🐇9:─1─日本の企業や社会は真面目に頑張った人が損をする構造になっている。~No.9 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 バブル経済崩壊後の日本では、無能で稼げない日本人が同調圧力・場の空気で有能で稼げる日本人をダメにしている。
 無能な日本人ほど、自分は優秀な人間だと自惚れている。
 そうした日本人が増えてきている。
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 日本の社会は、出世して組織のトップに近付く有能だった人間がダメ人間になっていく。
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2024年2月1日 MicrosoftStartニュース with「頑張った人が損をする日本のサラリーマン社会。加点法ではなく減点法だったんだと気が付いた。おっそ!!
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 新卒から20年近く同じ会社で働いています。入社当時は社内でも花形の【中央研究所】の研究員として採用されましたが、数年後に飛ばされ…マニアックな部門の技術員になりました。それでも腐らずに目の前の課題に真摯に取り組んだつもりです(あっもちろん個人の主観ですがね)。成果と信頼(特許もいくつか申請)を少ないながらも積み重ねたおかげか?数年前からまた研究職に戻りました。 と言っても【中央研究所】に戻ったのではなく、会社の都合で急遽立ち上がった研究部門に吸収される形です。決して、花形研究部門ではございません。かーなーり日陰だなぁ~と知りながらも、これまた必死に前を向き、何とか世界と肩を並べ、研究内容を実装(マネタイズ)しようとしています。 今、担当している研究は、現時点では世界のトップ集団で小競り合いしながら走っていると思います(とはいえ研究の世界は大逆転もあるので、数日後にビックリ論文が出て抜かれているかもしれませんが)。 ところが!所属企業の直属の
 ボス達からの私自身のウケは イマイチ
 いや、嫌われている訳ではないと思う(ホントか?ポジティブ~)。 でも『こいつ、研究バカだな~分かってねーなー』と思われているんだろうな~と端々に感じます。
近年たまたまなのか、所属企業の技術系トップはなぜか技術系出身者をトップ管理職にさせるのではなく、営業出身をトップにします。良い部分も沢山ありますが、技術畑でずーっと過ごしてきた下々の民衆にとっては面食らうこともあります。この間は研究発表会でみんなの前で、 「君の研究費を稼ぐために、営業がどれだけ売らないといけないか分かっているのか」 な~んて言われてしまいました。 まぁ、そうかもしれません。 研究させてくれる営業と会社には感謝です。 一方で、心がザワザワするのもホントのトコロ。 上の人には上の人の物語があって、その繋がりで話しているかもしれませんが、【研究員】として雇用されている私に「どれだけ売らないといけないか、分かっているのか」と言われてもなぁ~営業してあげたいけど、それは自分の仕事を逸脱しているし…そもそもノウハウもない。
 心がやさぐれているとそんなことを思ってしまいます。 疲れているのかな。どんなに良い結果を持って行っても反応はイマイチですし、技術に興味ないんだろうな~とも考えてしまいます。
 そんな中、最近思うこと。
 何を言っても無駄だな~
 という諦めの境地にも陥っていまして、積極的にモノを言うのも辞めました。 こうした方が良いというデータが出ておりまして…とか、○○さんの仰ることも重々承知ですが、 分析すると数値が出たので参考までに…とかいがいしく、何とか『解』に近いと思われる提案をしてきました。 そのたびに、に「う~ん」という顔をされ、腹落ちされていないことが見て取れたり、「君は急ぎすぎではないのか?」とかトンチンカンなアドバイスを返されたり…そもそも、スケジュール通りに進めて結果も持っていき「急ぎすぎ」も意味が分かりませんし、持っていかなければ「遅い」で叱られる。どないせいっちゅうねん!
