🎻66:─1─東日本大震災に対するアメリカ軍日本再占領極秘計画。~No.203No.204No/205 * 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 日本が安全に存続できたのは、偶然と幸運と勢いであって必然ではなかった。
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 真に、日本を、日本国を、日本人を、救ったのは現天皇家・皇室、天皇・皇族である。
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 2020年3月号 WiLL「歴史検証 米国はなぜ日本と戦争したのか
 西尾幹二/岩田温
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 再占領の危機
 西尾 東日本大震災のとき、東日本で権力が不在、空洞化となり、米軍が西日本に移動したことは記憶にあるでしょう。これ以上何かが起こって東日本が人が住めない地域になれば、大混乱が起きる。その状況は自衛隊や消防隊の力で脱しましたが、日本は危なかった。
 あのとき、アメリカは『トモダチ作戦』といって米軍を派遣しましたが、本当の友達であれば、東日本を助けてくれるはずです。ところが在米の米軍は、東日本から西日本に逃げて、日本がどうなるかを見ていた。もし脱権力状態になっていたら、日本列島は政治的に漂流し、東アジアは一気に流動化します。そうなれば、米軍は日本に乗り込んで再占領、憲法停止を宣言していたはずです。中国やロシアに入られたら大変だから、どんなことがあってもアメリカが肩代わりすると言えば世界も認めるでしょう。
 ミサイルに脅かされて自ら戦えない国も同様に危うい。自分で戦う意思のない国、いざとなったら武力の片鱗を示すこともできない国民は、再占領されるということです。『日本』という仮の名前は残るかもしれないけれど、非核地帯として単なる地域名になり、国会意思が発動できない国になってしまう。半藤氏は、日本をそんな国にしたいのか。
 岩田 半藤氏の主張を真に受ける国民が多いとすれば、恐ろしい事態です。
 万が一、中国が尖閣諸島に攻めてきたとき、果たして自衛隊は立ち上がって戦うことができるのか疑問です。もちろん、自衛隊の方々は尖閣諸島を守るために戦う気概を持っているでしょう。しかし、そうして戦う自衛隊を支持しないどころか、批判的に論ずる国民が出現するのではないかと思うのです。中国共産党が、『誰も住んでいない島なのだから、中国に差し出せばいい。そうすれば、中国はこれ以上望まない。平和を愛したいとならば、尖閣という無人島を差し出せばいい』と宣伝すれば、日本人はどう思うか。かなり多くの国民が、無人島を守るために自衛隊が戦って命を捨てるくらいなら、尖閣諸島を中国に差し出した方がいいと考えてしまう可能性もある。半藤氏の主張は危険だと思います。
 西尾 同じことを、野中広務がやりました。北朝鮮テポドンが列島を越えて太平洋に落下したとき、それを『人工衛星』と言った。もし日本に着弾しても、北朝鮮がごめんなさいと謝れば、とりすがるのです。人口100万、10万の都市が吹っ飛んでも、戦争ではなく過失だったというでしょう。
 へっぴり腰平和論 
 岩田 今も、北朝鮮から発射されるミサイルを『飛翔体』と呼んでいます。明確なごまかしですね。言葉狩りの一種で、危険を危険として認識させないために言葉だけを変える。しかし、現実は何も変わっていない。
 昔、ナチスドイツがユダヤ人虐殺のことを『虐殺』と呼ばずに『最終的解決』と呼び換えたことがあります。『虐殺』と聞くと驚く人が多いはずですが、『最終的解決』なら罪の意識を感じにくい。しかし実際には、ナチスユダヤ人の大量虐殺に手を染めていました。言葉だけを繕(つくろ)っても、現実は何も変わらないのです。
 西尾 こんな話があります。幕府が鎖国をする前の100年前、アジアの大地で日本人がイギリスやオランダ人、ポルトガル人と確執しながら商売をしていた時代がありました。このとき、アンポイナ事件が起こります。イギリスは激怒し、本国でオランダを糾弾し続け、色々な条約をつくりました。ところが、同じく邦人を殺された江戸幕府は、『領地の法律でお裁きください』で終わりです。このけじめのなさ、へっぴり腰は、現代の日本に通じるものがある。
