択するのか?中国との向き合い方をめぐり響き始めた岸田政権内の「不協和音」。自民党内の対立の萌芽・温度差は政権を揺るがすガバナンスの問題に発展するのか?解説する。(日本テレビ自民党担当キャップ 前野全範)
高市政調会長の官邸訪問 北京五輪の外交的ボイコット要求
 それは12月14日の夕方のことだった。自民党高市早苗政調会長古屋圭司政調会長代行、下村博文・前政調会長らが首相官邸の岸田首相の元を連れ立って訪問した。面会の要件は、来年の北京五輪について外交団や政府関係者を派遣しない、いわゆる「外交的ボイコット」を求めるためだった。それぞれ立場はウイグルチベット内モンゴル関連の議員連盟会長としてということではあったが、現職の自民党幹部、しかも党四役の1人の高市政調会長首相官邸に直接乗り込み、政権の「外交政策」に注文を付けるのは珍しい事態だった。
 このとき、自民党内では既に外交部会で北京五輪の外交的ボイコットを求める声が相次いでいたほか、保守色が強い議員グループが7日の段階で首相官邸を訪れボイコットをするよう強く申し入れていた。政府よりも党が「強く出る」ことについては、実は珍しくはない。常に相手国や国際社会への外交的な配慮が求められる政府の、本音の部分を党が代弁するパターンだ。政府側からすれば「きちんと党のご意見はうかがいました」という『ガス抜き』的な意味合いもある。ただ、このようなパターンは通常、政府と党の間で役割分担や落としどころが決まっているものだが…今回はどうなのか。
北京五輪「閣僚派遣せず」方針 外交ボイコットは曖昧戦術か?
 焦点となっている「外交的ボイコット」の可否について、複数の外務省幹部はこの問題が表面化する前の先月頃から筆者の取材に対し、「元々、外交ボイコットという言葉に定義はないから…」と何度も呪文のように繰り返していた。
 回りくどい言いぶりだが、その心は「外交的ボイコット」を大々的に宣言すると中国の激しい反発を招いてしまうおそれが強いので、この言葉自体は使わない。ただし、閣僚や政府関係者を派遣しないことで結果的にアメリカやイギリスなどとも足並みをそろえる、という対応の仕方。言うなれば外務省的「曖昧戦術」だ。
 外務大臣を4年8か月つとめた岸田首相もこうした外務省の戦術に一定の理解を示しているとみられ、ある官邸関係者は「岸田首相は外交は完全に外務省の言いなり。外交的ボイコットの件も外務省の曖昧案が基本路線で、総理はそれに逆らわない」と語る。
■中国非難決議で再び動く高市氏 今度は茂木幹事長に直談判
 一方、こうした曖昧戦術に対し、旗幟を鮮明にせよ、というのが、高市氏ら党内の保守系の議員らの立場だ。17日。高市氏は今度は茂木幹事長の元を訪問し、直談判に及んだ。内容は中国による新疆ウイグル自治区や香港などへの人権侵害を非難する国会での決議案だ。
 しかし、茂木氏は「外交的ボイコット」をめぐって、世論の関心が高まる中、「内容はよいがタイミングの問題がある」として決議案を自民党として了承することに待ったをかけた。幹事長の了承が得られなかったため決議は今国会での採択は見送られる方向になり、高市氏はカメラの前で「本当に悔しい」と心情を吐露した。つい先月まで外務大臣だった茂木氏は外交情勢を鑑み、首相官邸ともすり合わせた上で、今国会での決議見送りを判断したとみられている。
 一方、決議見送りの判断については、安倍元首相が高市氏の側に立ち、周辺に対して「批判が殺到すると思う。官邸に相談してはダメで党としての意思を示すべきだ」などと不快感を示しているとされるほか、保守系議員からは茂木幹事長の判断への反発の声が相次いで出ている。
自民党内に響く「軋み」の音。不協和音は大きくなるのか?
 順調に滑り出し、臨時国会も無難に終えようとしている岸田政権。その一方で足元の党内を中心に「不協和音」が響き始めた。
 ある自民党関係者は党内の現状についてこう解説する。
 「色々なところでギシギシと変な音が聞こえている。軋む音が聞こえながらも何とかかろうじて前に進んでいる状態だ」
 中国への向き合い方という難しい課題をめぐり、見え隠れするようになった対立の萌芽。意思決定過程での足並みの乱れは政権全体のガバナンスをも揺るがす問題に発展していくのか。年末年始も対中外交をめぐり目が離せない展開が続く。
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 12月19日10:40 産経新聞尖閣周辺に中国船 18日連続
 尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島=沖縄石垣市鈴木健児撮影)
 沖縄県尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で19日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは18日連続。
 第11管区海上保安本部(那覇)によると、領海に近づかないよう巡視船が警告した。」
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 12月19日19:43 産経新聞「対中決議案、公明幹部の意向で「非難」削除 今国会採決も見送り
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 日本に住むウイグル人香港人による「自由」を求めるデモ行進。日本政府に北京五輪の「外交ボイコット」を求める声も上がった =11日、東京・渋谷
 新疆(しんきょう)ウイグル自治区や香港などでの深刻な人権侵害行為を非難する国会決議案が、公明党の一部幹部の意向を反映し、中国政府への批判のトーンを弱めていたことが19日、分かった。原案に明記されていた中国当局による人権侵害を非難し即時停止を求めた部分は削除され、人権状況について説明責任を求める内容に修正された。ただ、修正後の決議案は公明が党として正式に了承するまでには至らず、今国会での採択も見送られる方向となった。
 決議の原案は、超党派の日本ウイグル国会議員連盟や日本チベット議連などが今年4月に作成したが、先の通常国会では採択には至らなかった。
 ウイグル議連会長で自民党古屋圭司政調会長代行は今月14日、公明幹部に改めて21日に閉会する臨時国会での採択に向け、協力を打診した。公明幹部は原案の表現を修正するよう求め、古屋氏が応じた。」
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