⛿32¦─2─台湾有事で中国は失敗するも日米に甚大被害、米研究機関。〜No.178No.179No.180 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 台湾をめぐる中国共産党アメリアの戦争に、日本が安保条約に従ってアメリカに味方をして参戦すれば、日本は中国のミサイルで攻撃され、多くの日本人が中国軍に殺される。
 つまり、日本の保守改憲派が中国を敵にして親日・知日の親友である台湾を助け守ろうとすれば、日本人は中国軍の攻撃で虐殺される。
 日本を守ってくれるのは、同盟国アメリカや友好国イギリス・オーストラリアなど自由と民主主義諸国だけで、中国共産党政府・ロシア・北朝鮮などのような非人道的独裁国家ではない。
 その時、日本国内の親中派媚中派、反米派・反安保派・在日米軍基地反対派、護憲派人権派反戦平和市民は?そして、日本在住の中国人移民達は?。
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 2023年1月10日10:13 産経新聞「「2026年台湾侵攻」シナリオ 中国は失敗するも日米に甚大被害 米研究機関
 中国軍の東部戦区が2022年12月25日、「微信」の公式アカウントに投稿した離陸する爆撃機の写真(共同)
 【ワシントン=渡辺浩生】米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は9日、2026年に中国が台湾に侵攻するという設定で軍事シミュレーションを行い、侵攻は失敗するが、米国や日本側に艦船、航空機、要員の甚大な損失が生じるとする報告書を公表した。台湾防衛に「ウクライナ・モデル」は通用しないとし、米軍の迅速な介入が不可欠で日本の役割が「要」と指摘した。
 「次の戦争の最初の戦闘」と題した報告書。台湾有事は米国にとって進行するシナリオとし、2026年侵攻をモデルにシミュレーションを24回実施した。
 侵攻は最初の数時間で台湾の海空軍の大半を破壊する爆撃で始まるとし、中国海軍は台湾を包囲し、数万の兵士が軍用揚陸艇や民間船舶で海峡を渡り、空挺(くうてい)部隊が上陸拠点の後方に着陸すると予測した。
 しかし、最も可能性の高いシナリオで侵攻は失敗すると予測。台湾の地上軍は上陸拠点の中国軍を急襲し、「日本の自衛隊によって強化された」米国の潜水艦・爆撃機、戦闘機などが上陸船団を無力化。「中国は日本の基地や米軍の水上艦を攻撃するが、結果を変えることはできない」とし日本が攻撃を受ける事態に触れつつ、台湾の自治権は維持されると結論付けた。
 ただし、米国と日本は米空母2隻を含め艦船数十隻、航空機数百機、要員数千人を失うと予測。米国の世界的な地位を弱め、中国側も海軍力の壊滅など重大な損失を被ると指摘した。
 報告書は、同盟諸国と軍事支援を継続しつつ部隊は送らないウクライナへの関与とは異なり、「米国が台湾を守るならば米軍は直ちに直接的な戦闘に従事する必要がある」と強調した。同時に、在日米軍基地からの米軍の展開は「介入の前提条件」で日本は「台湾防衛の要となる」と指摘。日本との外交・安全保障関係のさらなる深化を優先させるべきだと提言した。
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 1月10日17:57 産経新聞「インド戦闘機が初飛来 空自百里基地、共同訓練へ
 日本に初飛来したインド空軍のSuー30MKI(スホイ30MKI)戦闘機=10日午後、茨城県の空自・百里基地(春名中撮影)
航空自衛隊との共同訓練に参加するインド空軍のスホイ30戦闘機4機が10日、茨城県の空自百里基地に到着した。インド戦闘機が来日するのは初めて。16~26日に百里を拠点として、日印2国間で初の戦闘機同士の共同訓練を予定している。両者の部隊指揮官は記者会見し、防衛協力の強化を訴えた。
