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2022年6月30日 産経新聞「「自衛隊違憲論争に終止符を」安倍元首相、大分で強調
自民党の安倍晋三元首相は29日、参院選(7月10日投開票)の応援で大分県入りした。野党候補と激しい選挙戦を繰り広げている自民党候補のてこ入れを図るとともに、「改憲勢力」が憲法改正の発議に必要な3分の2の維持に必要な議席を固めつつある中、9条への自衛隊明記など改憲の必要性を強調した。
「自衛隊が違憲だといわれている状況に終止符を打とうではありませんか」
安倍氏は29日夕、大分市のJR大分駅前でマイクを握り、改憲を声高に訴えた。
ロシアによるウクライナ侵攻を引き合いに、日本の防衛費増額などを説き、「私たち自身が努力をしなければ領土領空を守り抜いていくことはできない。努力をしない国のために共に戦ってくれる国はどこにもない」と声を張り上げた。
その上で「日本を守るために命を懸けるのは自衛隊だ」と切り出し「(自衛隊の存在が)憲法に書かれていないから多くの憲法学者が自衛隊は違憲だといっている。この状況に終止符を打つことは、国をしっかりと守っていくことにつながる」と力を込めた。
安倍氏の後に演説した稲田朋美元防衛相も「戦後秩序がロシアによって壊されようとし、アメリカの抑止力によって守られるぜいたくな時代は過ぎ去った。今こそ防衛力の拡大、憲法改正が必要だ」と援護射撃した。
自民党は今回の参院選公約で、自衛隊の明記など憲法改正の「早期実現」を掲げる。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同情勢調査(25、26両日)では、自民に加え公明党、日本維新の会、国民民主党などの改憲勢力は改憲発議に必要な3分の2(166議席)を維持しそうな勢いだ。
先の通常国会では衆参憲法審査会も活性化し、国会での改憲に向けた地盤は徐々に整えられつつある。
ウクライナ危機をきっかけに日本を取り巻く安全保障環境への懸念も高まっている。安倍氏としては、この機を逃さず、憲法9条への自衛隊明記が抑止力の向上につながることを繰り返し訴え、改憲機運を盛り上げたい考えだ。
安倍氏が自らの政権でやり残したこととして挙げるのが北朝鮮による拉致問題の解決と憲法改正だ。安倍氏は、自らの悲願を実現し「この国の領土領空、誇りを守り抜いていく」と訴えた。
大分選挙区は6年前の参院選同様、自民新人と国民民主現職による事実上の一騎打ちの様相を呈し、激戦となっている。(小沢慶太)」
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江戸時代後期。文久元年2月。対馬事件。ロシア軍艦対馬占領事件。
ロシア軍艦ポサドニック号は、通告なしに対馬芋崎浦に不法停泊し、船体修理を名目に武装水兵を上陸さ永住施設を建設した。
対馬藩は、強く抗議し速やかな退去を求めた。
艦長ビリレフは、軍艦の武装で威嚇し、領地を支配する対馬藩に外圧を加えて芋崎付近の永久租借権を要求した。
ロシアの目的は、日本海をロシアの内海として支配する為に対馬に軍港要塞を築く事であった。
その裏には、イギリス・フランス・アメリカが日本海と東シナ海を結ぶ対馬に軍事拠点を築く計画を進めているという情報を得て、先手を打ったものであった。
対馬の島民は、古代から朝鮮の侵略による虐殺・強奪・拉致に苦しめられてきただけに、攘夷に燃え、ロシアの不法占拠に激怒した。
対馬藩は、武装抵抗すればロシアとの戦争になると恐れ、いきり立つ島民達を抑え、事の顚末を幕府に急報した。
幕府は、平和的交渉で事件を解決しようとしたが果たせず、イギリス公使オールコックに救援を求めた。
オールコックは、2隻の軍艦を派遣してロシア軍艦を対馬から退去させた。
西洋列強は、徳川幕府には近海の島々を守るだけの艦隊がない事に目をつけ、軍艦を派遣して日本から奪って自国領にしようとしていた。
当時の日本人は、天皇・国・民族を外敵から守るには、話し合いによる平和外交は不可能、無意味と痛感した。
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