💸12¦─7─象印株主総会、中国系ファンドの提案を否決。〜No.66 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2022年2月17日 産経新聞象印株主総会、中国系ファンドの提案を否決
 象印マホービンは17日、大阪市内で定時株主総会を開き、中国の生活家電大手「ギャランツ」創業家が代表を務める投資ファンドが提案していた、社外取締役選任議案を否決した。一方、象印が1月に導入し、ギャランツ側が反発していた買収防衛策の延長は可決された。ギャランツ側は象印株の保有に関して、縮小や撤退も含めて検討するとしている。
 2年前の象印マホービンの定時株主総会=令和2年2月19日、大阪市北区
ギャランツの梁恵強副会長は総会後にオンラインで取材に応じ、「とても残念。近年、日本の企業統治の変化を感じて投資をしたが、象印は時代に逆行している」と発言した。
 ギャランツは日本法人や投資ファンドなどと共同で象印株の15・5%(令和3年10月時点)を保有する筆頭株主だが、梁副会長は「投資を見直す必要がある」として縮小や撤退を示唆。象印の体制を「いい食材はあるのに料理人がポテンシャルを引き出せていない」と料理に例えて批判した。また、業績が下降傾向の中、株主への配当が高止まりしていることについて「利益を成長のための投資に回すべきだ」と指摘した。象印と共同で進める家電の開発については「現時点で影響はない。その上で、象印に発展してほしいという気持ちに変わりはない」と述べた。
 一方、象印は総会終了後、「すべての利害関係者の期待に沿えるよう取り組んでいく」とのコメントを発表した。
 ギャランツ側は以前から象印の海外展開の遅れを問題視しており、日銀出身で元山形県知事の斎藤弘氏と関西学院大大学院の石原俊彦教授を選任するよう要求。令和2年にも取締役選任の提案を行ったが否決されている。その後、昨年3月に象印とギャランツが新製品開発で提携。関係は改善されたかに見えたが、同8月以降にギャランツ側が象印株を買い増し、12月には再び社外取締役を提案した。
 こうした経緯に象印は不信感を募らせており、社外取締役の選任案には「現体制が適切」として反対を表明。さらに今年1月に導入した買収防衛策の延長を提案していた。
 17日行われた株主総会には34人の株主が参加。新型コロナウイルスへの感染対策として、象印が郵送による議決権行使を呼びかけていたことから少人数にとどまった。象印によると、株主からは社外取締役選任に関する質問はなく、総会は約分で終了した。」
   ・   ・   ・