 で、進言した数日後、必ずと言ってよいほど(進言した通りに)軌道修正されるのですが、ご本人は、さも自分が考えたかのようにシレっと変更。 うん。別にいいんだけど。でもこういうことが重なると、
 なんか疲れた~
 と思ってしまいます。人と関わる仕事よりも、淡々と自分の研究を進めよう!と思ってしまいます。
 特に今年度は秋に自身初の海外出張もありました。その前後はかなりドタバタしてあっちこっちに振り回されたこともありました。少し落ち着き、余裕が出てきたこの頃。 暇そうな他の人達がどんな働き方をしているのか観察してみることにしました。申し訳ないですが、だいたいが暇そうなのはオジ様。 やっぱり、ある程度「いるだけ」でも許されています。
 当たり前かもしれませんが、提出物とか、小さい責務はやっています(狭い範囲かつ申し訳ないですが秒で済むことですが…)。うーん。要するに、
 加点はないけれど、大きな減点もない
 という状態。なるほど。うん。
 上手いな。
 連日観察していて、やっと気が付きました。彼らは『加点法ではなく、減点法』に切り替えてサラリーマンとして働いていたのです。かーーー!!!入社20年近くでやっと悟りました。 減点法で過ごすべき! ここでいう『加点法』とは仕事で利益を生み出すこと。『減点法』は仕事のミスが累積すること。
 私、本当に気がつくのが遅い。勤続20年近くになるというのに半径5メートル以内も見ていなかった。 いや、マジでダメだね~観察は大事。私は必死に加点方法で評価を取りに行こうとしていましたが、そんなのどーでも良いんですね。
 マイナス点を無くさないといけなかった
 どうしても研究が進むと、想定していたことと違う結果が飛び込んできます。科学的実証が目標数値に達していないので軌道修正したい。的なやつです。信じられないのですが、上席にしてみると、これもミスに入るようです。そう、マイナス点ね。 そして、軌道修正は、研究すればするほど付きまとうことです。トライアンドエラーが大事ですもん。 特に私のやり方は、走りながら、進めながら軌道修正していくタイプ。 そのため、やった分だけ累積マイナス点が増える。
 一方で、仕事しなければ軌道修正もマイナス点も生み出さない。いるだけの仕事しないオジサン達は、プラマイ0点といったところでしょうか。 この構造自体が茶番であり、ホントどうにかした方が良いのだけれども、
 気がついたもの勝ちではある。
 早いところ、逃げたもん勝ちでもある(←逃げ遅れた)。 一時は自分自身の転職熱が熱くなっていましたが、子どもの中受や、プチ海外移住などのプライベートでやりたいこと。職住近接したことによる極少ない通勤時間、夫の社畜ぶりなどを鑑みると・・うーむ。今の職場であの手この手を尽くしてみるのもひとつ。 だから、この茶番に適合する?働き方にしないと。(もちろん、研究職として良いかどうかは置いておくとして)
 さぁ、どう戦っていくか?
 減点法をすべきと気がついてから、毎日どうしたら良いか考えています。 というか、純粋に研究だけができる環境や構造にした方が、企業としても従業員のパフォーマンスが上がるんでないかい?と思わずにはいられないんですが。
 余計な部分にリソースを注がすなよ。 とも心の中で罵りつつ、サラリーマンとして『今の企業に残る』のならば体得すべきお作法は身に付けたい。だって、お金をもらっているプロだもの!今さらながら、出来る範囲ですり寄りたいとも思うのです。
 ワーキングマザーになって10年になりました。ラクになったか?ノーノー!3人の子供の子育て、ハードになる一方の仕事(今年は海外出張も!)、PTAや家事。やることは山積でまだまだ綱渡りです。助けて~!と泣きたくなることもあります。でも、結局『これ』が私を助けてくれています。今も過去も。
 女性は社会人になり環境が変わってくると『こっち側』と『あっち側』になる時があります。結婚・出産・仕事…数年前は想像もしなかったことが突然起こります。今回紹介する後輩は、一旦自分の道を諦めましたが、自分の力で新しい道を切り開きました。後輩に盛大な拍手を贈りたいです。
 会社では男性と同じように働き、クタクタになって帰ってくるのに、保育園の送迎や小学生の子供達の宿題やケアも全て母親の私。仕事、家事、育児にいっぱいいっぱいになって、もう無理~!ってなるのに、辞めたいけれど辞められない理由があるのよ。
 Profile ・ぽに
 関西在住。約50平米のマンションに3歳・小2・小4の男の子3人、モーレツサラリーマンの夫と5人暮らし。出張多め、両家遠方、夫婦共に研究職。ワンオペや出世の厳しさ、家事・育児の奮闘を書いたブログが人気になり書籍化された【ススメ共働家】。つまずき、転び、前のめる共働きの日常と現実を軽快に発信し続けている。
 共働きに奮闘するお家ブログ
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