🎻71:─8─日本の外交オンチ。日本は希望的観測で国際情勢を誤る習癖がある。~No.258No.259No.260 @ 

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 日本は世界で「愛されている」「信用されている」と根拠のない妄想を抱いている内は、国際舞台で大人に成長していない証拠である。
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 自信・信念の弱い日本人は、自分に都合の良い話や自分が信じたい情報以外は目を向けないし、聞こうともしない。
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 2017年6月9日 産経ニュース「【緊迫 朝鮮半島】【北ミサイル】「日本は『北は世界の孤児だ』と思っているが、実態は違う」 吉川元偉前国連大使
 吉川元偉前国連大使荻窪佳撮影)
 平成25年から3年間、国連大使を務めた吉川元偉(もとひで)氏(66)は8日までに、産経新聞の取材に応じ、核開発と弾道ミサイル発射を強行する北朝鮮について「日本は『北は世界の孤児だ』と思っているが、実態は違う。そうでないと間違った政策がこんなに長く続くのは難しい」と述べ、北朝鮮は思われているほど孤立していないとの認識を示した。また、国連安全保障理事会による対北制裁決議について「立派な決議案を作っても履行されない限り、絵に描いた餅だ」と指摘し、実効性を持たせるため、加盟各国の確実な制裁履行の重要性を強調した。
 吉川氏は、北の核問題をめぐるこれまでの交渉を「だまされ続けてきた歴史。約束は最後は全部嘘だった」と述べた。また、安保理の対北制裁決議の履行が十分でない背景の一つとして、北朝鮮が国際社会に持つ影響力を指摘した。
 韓国外務省によると、北朝鮮が外交関係を有しているのは161カ国。吉川氏は、中露に加え東南アジアや中東・アフリカ、中南米諸国など「北朝鮮は存続をかけて、世界中のネットワークづくりに励んでいる。国際世論の中で自分たちの立場を理解してもらおうと行動している」と述べた。
 対北制裁をめぐっては、北朝鮮との貿易の9割を占める中国の履行がカギとなるが、吉川氏は、中国側では相当数の人間が対北貿易に関わっているとして「制裁実施は中国にとって単なる外交案件ではなく、膨大な雇用と資金の損失を意味する」と説明した。
 北朝鮮の脅威に関しては「誰が北の核開発を自らの安全保障の直接の脅威になると感じているのか。残念ながら『地域的な問題』という認識はまだある」と述べ、イランの核問題に比べ国際社会の危機感は低いと指摘。その上で「北朝鮮は日本の安全保障上の脅威であり、日本人が拉致されたから北朝鮮はけしからんという議論では、2国間の問題とみなされる」と述べ、北朝鮮は核拡散と人権という「世界的な問題」であることを、日本が率先して国際社会に働きかける必要があると強調した。」


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