 その一方、日本人のなかで。侠客(きょうかく)というヤクザの集団が、100人ほどの武装集団を組織し、船に乗って台湾のオランダ総督を襲撃します。私兵が戦っているのに、幕府や役人はオロオロしているだけで何も手を打たないでいた。まだ日本が近代国家ではなかった時代の物語ですが、一部に勇気のある愛国者はいても政治家や役人は白旗を掲げるのが正しいと考えた。へっぴり腰平和論にとりすがるこの姿は、今も変わっていません。この国の本質なのでしょう」
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 東日本大震災で日本が破滅的危機を乗り越えられたのは、安全地帯の中央・東京・永田町・霞ヶ関の政府・議会・大企業、政治家・官僚、企業の経営者・幹部ではなく、放射能被曝を恐れず事態収拾に奔走した地方・現場の作業員・自衛隊員・消防士・地方自治体職員・アメリカ軍兵士達であった。
 つまり、中央・東京・永田町・霞ヶ関は劣化していた。
 そして、日頃、反自衛隊や反米反安保を訴えて騒ぐリベラル派・革新派・護憲派人権派は正論を言うだけで何もできない無能さを曝け出した。
 問題は、死ぬかもしれない時に命を捨てて行動できる活力があるどうかであった。
 活力がなく行動しない愚かな日本人ほど、誰も反対できない正論をがなり立て騒ぎ、誰も助けられないし、それ以前に助けようとしない。
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 自衛隊反対・アメリカ軍反対の日本人は、危機管理意識もなく、人命よりも人権重視で、災害活動や救助活動をする自衛隊アメリカ軍に対して平時の法律に照らして妨害していた。
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 2020年2月27日号 週刊新潮「変幻自在 高山正之
 ダアンタナモだらけ
 陸上自衛隊が富士山麓で実弾演習をときどき一般に公開する。
 アホな憲法の制約で戦力とは言えないから火力演習という。毎回90万人が応募し、3万人が見ることができる。
 だいぶ前に行った時、防衛大学校長の五百旗頭真がきていた。まるきり知らなくもない。元新聞記者の癖でやあと声をかけた。
 彼はこっちを見た途端にすごく嫌な顔をしてそっぽを向いた。
 失礼なと思ったが、同行の人から『あれだけ悪口書いていい顔しろと言う方が無理だ』とたしなめられた。
 確かにこの欄だったかで取り上げた。ルーズベルトが日本を嵌めた真珠湾。それを『証拠はない』と彼は否定した。どこのペテン師が『自分が騙しました』と文書で残すか。
 彼は『正義は米国にあって悪い日本をやっつけた』と思い込んでいる。『そんな男がなぜ防衛大学校長なのか』と確かに書いた。
 刃傷沙汰にならないだけよかったかもしれない。
 実はこの火力演習ではもう一人、興味ある海軍士官に会った。名をスタックポールと言った。
 もしかして少し前の沖縄海兵隊司令官ヘンリー・スタックポール少将の親戚かと聞いたら『甥だ』と胸を張った。
 で、叔父の語った『瓶の蓋(cork in the bottle)』の意味を訊ねたら黙ってしまった。
 少将の発言は1990年3月のワシントンポスト紙に載った。『米軍が撤退すれば日本はすぐ軍事強国に戻り、核も即座に持つ』『在日米軍は日本がそうならないようにするための瓶の蓋なのだ』と。
 もっと平たく言えばキューバと同じなのだと。
 米国の脇腹にあるキューバに勝手をさせたならすぐソ連を引き込んで、あのキューバ危機が起きた。
 そうさせないよう、米国は19世紀末、キューバを軍事占拠した上で外交権も軍事行動権も放棄させた憲法を押し付けた。
 さらに反米一揆が起きたら即座に制圧できるようグアンタナモに強大な米軍基地を置いた。
 それでカストロが出る前までは抑え込めた。
 日本も同じ。マッカーサー憲法で軍事力も交戦権も奪った。さらに『日米安保の名で日本中にグアンタナモを置いた』とスタックポールが言ってしまった。
 親日ぶって日本を誑(たぶら)かしてきたジョセフ・ナイアーミテージが驚いて否定に走り回ったのは笑えた。
 でも冷静に見るとソ連中共への備えなら北海道が最適なのにそこには一つもない。ほとんどが東京を押し包むように置かれる。
 沖縄の海兵隊基地もヘンだ。海兵隊が出張るのに必要な揚陸艦は配備されていない。代わりに高速輸送機が配備される。
 一朝ことあるときはそこから横田に飛び、東京を制圧する。揚陸艦では間に合わないからだ。
 そのときは横須賀の第七艦隊もペリーよろしく東京湾から東京を砲撃する。
