☂28:─3─日本の放送局はイスラエル対ハマスの情勢分析にテロリストの娘を起用している。~No.102 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。  
  ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 日本の反米反イスラエル・反体制反権威のメディアは、弱者の抵抗としてのテロリズムに理解を示し、少数派のテロリストに好意を抱き、反対も否定もしない。
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 アメリカやEUは、イスラエルを支持し、テロリストのイスラム原理主義組織ハマスを非難している。 
 ロシアや中国共産党は、ハマスを支持している。
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 2023年10月12日 産経新聞イスラエル首相がテレビ演説「ハマスを粉砕排除する」 ガザへの地上侵攻を準備
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター)
 【エルサレム=佐藤貴生】イスラエルのネタニヤフ首相は11日、野党党首のガンツ前国防相と戦時下の挙国一致内閣を樹立することで合意した後にテレビ演説し、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを「粉砕して排除する」と表明した。ガザへの地上侵攻に向けて準備を進める。
 ネタニヤフ氏は12日、イスラエルを訪問した米国のブリンケン国務長官と会談。ブリンケン氏はバイデン米政権としてイスラエルを支援していく方針を伝達し、「平和と正義を望む者はハマスを非難せねばならない」と語った。米国は東地中海に2隻目の空母を近く展開させる。
 イスラエル首相府によると、挙国一致内閣ではネタニヤフ、ガンツの両氏とガラント国防相の3人で構成する「戦争管理内閣」を別に作り、元軍トップら2人がオブザーバーとして加わる。戦争遂行に向けた対応だけに注力する。
 現地からの報道では、イスラエル軍ハマスの戦闘による死者はイスラエル側約1300人、パレスチナ側約1400人に上り、計2700人を超えた。
 イスラエルはガザへの食料、水、燃料提供を遮断し、ガザ唯一の発電所が11日までに停止。停電で水道や下水処理施設などへの影響が懸念されている。米国は同日、ガザ住民を避難させる人道回廊の設置に向け、イスラエルやエジプトと協議していると明らかにした。
 ガザの人道危機へ懸念強まる
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 10月14日15:18 産経新聞「駐日イスラエル大使がTBSを批判 元赤軍幹部娘の発言で
 イスラエルのコーヘン駐日大使=11日、東京都渋谷区(桐原正道撮影)
 © 産経新聞
 イスラエルのコーヘン駐日大使は13日、TBSが11日に放送した番組に日本赤軍重信房子元最高幹部の長女、メイ氏を出演させたことに関し、同局を批判する文章をX(旧ツイッター)に投稿した。
 投稿では「TBSが重信房子氏の娘に発言の場を提供したことに対する失望」を表明。「重信房子氏は50年前に多数のイスラエル人を殺害した事件に関与しており、その娘は現在、ハマスの残虐行為を称賛しています」と指摘し、「テロを容認する人に、発言の場を与えるべきではありません」と批判した。
 メイ氏はTBSが11日に放送したBS番組に出演。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル攻撃について「例えば学校で毎日のようにいじめられている子が初めてやり返したら、それに対して焦点があたったような感じなんですね、今の状況というのは」と論評。「なぜか、パレスチナの問題になると抵抗じゃなくてテロになっちゃうんですよね。それがまず私は問題だと思います」などと発言していた。
 日本赤軍は100人が死傷した昭和47年5月のイスラエル・テルアビブでの空港乱射事件をはじめ、世界各地でテロ事件を繰り返した。重信元最高幹部はオランダ・ハーグの仏大使館を占拠した「ハーグ事件」に関与したとして懲役20年の判決が確定し、昨年5月に刑期を終えて出所した。
 コーヘン氏は13日に日本外国特派員協会で行った記者会見でもTBSを批判している。
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 10月14日19:00 産経新聞「TBS「テロリストの娘」を起用でイスラエル大使激怒、国際問題に発展か…思い出される「TBSは死んだ」筑紫哲也の諫言
 重信メイ氏(YouTubeにアップロードされている『報道1930』の公式動画より)
 10月11日に放送された、BS-TBSの『報道1930』の番組内容がいまだに波紋を呼んでいる。
 【写真あり】重信メイ氏「テロリストだった母」を祝福
 この日の放送では、スラエル軍と、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織「ハマス」との戦闘状態を取り上げたが、そこにコメンテーターとして起用された人物が問題視されているのだ。
 「登場したのは、重信メイ氏でした。レバノンベイルート生まれで、中東情勢に詳しいジャーナリストと番組内で紹介されました。 しかし、彼女の母親が2022年5月に出所した元日本赤軍のリーダー・重信房子氏であったことは、いっさいふれられなかったのです。
 房子氏が率いた日本赤軍は、パレスチナ人グループとともに、イスラエルのテルアビブ国際空港で無差別テロ事件を起こしており、メイ氏の父もパレスチナ人活動家。
 メイ氏のコメンテーター起用は、あまりにも偏りすぎているのではないかという意見が続出する事態になりました」(外交担当記者)
 メイ氏がテロ事件を起こしたわけではないので、母と娘の人格を同一視することに疑問があがったのは事実だ。
 しかし、11日の放送で、メイ氏は「パレスチナ人はなんで武器を持っていることがいけないの?」と冒頭から疑問を呈したうえで、「毎日のようにいじめられている子が初めてやり返したら、それに対して焦点が当たった状況」と、現在の戦闘状態について語り、「パレスチナの場合は “抵抗” ではなく、テロになってしまうことが問題」と話していた。