 両国の協力関係は、戦闘機投入の訓練で、これまでの海上訓練などから段階を引き上げる形となる。日本側には中国を念頭にインドを引き込みたい狙いがあるとみられ、到着した機体の上方に弧を描く放水で歓迎姿勢をアピールした。
訓練には、空自から百里基地のF2と石川県の小松基地のF15が4機ずつ入る。インド空軍は要員約150人が来日。C17輸送機2機や空中給油機1機が支援する。
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 1月10日20:42 YAHOO!JAPANニュース TBS NEWS DIG Powered by JNN「「制圧防げても日米が大きな打撃」中国による台湾侵攻想定し米シンクタンクが机上演習結果を公表
 アメリカのシンクタンクCSIS戦略国際問題研究所」が中国が「台湾統一」に向け軍事侵攻に踏み切った場合を想定した机上演習を行い、台湾の制圧は防ぐことはできても、日米が大きな損害を被るとの結果を公表しました。
 CSISでは中国人民解放軍が2026年に台湾侵攻を図った場合に起き得る24のシナリオに基づき、アメリカ軍の元幹部や軍事専門家らが前提条件を変えて机上演習を実施。9日、その結果を公表しました。
 それによると、アメリカ軍が台湾防衛のために参戦したシナリオの大半で、中国は早期制圧には失敗する内容でした。
 ただし、▼台湾陸軍が戦力強化によりアメリカ軍が加勢するまで持ちこたえられること、▼平時からの武器の供与にとどまらず、早期に直接的に参戦すること、▼日本との外交・軍事協力を深め、戦時下では在日アメリカ軍基地を使用すること、▼アメリカ軍が長射程対艦巡航ミサイルを増強し、中国の防御地帯の外から迅速かつ一斉に中国艦隊を攻撃することを成功の条件にあげています。
 また台湾防衛を果たしたとしても、1か月の戦闘期間にアメリカ軍は数百機の戦闘機、2つの空母、20を超える艦艇などを失い、日本は多くのケースで戦争に巻き込まれ、基地を攻撃されるなど甚大な被害を被るとしています。
 一方で、中国軍側の物的・人的被害も大きく、中国共産党による政権維持を危うくする可能性があると指摘。さらに、核保有国間の戦闘はいかなる時も核戦争へと発展する危険をはらむと警告したうえで、双方が戦争回避に向けて政治的・外交的な戦略を追求するとともに、台湾や同盟国である日本の軍備増強が抑止力になるなどと結論づけています。
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1月10日 MicrosoftStartニュース 毎日新聞「中国の台湾侵攻防いでも日米は大損害 米シンクタンクの机上演習
 米国のシンクタンク戦略国際問題研究所CSIS)」は9日、中国人民解放軍が2026年に台湾への着上陸侵攻を図ると想定した机上演習(ウオーゲーム)の結果を公表した。米軍が台湾側で参戦したシナリオの大半で、中国は早期の台湾制圧に失敗したが、在日米軍自衛隊の基地が攻撃され、日米も多数の艦船や航空機を失った。日本が中立を保って米軍の参戦部隊の基地使用を認めなければ、台湾側が中国に敗れるという結果も出た。
 日本とアメリカの国旗
 © 毎日新聞 提供
 机上演習は22年夏から行われ、米軍の元幹部やシンクタンクの軍事専門家らが参加した。「中国が台湾に侵攻し、米国が台湾防衛に加わる」「核兵器は使用されない」との前提で、数週間の軍事衝突をシミュレーションした。米軍の参戦時期、台湾軍の即応体制、米軍の空対地ミサイルの対艦攻撃力の有無などの前提条件を変え、計24のシナリオを試した。