 支那はそれを知っていて太平洋を米国と分割しようと言ったとき『何なら瓶の蓋も我々が代わるあるよ』と提案している。
 ヘンな憲法で日本を丸腰にしたうえ日米安保の名で日本監視基地を山と置いた。それはおかしいだろうと岸信介が言った。『お前らに丸腰にした責任がある。最低でも支那朝鮮が攻めてきたときくらいは日本を守れ』と安保改定をやった。
 何も分かっていない唐牛(からぎゅう)や西部が安保改定反対で気勢を上げてから今年はちょうど60年になる。
 その節目に五百旗頭が『日米安保は国防力のない日本と、極東に自由に使える基地を持ちたい米国の双方にメリットがあった』とまだ何も分かっていないコメントを朝日に載せていた。
 何で国防力がないのかに疑問もない。支那の暴走についても『安倍は今のよき日中関係を生かして習近平を説得せよ』と言う。
 説得を聞く相手か。それにまだ南京大虐殺の嘘を撒き散らし、邦人を好きに捕まえ、尖閣に姦計を巡らす。そのどの辺が『いい日中関係』なのか」
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 アメリカ、イギリス、オランダ、カナダそしてロシア、中国共産党などの連合国には、日本に対して恐怖心を持っている。
 何故なら、日本は無条件でそうした連合国に対して復讐権・報復権を持っているからである。
 世界で、戦争で原爆を使用する権利を有しているのは日本だけである。
 使用する相手とは、敗戦国日本から賠償金として金を巻き上げた国々、つまり国連加盟国である。
 日本恐怖から、ロシアは北方領土4島返還に反対し、中国共産党尖閣諸島への軍事威嚇を続けている。
 韓国は、歴史教育問題や従軍慰安婦問題や徴用工問題などの対日批判材料を捏造して騒ぎ立てている。
 日本は、復讐権・報復権を持っている。
 アメリカ軍と国連軍が日本に駐留する意味はそこにある。
 そして、リベラル派による護憲派人権派が存在する理由もそこにあり、さらには親米の保守派も実はそこから作られている。
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 戦前の日本には、やましい所は一切ない。
 だが、日本人には、悪い事を行った犯罪者がいたのは確かである。
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 現代の日本は、今もなおアメリカ軍・国連軍・戦勝国軍の占領下にあり、その証拠が日本占領政策見える化した日本国憲法皇室経済法日米安保条約日米地位協定などである。
 建前上はサンフランシスコ講和条約(対日講和条約)で日本の占領は終わり主権を回復した事になっているが、それはウソで、毎年、日本政府はアメリカから対日改善要望書を受けそれに合わせて諸政策を決定して実行している。
 対日改善要望書の証拠が、郵政改革と規制緩和である。
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 サンフランシスコ講和条約(対日講和条約)の実態は、今は姿を消している国連の敵国条項である。
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 国連の真の姿は、日本監視の国際機関である。
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 日本国憲法皇室経済法の真の目的は、天皇家・皇室を消滅させる事である。
 マッカーサーが守ったのは、昭和天皇という個人であって、2000年の伝統と歴史と文化を持つ天皇家・皇室ではない。
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 日本にとって、中国共産党政府、韓国、ロシアは心を許せる友人ではない、特に中国共産党は毒蛇の様に油断も好きもない仮想敵国である。
 そうした中国共産党やロシアに協力する日本人が、少なからず存在する。
 彼らは、反自衛隊派や反米派そして在日米軍基地反対派そして護憲派や反天皇派内に潜んでいる。
 彼らも本音は、例え日本が中国共産党軍やロシア軍に侵略され北朝鮮からミサイル攻撃されても、それ以上の被害を出すようなアメリカ軍による日本救援戦争を望まない。
 ハッキリしている事は、彼らは「嘘つき」である。
 そうした日本人は3割存在する。そうでない日本人は2割で、傍観している日本人は5割である。
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