🎻79:─1─秋田県議会と自国防衛の「イージス・アショア」不要論。県民の8割が反対。~No.234No.235No.236 @ 

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 日本は、日米同盟でアメリカ軍に守ってもらわないと安全が維持できない。
 アメリカ軍に守ってもらう必要はなく、むしろアメリカ軍も自衛隊もない方が安全でると信じている日本人が少なからず存在している。
 彼らは、アメリカ人より中国人の方が信用できる以上、日本の為にはアメリカ依存を止めて、同じアジアである中国共産党と親密に付き合った方が良いと考えている。
 つまり、アジア回帰論である。
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 2018年7月3日 01:00 産経ニュース「【外交安保取材】噴き出し始めた「イージス・アショア」不要論 それでも政府が導入進める理由とは
 北朝鮮の労働新聞が2017年11月29日付で掲載した大陸間弾道ミサイル「火星15」の発射実験の写真。米朝融和ムードの中でミサイル廃棄が具体的に進展しているわけではない(コリアメディア提供・共同)
 トランプ米大統領北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談を機に、朝鮮半島の緊張状態は緩和されたとの見方が広がっている。これに伴い、一部の野党やメディアは、北朝鮮弾道ミサイルを想定した地上配備型のミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の導入を再考すべきだとの声を上げ始めた。最悪の事態を想定して備えるという安全保障の基本からは大きく外れた議論といわざるを得ない。
 朝日新聞は6月27日付朝刊に「陸上イージスは再考を」との社説を掲載した。小野寺五典防衛相(58)が「北朝鮮の脅威はなにも変わっていない」としてイージス・アショア導入を推進しているのに対し、こう反論している。
 「安全保障分野での脅威とは、相手の『能力』と『意図』のかけ算とされる。北朝鮮にミサイルがあるのは事実だが、対話局面に転じた情勢を無視して、『脅威は変わらない』と強弁し続けるのは無理がある」
 朝日はよほど北朝鮮の「意図」を信頼しているようだ。かつて北朝鮮が対話のポーズを示して国際社会を欺き、支援を食い逃げした過去はきれいに水に流したらしい。
 朝日ほど寛大な心を持ち合わせていない筆者には、対話ムードの高まりだけで北朝鮮の「意図」、ひいては「脅威」が低下したとはどうしても考えられない。北朝鮮には現在、日本を射程に入れる中短距離の弾道ミサイルが数百発ある。そして、それらのミサイルの廃棄に向けた具体的な動きは、なに一つ明らかになっていない。今ある事実はこれだけだ。
 政府がイージス・アショアの整備を進める一方、北朝鮮のミサイル発射を想定した住民避難訓練を中止したことについても、朝日は「つじつまが合わない」と批判している。確かにミサイル対応という意味では「ちぐはぐ」にも映る。しかし、住民避難訓練を「外交カード」、イージス・アショアを「防衛力整備」と整理すれば理解できる。
 トランプ氏は金氏との対話で非核化への動きを引き出そうとしている。その一環として、金氏が最も忌避する米韓軍事演習も中止した。非核化やミサイル廃棄、そして日本人拉致問題の解決につなげたい日本も、避難訓練中止というカードを切り、米国に足並みをそろえた。
 政府関係者は「北朝鮮情勢が変われば、避難訓練を再開すればいい」と語る。金氏が非核化に真剣に向き合っていないとトランプ氏が判断すれば、おそらく米韓軍事演習も再開されるだろう。
 一方、イージス・アショアのような防衛力整備には一定の時間を要する。このため5年、10年先を見据えて計画的に進めるのが鉄則だ。一時の情勢変化や希望的観測によって方針を変えることはできない。仮に朝日などが主張するように、このタイミングでイージス・アショアの導入を取りやめ、その後、北朝鮮の脅威が抜き差しならないほど高まればどうなるか。それこそ政府の失策として目も当てられない事態となるのは明白だ。
 政府がイージス・アショアの整備を進める目的はほかにもある。トランプ氏は対日貿易赤字を埋める手段として、米国装備の購入を強く求めている。米国製のイージス・アショアもその一例だ。日本としても、米国からの装備品購入が膨らむことを「同盟のコスト」(防衛省幹部)として受け入れている。