 CSISが最も可能性が高いとみる条件で行った3回の演習のうち2回では、中国側が台湾の主要都市を制圧できないまま、10日以内に補給困難に陥り、「敗北」との判定になった。残る1回では南部・台南の港を一時制圧したが、米軍の空爆で港は使用不能となり、「こう着状態だが中国に不利」と判定された。
 一方、自衛隊在日米軍自衛隊の基地が攻撃された場合に参戦したが、中国側の攻撃で平均122機の航空機、26隻の艦船を損失した。米軍も毎回2隻の空母が撃沈されたほか、168~372機の航空機、7~20隻の艦船を失った。台湾軍も平均約3500人の犠牲者が出た。
 台湾や米国にやや不利な条件で行われた17回のうち3回では「こう着状態だが中国に有利」との判定も出たが、中国の「勝利」と判定された例はなかった。
 だが、台湾が単独で防戦した場合や、日本が中立を保って紛争に参加する米軍部隊の在日米軍基地の使用を認めなかった場合には、中国が「勝利」した。
 CSISの報告書は台湾が中国の侵攻に屈しない条件として、台湾陸軍の強化▽在日米軍基地の使用▽初期段階からの米軍の直接的関与▽米軍の長射程対艦巡航ミサイルの強化が「非常に重要だ」と指摘し、台湾への武器供与や日本との緊密な連携などを米国政府に提言した。
 演習を運営した安全保障研究者のマシュー・カンチアン氏は「中国は多くのシナリオで在日米軍自衛隊の基地を攻撃した。日本は九州・沖縄の航空自衛隊基地の強靱(きょうじん)化など備えを進めるべきだ」と指摘した。
 米中間の紛争を想定した机上演習は、米軍やシンクタンクも実施している。米軍の20年10月の机上演習では、中国が開戦初期に米軍の通信ネットワークを無力化し、米軍は「みじめな失敗」(当時のハイテン統合参謀本部副議長)に終わった。シンクタンク「新米国安全保障センター(CNAS)」が22年4月に「27年の中国による台湾侵攻」を想定して行った机上演習では、米中双方が大きな被害を受けて、戦争は早期に決着しなかった。【ワシントン秋山信一】
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 1月11日 MicrosoftStartニュース Record China「中国が台湾に進攻したら?米シンクタンク「米日台が勝利も大きすぎる代償」―独メディア
 2023年1月10日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、台湾海峡で軍事衝突が発生した場合のシミュレーション結果を米シンクタンク戦略国際問題研究所CSIS)が発表したと報じた。
 中国が台湾に進攻したら?米シンクタンク「米日台が勝利も大きすぎる代償」―独メディア
 © Record China
 記事は、CSISが9日に台湾海峡で軍事衝突が発生した場合の結果について、24のケースごとにシミュレーションした報告書を発表したと紹介。全体的な結果では、中国海軍は開戦3週間以内に中心戦力が瓦解して約1万人が戦死、軍機155機、艦艇138隻が撃破されて万単位の兵士が捕虜となることが示されたと伝えた。
 また、多くのケースにおいて米国、日本の支援を受けた台湾が辛勝するも、米海軍は空母2隻、大型水上艦10〜20隻を失い、約3200人が戦死する見込みで、米軍がイラクアフガニスタンでの数十年に及ぶ戦闘で出した戦死者の半分をわずか3週間の作戦で出すことになると指摘、大きな損失は米国の世界のリーダーとしての地位に長期間ダメージを与えることになると予測したことを紹介している。
 さらに、日本は作戦用飛行機100機、作戦用艦艇26隻を失い、日本の領土内にある米軍基地も深刻な打撃を受けると予測したほか、台湾についても悲惨な状況となり、3週間の戦闘で約3500人が戦士し、駆逐艦フリゲートは26隻全てが撃沈されると予想、「台湾軍は屈服こそしないものの悲惨なでメージを受ける。そして、水道も電力も寸断され、基本的な市民生活がままならず、経済が瀕死状態の島をひたすら守ることしかできなくなる」と評したことを伝えた。
