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2021年2月28日19:04 MicrosoftNews FNNプライムオンライン「“尖閣”にらむ動き活発化 なぜ? 日米中の思惑は...
© FNNプライムオンライン
2月に入り、尖閣諸島付近の日本の領海に、中国海警局の船が、相次いで侵入している。
尖閣をにらむ関係国の動きが活発になっている。
最新の映像から分析した。
2020年10月、中国の習近平国家主席が訪問した、上陸作戦を得意とする海軍陸戦隊の様子の映像。
大型ヘリコプターからロープで滑り降りる兵士たち。
主砲を発射し、陸地を目指すのは、自衛隊はもちろん、アメリカ軍でさえも所有していない水陸両用戦車「ZTD-05」。
さらに、水中でも発射できる特殊な銃など、世界的にも珍しい装備が目立っている。
フジテレビ・能勢解説委員「こうした映像からは、空中からも、海上からも、海中からも上陸できるという、中国の水陸両用戦能力を、外国、特に周辺国に誇示しているようにみえます」
中国は2月1日に、外国船舶に対する武器の使用を一定の条件のもとで認める「海警法」を施行。
5日後には、中国海警局の船2隻が、尖閣諸島沖の日本の領海に侵入し、その後も断続的に侵入が続いている。
政府は25日、自民党の会合で、中国海警局の船が、尖閣諸島への上陸を目的として領海侵入した場合、「重大凶悪犯罪」とみなして、射撃を行う可能性を排除しないとした。
尖閣諸島をめぐっては、アメリカの国防総省のカービー報道官は、23日の記者会見で、「尖閣諸島の主権について、明確に日本を支持する」と述べたほか、尖閣を念頭に、中国の海警船の動きを批判した。
その翌日の24日には、在日アメリカ海兵隊が、無人島で海岸線を占領するという訓練の映像を公開していた。
さらに、海警法施行の3日後の2月4日には、アメリカ第7艦隊が、アメリカ海軍にたった4隻しかない、巨大な巡航ミサイル原潜の「オハイオ」を沖縄近海に展開し、沖縄の海兵隊との共同訓練を実施した。
フジテレビ・能勢解説委員「アメリカ軍の上陸部隊である海兵隊も、海中からの巡航ミサイル連射という支援を受けながら、目的地に忍び寄ることができるということを、あえて尖閣諸島を含む沖縄周辺で誇示したようにもみえます」
尖閣は、日中だけでなく、アメリカにとっても、南シナ海に続く、重要な課題となりつつあるとみられる。」
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