 また、政府はイージス・アショア導入の名目として北朝鮮の脅威を掲げているが、念頭には中国の巡航ミサイル対応があるのも事実だ。朝鮮半島情勢の緊迫によって印象が薄れているが、日本にとっての安全保障上の最大の脅威は中国にほかならない。不透明かつ急速な軍拡を続ける中国への備えとして、2基で日本全土をカバーできるイージス・アショアは有用だ。いくら「不要論」が巻き起ころうと、政府がイージス・アショアの導入を取りやめる理由はない。 
(政治部 石鍋圭)
 イージス・アショア ミサイル防衛強化策として、政府が平成35(2023)年度の導入を目指す地上配備型の迎撃システム。高性能レーダーで弾道ミサイルを探知し、迎撃ミサイルSM3を発射する。費用は1基1千億円程度。陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)と、陸自むつみ演習場(山口県萩市)の2カ所が候補地だが、地元では反対や懸念も出ている。ルーマニアで運用されているほか、米・ハワイにも実験施設がある。」
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 7月3日 18:14 産経ニュース「「私は金正恩を信用しない」 山形・酒田のイカ釣り船団、北朝鮮の違法操業に不安の声
大和堆に向けて出航するイカ釣り漁船、第58宝生丸=6月6日、山形県酒田市の酒田港(ロイター)
 日本の排他的経済水域EEZ)にある日本海の好漁場「大和堆(やまとたい)」周辺で北朝鮮漁船による違法操業が増える中、イカ釣り船団の出航式が山形県酒田市の酒田港で行われた。漁民からは北朝鮮船への不安の声が上がった。
 船団は北海道、山形、石川、富山に船籍を置く150トン前後の中型船13隻で構成。大漁旗をはためかせ、約8カ月間にわたるスルメイカ漁に向かった。
 ロイター通信は6月6日の出航式の様子を「日本の漁民は北朝鮮船との対決を恐れている」と世界に配信。第58宝生丸の船長、斎藤茂さん(60)の「去年は船員の顔が見えるほど北朝鮮船が近づいた」との体験を紹介した。
 大和堆周辺では第9管区海上保安本部(新潟)などが警戒監視を強めている。日本政府が日朝首脳会談に意欲を見せていることについて、斎藤さんはロイターにこう語った。
 「政治家は北朝鮮を信じるかもしれないが、私は金正恩朝鮮労働党委員長)を信用していない。北の船はまた来るだろう」」
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 9月21日 秋田魁新報社「イージス、配備「反対」8割 秋田県議会が県民意見公表
 秋田県議会は20日、秋田市陸上自衛隊新屋演習場が候補地の地上イージスの配備について、県民から募った意見を公表した。賛否を直接問わない自由記述式だが、寄せられた132件の内容を議会事務局が仕分けしたところ、反対が8割超に上った。意見文書は個人情報を伏せて県議全員に配布し、今後の審議や政策提言の参考にする。
 反対意見の主なものは「住宅密集地への配備は疑問」「人体への電磁波の影響が不安」「建造物の高さ制限や立ち入り制限地区の拡大など、住民へ不利益が生じる」「軍事基地があれば、有事の際に攻撃目標となる」などだった。
 賛成意見では「人口減対策になり、補助金交付など経済の活性化につながる」「北朝鮮が核を破棄するとは思えない。国防に本県も一役買うことに意義がある」「配備されると(ミサイル攻撃から)一番安全になる」などが目立った。
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 9月23日 産経ニュース「尖閣周辺に中国船4隻 機関砲のようなものを搭載
 沖縄県尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で23日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。
 第11管区海上保安本部(那覇)によると、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは6日連続で、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。」
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