 このほか、台湾海峡での戦争がひとたび始まれば、米国率いる西側諸国は台湾に断続的に物資を供給する「ウクライナ方式」を採用できなくなると指摘し、開戦前の段階で周到に準備しておく必要があるとしたことを紹介。また、米国は直ちに日本、グアムの基地を強化し、小さくて相手の攻撃が当たりにくい敏しょうな艦船の配備と潜水艦の建造を優先し、ハイエンドな戦闘機よりも廉価で攻撃航続能力が高い戦闘機の生産にシフトすることが必要だと指摘したことを紹介した。
 記事は最後に、シミュレーション結果のような悲惨な状況の発生を避けるため、中国の指導者は台湾統一に向けて本格的な武力衝突ではなく、台湾を外交的に孤立させたり、経済的に脅迫したりといった手段を採用する可能性が高いと報告書が予測したことを併せて伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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 1月12日 YAHOO!JAPANニュース ニューズウィーク日本版「台湾防衛の代償──米死傷者1万人、中国1.5万人、日本も多大な犠牲 CSISが24通りのウォーゲームの結果を発表
 台湾軍の水陸両用強襲車(2022年7月、中国の攻撃を想定した恒例の漢光演習で) Ann Wang-REUTERS
 中国の台湾侵攻は失敗する可能性が高いが、アメリカ及び日本を含むアメリカの同盟国にとって、それは「高い代償を伴う勝利」となるだろう──ワシントンに本拠を置くシンクタンクが24の机上演習用ウォーゲームでシミュレーションを行い、そんな予測を発表した。
 【動画】中国軍の最強戦闘機「殲20マイティドラゴン」
 中国は多数の兵員を台湾に送り込むが、ほとんどの場合作戦目標を達成できず、開戦から2週間経っても台北を陥落できない。米有力シンクタンク戦略国際問題研究所CSIS)が1月9日に発表した報告書はそう結論付けている。ただし、防衛側も多大な犠牲を覚悟しなければならない。
 中国は台湾も自国の一部だと主張しているが、台湾は長年「民主的な独立国家」であるとの立場を貫いてきた。中台を隔てるのは幅130~180キロ程の台湾海峡だ。中国が台湾問題に「最も危険な解決策」でケリをつけようとするなら、この海峡を血の色に染める激戦が展開されることになると、報告書は警告している。
 中国が台湾の武力併合に踏み切るとすれば、2026年以降になる可能性が高いと、米高官はみている。政治的思惑はさておき、その頃には本格的な水陸両用作戦を実施できる準備が整うからだ。CSISのシミュレーションでも、2026年の侵攻開始が想定されている。
 台湾海軍と空軍はほぼ全滅
 「始まりはどのゲームも同じだ。中国軍の侵攻開始後、最初の何時間かの爆撃で、台湾の海軍と空軍はほぼ全滅する」と、報告書は述べている。「中国海軍は、中国の強力なロケット軍のミサイル攻撃に支援されて、台湾全島を包囲し、敵の航空機と艦船が台湾に近づけないようにする」
 「中国軍の大部隊が軍用の水陸両用船と(貨物を積んだトラックを輸送できる)民生用のRORO船で海峡を渡り、台湾に上陸。同時にヘリコプターと軍用機で多数の中国兵が台湾に降り立つ」
 数の上では中国軍は台湾軍より圧倒的に有利なようだが、海峡を渡る中国船の輸送キャパシティには限りがあり、航行中にミサイル攻撃にあうリスクもある。そのため、どのゲームでも中国軍の上陸部隊は台湾に侵入できても、兵站のカナメとなる港湾と飛行場を押さえられず、物資の補給に支障をきたして攻撃の続行が困難になるとの結果が出ている。