 要は、コメントがパレスチナを全面擁護することに終始していたのだ。
 「この番組がきっかけで、国際問題に発展しかねない動きが実際に起きてしまいました」と、前出の記者が語る。事態が動いたのは、10月13日のことだ。
 イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が、日本外国特派員協会で記者会見を開いた。コーヘン大使は、メイ氏が出演した『報道1930』の画面を印刷された紙を手にし、「これはなんだ! 彼女は50年前に27~28人のイスラエル人を殺害したことを非常に誇りに思っている殺人犯の娘だ」「日本のテレビで、彼女に発言する場を与えているのはひどい。本当に残念」と糾弾したのだ。
 「コーヘン大使はかなりの剣幕で、激怒と呼んでいい状態でした。会見冒頭では、ハマスの殺戮行為を強く糾弾していましたが、それを上回っていたほどです」(前出・記者)
 テロリスト側に加担してしまったTBSの不祥事として、思い出されるのは「TBSビデオ問題」だ。
 1989年10月、ワイドショー『3時にあいましょう』が、「取材源秘匿」という原則を破り、オウム真理教批判の急先鋒だった坂本堤弁護士らのインタビュー映像を教団側に見せた。このことが、同年11月4日の「坂本弁護士一家殺害事件」につながったと批難された。
 当初はこの問題を公表しなかったTBSだったが、1996年に発覚。 この直後、故・筑紫哲也氏が、メインキャスターを務めていた『筑紫哲也 NEWS23』の放送で、「TBSは今日、死んだに等しいと思います」と語り、こう諫言した。
「過ちを犯したということもさることながら、その過ちに対して、どこまで真っ正面から対応できるか。つまり、その後の処理の仕方というのが、ほとんど死活にかかわるということをこれまでも申し上げてきました。その点でもTBSは過ちを犯したと私は思います」
 「自分たちがどういうことを考え、何をやっているのかということを、もう少し公開すると言いますか、きちんと説明することも、ひとつの勤めだろうと思います」
 今回のイスラエルパレスチナ情勢のコメンテーターとして、メイ氏を起用したことがあまりに偏っていると批難が相次いでいるTBS。
 筑紫氏の言葉を借りるなら、「考え」を明らかにするのか、「処理」をしっかりするのか、いずれにせよ責任は果たさなければならないだろう。
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 2022年5月27日 SmartFLASH「「テロリストの女王」重信房子が刑期満了で出所へ…自爆テロを引き起こした元日本赤軍リーダー
 「テロリストの女王」重信房子が刑期満了で出所へ…自爆テロを引き起こした元日本赤軍リーダー
 逮捕された重信房子(写真:ロイター/アフロ)
 日本赤軍の元リーダー、重信房子受刑者(76)が、5月28日に刑期満了を迎えて出所する。
 「そのカリスマ性から多くの支援者を集め、『テロリストの女王』『国際テロの魔女』とも称された重信受刑者。2000年、大阪で逮捕され、新幹線で移送される前、ホームで手錠を高く掲げながら、『頑張るからね』と叫んだ姿が忘れられないですね」(社会部記者)
 1945年、東京で生まれ、1965年に教師を目指そうと明治大学の夜間部に入学。そこで学生運動に参加し、1969年、世界革命を掲げる新左翼グループ・赤軍派に加わった。
 「海外拠点を建設するという赤軍派の方針を受け、1971年、レバノンに出国し、現地で日本赤軍を創設しました。日本赤軍は国際テロ組織として、パレスチナ解放人民戦線PFLP)と連携し、1972年、イスラエル・テルアビブ空港で銃乱射事件を起こしました。
 この事件で、日本赤軍パレスチナゲリラにとっての英雄になるのですが、一方で、世界中の過激派の “戦い方” に変化をもたらすことにもなりました。
 それまでイスラム教徒にとって自殺は宗教的に許されることではなかったのに、この事件以降、自爆テロが広まったとされるのです。さらに、空港での手荷物検査が必須になったのも、この事件の影響です」(同)
 重信受刑者自身、この事件以降、潜伏生活を余儀なくされる。そして、日本に潜伏中の2000年、大阪府高槻市で逮捕。オランダ・ハーグのフランス大使館が占拠されたハーグ事件(1974年)など3件に関与した疑いで、2010年、懲役20年の判決が確定した。
 「重信受刑者は、大腸がんを患い、服役中に複数回の手術を経験しています。服役中は、自身の革命運動に反省の意を述べる一方、2021年5月には、イスラエル軍によるガザ地区空爆を批判するなど、いまだパレスチナに連帯の意思を示しています。
 逮捕翌年の2001年、日本赤軍の解散を宣言しましたが、重信受刑者は、パレスチナの解放を夢見る人々にとって、いまもシンボルであり続けています」(同)
 重信受刑者は、「出所後は平和におだやかに暮らしたい」と、運動には関わらない態度を示しているという――。
 ( SmartFLASH )
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 2022年5月28日 産経新聞重信房子氏の出所に興奮…メディアの奇妙さ 飯山陽
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 イスラム思想研究者の飯山陽氏(寺河内美奈撮影)
 世界革命によって既存秩序を転覆し共産主義社会の実現をめざす国際テロ組織「日本赤軍」の最高指導者を務めた重信房子氏が28日、懲役20年の刑期満了を迎え、出所した。事前にこれを伝えるメディア報道には、奇妙な期待や興奮が滲み出ていた。
 共同通信は今月14日の記事で28日の刑期満了の予定を報じたが、重信氏について「常人離れした人心掌握術から『魔女』とも称された」と述べ、彼女の社会運動への復帰を望む支援者もいると伝えた。
 日本赤軍の最高指導者だった重信房子氏(中央)。マスコミが待ち受ける中、医療刑務所を出所すると、支援者らに出迎えられた。右は長女のメイ氏=28日午前、東京都昭島市(松井英幸撮影)
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