⛿8¦─2─日本列島全土を「模擬攻撃」。中露爆撃機の挑発飛行。〜No.35No.36No.37 * 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 中国共産党政府とロシアは、反日派であり、敵日派である。
 それは、明治時代から変わりがない。
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 2018年3月7日 産経ニュース「【外交安保取材】日本列島全土を「模擬攻撃」 中露爆撃機の挑発飛行
 国会で安全保障に関する論戦が低調だ。審議中の平成30年度予算案には長射程巡航ミサイル導入の関連費用が計上され、安倍晋三首相(63)が専守防衛について「純粋に防衛戦略として考えれば大変厳しいという現実がある」と問題提起するなど、議論の素材には事欠かないはずだが、聞こえてくるのは「森友文書」ばかりだ。しかし、その間にも日本が非常にやっかいな隣国に囲まれ、厳しい安全保障環境に置かれていることを示す出来事は次々と起こっている。
 「つい最近も、ロシアの爆撃機がずーっと沖縄まで飛んで来て、日本列島を、何らかの目的に…ある面では爆撃の訓練の行動を行う、私たちにはそう取れる…」
 小野寺五典防衛相(57)は2月22日、都内で開いた自身の国政報告会でそう述べた。小野寺氏が触れたのは国政報告会の前々日、ロシア軍のTU95爆撃機2機が北海道から沖縄まで、日本列島の東岸をなめるように長距離飛行した事案だ。
 防衛省はこうした事案に際し、他国軍の意図や目的を分析はするものの、その内容には言及しないのが通例で、小野寺氏が「爆撃の訓練」と言及したのはかなり異例だ。
 問題のTU95爆撃機はロシア軍の主力戦略爆撃機であり、約2500キロという超長射程かつ核弾頭も搭載可能な巡航ミサイルを運用している。北海道から沖縄までの長距離飛行は「日本全土をいつでも爆撃できる」という能力の誇示だと捉えるのが自然だ。小野寺氏は2月27日の記者会見では、日本が国際社会の対露制裁に加わってから「このような活動が活発化している印象を持っている」との分析も示した。
 ロシア軍の挑発的な飛行は冷戦期の旧ソ連時代から頻繁に確認されてきた。伊豆諸島付近までの長距離飛行は「東京急行」と呼び習わされたほどで、今に始まった事象ではない。そして近年はロシア軍だけではなく、中国軍の爆撃機にも「模擬攻撃」を思わせる挑発的な飛行が確認され始めている。
 例えば昨年8月24日には、中国空軍のH6K爆撃機6機が沖縄本島宮古島間の宮古海峡東シナ海から太平洋に抜けた後、北東に針路を変え、紀伊半島沖まで進出した。この地点まで中国軍の爆撃機が進出したのは初めてだった。
 「あまり話題にならなかったが、日本は相当、厳しいことをやられた。四国には防空レーダーがなく、あの空域は防空の空白域だ。そうした専門的な知識を持った軍隊が、わが国の防空網の欠損をあえて突いてきたということだ」。元航空支援集団司令官の織田(おりた)邦男元空将は、そう指摘する。
 さらに昨年12月18日には、2機のH6K爆撃機がスホイ30戦闘機などに随伴され、対馬海峡を通って日本海に進出した。この際は、爆撃機が翼下にミサイルを搭載していたのも確認された。「長剣10(CJ10)」や「KD20」と呼ばれる巡航ミサイルとみられる。
 その射程は1500キロとも、2200キロともいわれ、短めに見積もっても、中国大陸沿岸部から発射して名古屋まで届く。昨年8月、12月の進出位置から半径1500キロの円を描くと、沖縄を含め、日本全土がすっぽり収まることが分かる。こうした中国軍機の飛行は、日本に対する威嚇以外の何物でもない。
 「私どもは周辺各国、特に中国、ロシアに対して、しっかりとした認識を持つべきだ」
 小野寺氏は2月27日の記者会見で強調した。中露の巡航ミサイルの脅威が話題にもならない一方で、航空自衛隊の長射程巡航ミサイル導入には「周辺国にいたずらに緊張感をエスカレートさせる」(希望の党玉木雄一郎代表)などの批判があった。それこそ緊張感が足りないのではないか。(政治部 千葉倫之)」
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