 侵攻初日に台湾に上陸する中国兵は約8000人。3日半後でも1万6000人と見積もられている。参考までに、第2次世界大戦中のノルマンディー上陸作戦で連合軍が北フランスの海岸に送り込んだ兵員は9万人だ。
 「ノルマンディー上陸作戦に比べ、中国軍の上陸部隊ははるかに小規模で、台湾に侵攻できたところで、最終的な作戦成功は保証されない」と、報告書の共著者であるマーク・キャンシアン、マシュー・キャンシアン、エリック・ヘギンボサムは述べている。
 共産党独裁が崩壊か
 ウォーゲームの結果を見る限り、台湾は中国に併合されずにすみそうだが、敵味方双方が多大な犠牲をまぬがれない。台湾の経済とインフラは壊滅状態となり、大きな損失を出した米軍は世界戦略の見直しを迫られることになる。一方で、侵攻作戦の失敗が中国共産党に及ぼす痛手は予想もつかない。共産党の一党支配の継続も危うくなるだろう。
 「短期間の戦闘であることを考慮すると、米空軍はベトナム戦争以降、海軍は第2次大戦以降、最大の損失を出すことになる」と、著者らは指摘する。
 最も楽観的な予測と最も悲観的な予測を除いた標準的なシナリオでは、台湾空軍は534機の戦闘機、海軍は38隻の大型艦船を失う。台湾軍の死傷者はおよそ3500人に上り、局地的な陸戦での死者がその3分の1を占める。
 米軍の死傷者と行方不明者は1万人近くに上り、ゲームの結果を平均すると、米海軍は空母2隻、駆逐艦巡洋艦など20隻を失う。空軍の損失は軍用機168~372機だ。
 アメリカと安全保障条約を締結している日本は、在日米軍の基地が中国のミサイル攻撃にあえば、戦闘に参加することになると、著者らはみている。日本の自衛隊は軍用機122機、艦船20数隻を失うことになりそうだ。
 撃退に必要な4条件
 著者らによると、中国も「酷い損失を被る」という。「海軍はずたずたになり、水陸両用部隊の中核は失われ、何万もの兵士が捕虜となる」中国は軍用機161機、艦船138隻を失う。戦闘による死傷者は7000人に達し、その3分の1は死者だ。それとは別に1万5000人が渡航中に海に落ち、その半数が溺死する。捕虜となる兵士は3万人を超える。
 多大な犠牲は避けられないにせよ、米軍主導の防衛軍が侵攻軍を撃退するには4つの条件が不可欠だと、著者らは述べている。台湾が抗戦すること。アメリカが即座に、かつ直接的な介入に踏み切ること。米軍が日本の基地から作戦を展開できること。そして、中国の水陸両用作戦を妨げるために、米軍に対艦ミサイルの備蓄が十分にあること。
 台湾軍がやられても、台湾の人々が降伏を拒んで徹底抗戦すれば、中国の占領はせいぜい数カ月程度で終わるだろう。アメリカには台湾を守る法的義務はないが、専門家によれば、中国軍の上層部は米軍の介入を前提として作戦を立案しているという。
ウクライナ・モデルは通用しない
 報告書が推奨する政策の中には、アメリカが払う高い代償を減らし、侵攻をめぐる中国の損得勘定を損失側に傾かせ、究極的には中国に侵攻を思いとどませる方策が含まれている。そのためには、台湾は軍備で圧倒的に強大な中国に非対称戦争を仕掛けるべく、小規模の兵器や部隊を全土に配備する「ヤマアラシ戦略」を引き続き採用し、日米は外交と防衛の絆の深化に優先的に取り組む必要がある。
 ウクライナを例にとりつつ、著者らは欧米が物資を支援する「ウクライナ・モデル」は台湾には通用しないと指摘する。「中国が台湾を包囲し、何週間、ことによると何カ月も孤立させる恐れがある」からだ。
 「台湾は侵攻に備えて、必要な物資を十分に備蓄しておくべきだ。また、アメリカが介入に手間取ったり、中途半端な介入をしたりすると、防衛は一層困難になる」と、著者らは釘を刺す。「米軍の死傷者が増え、中国が占領体制を強化し、戦闘がエスカレートするリスクが高まるだろう」
 ジョン・フェン
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