🎷113:─1─岸田首相の「共生社会」ビデオメッセージは実は”国民批判”。~No.432 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 日本民族の歴史では、人種・民族や宗教・イデオロギーを理由にした偏見や差別、迫害や弾圧はなかった。
 歴史的事実として、日本民族国家は、人種・民族に関係なく避難民が大挙して逃げ込んだ難民国家であり、宗教とイデオロギーに関係なく自由と平等・公平が保障された古代国家であった。
 現代の日本と昔の日本は違う。
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 2024年2月9日 YAHOO!JAPANニュース 夕刊フジ「岸田首相の「共生社会」ビデオメッセージで意見さまざま…「第二の河野談話」、「『日本人全員が差別している』とは言っていない」との声も
 岸田文雄首相(春名中撮影)
 岸田文雄首相が「共生社会と人権」をテーマにしたシンポジウムに寄せたビデオメッセージに、SNS上でさまざまな意見が寄せられている。日本人が、外国人やマイノリティーを差別していると言及しているため、「『第二の河野談話』になりかねない」などと批判する声が噴出する一方、「首相は『日本人全員が差別している』とは言っていない」と指摘する声もある。
 【画像】波紋を呼んでいる岸田首相の「共生社会」ビデオメッセージ
 議論になっているのは、法務省などが主催する「共生社会と人権に関するシンポジウム」の開催にあたってのビデオメッセージ(首相官邸ホームページ、5日更新)だ。
 岸田首相は以下のように語っている。
 《残念ながら、我が国においては、雇用や入居などの場面やインターネット上において、外国人、障害のある人、アイヌの人々、性的マイノリティの人々などが不当な差別を受ける事案を耳にすることも少なくありません》
 《近年、外国にルーツを有する人々が、特定の民族や国籍等に属していることを理由として不当な差別的言動を受ける事案や、偏見等により放火や名誉毀損等の犯罪被害にまで遭う事案が発生しており…》
 《共生社会を実現するためには、他者との違いを理解し、そして互いに受け入れていくことが重要です》
 首相発言に対し、X(旧ツイッター)上では、「例外はあるものの、日本人ほど差別しない民族は居ない」「日本人を差別主義者のように貶めて」「発言を撤回してください」などと批判が相次いだ。
 夕刊フジは8日、公式サイトzakzakで今回の騒動について報じた。コメント欄には、「(日本は)寛容な社会」「総理自らが日本国と日本国民を侮辱するなど前代未聞」という意見がある一方、「首相は『日本人全員が差別している』『日本人は必ず差別する』とは言っていません」という指摘もあった。
 識者はどう見るのか。
 島田洋一氏「認識おかしい」
 福井県立大学島田洋一名誉教授は「岸田首相の認識はおかしい。欧米などではヘイトクライム(人種や民族、宗教などに係る憎悪犯罪)が多々あるが、日本ではまずない。テレビにも多様な人々が出演している。日本人のマイノリティーへの寛容さは、国際標準からいえば相対的に優れている。首相が公式に発信することで、他国の批判や圧力に利用されるおそれもある。日本人が逆差別される懸念もある」と語った。
 中国から日本に帰化した経験から語る識者もいる。
 石平氏「差別なかった」
 評論家の石平氏は「私は中国人留学生として来日したが、経験上、大学院でも奨学金など日本人以上に優遇を受けた。就職でも差別を受けた覚えがない。それなのに、岸田首相の『日本には不当な差別がある』という発言が世界に事実として広まってしまう。慰安婦問題に関する河野談話があるが、今回は現在の日本人について述べており、『第二の河野談話』、それ以上に問題だ」と語った。
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 2月9日 MicrosoftStartニュース 東スポWEB「ほんこん 岸田首相の”国民批判”声明に呆れ「日本人をどんな風に思っているのか?」
 © 東スポWEB
 お笑いタレントのほんこん(60)が9日までに自身の「X」(旧ツイッター)を更新。「共生社会と人権」に関するシンポジウムの開催に当たり発表された岸田文雄首相のビデオメッセージに苦言を呈した。
 5日、岸田首相はビデオメッセージにて声明を発表。「我が国においては、雇用や入居などの場面やインターネット上において、外国人、障害のある人、アイヌの人々、性的マイノリティの人々などが不当な差別を受ける事案を耳にすることも少なくありません」などの発言が国民批判的で、誤解や先入観、偏見を生むとネット上で物議を呼んでいた。
 ほんこんは「X」を更新すると「岸田首相のビデオメッセージ 日本人をどんな風に思っているのか?」と指摘。呆れた様子で「残念です そして限界です」と続け、岸田首相を批判していた。
 日テレNEWS NNN
 岸田首相「実質的な負担は生じない」 “異次元の少子化対策”財源、国民1人あたり月500円弱の負担
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 2月10日 YAHOO!JAPANニュース 産経新聞「「日本人を信じ、守るのが務め」漫画家の清水ともみさんが首相の人権メッセージに訴え
 清水ともみさんの作品「私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~」
 岸田文雄首相が人権シンポジウムに社会的少数者について「不当な差別を受ける事案を耳にすることも少なくない」などと寄せたメッセージがSNSで疑問視する声が相次いでいる問題を巡り、中国で迫害を受けるウイグル人の姿などを描く漫画家の清水ともみさんが9日、産経新聞の取材に応じ「日本に差別がはびこっていると誤解されかねない」と述べ、「日本の良さを海外に伝え、最後まで日本人を信じ、守るのが首相ではないか」と訴えた。清水さんのコメントは以下の通り。
■先駆けて人種差別撤廃の訴え
 日本の首相とは思えない立ち位置での発言内容だ。これでは日本には差別がはびこっていると誤解されかねない。海外の人は首相の姿を通して日本を見る。首相の一挙手一投足が日本そのものとみられるのだから非常に重い。
 日本ほど差別の少ない国はない─。こうした認識は海外で浸透しているが、覆されかねない。誤った認識を流布し、日本をおとしめようとする内外の勢力に利用される危険がある。旧日本軍の関与を認めて「従軍慰安婦」と記述した平成5年の河野洋平官房長官談話と同じではないか。
 世界に先駆けて「人種差別撤廃」を提案したパリ講和会議(1919年)は100年以上前のことだ。黄色人種として差別と闘ってきたのは、日本人ではないか。かつての日本は人種差別と闘い、アジアの国々を独立させた。
■原稿は事前確認できた
 49年に中国人民解放軍に侵攻されたウイグルの人々は、中国に抗日教育を受けても「日本は人種差別と闘った国だ」として「日本が助けに来てくれる」との言い伝えを信じ、日本に留学するなど今も日本を信用してくれている。
 官僚が準備した原稿を読んだだけという言い訳は通用しないだろう。首相自身チェックできる機会はあっただろうし、思っていないことを言うならば、それこそ首相の資格はない。
 首相は「不当な差別や偏見に対しては首相として断固立ち向かっていく」とまでおっしゃった。本当にそこまでの事実が多数あれば納得もするがどうなのか。
■「違う」を示していく
 当然だが、迷惑行為をはたらく人が多ければ、その民族や属性は忌避されるだろう。マイノリティー故に過剰に守られることはおかしい。そして、実際に各地で起きている外国人による犯罪に何の言及もないのはなぜか。日本人だけをたしなめるようだった。
 日本の良さを海外に伝え、最後まで日本人を信じ、守るのが首相ではないか。日本人を信用していないようにも聞こえる。非常に悲しい。首相のメッセージに対しいろいろな手段で「違う」と示していかないといけない。(聞き手 奥原慎平)
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 日本民族は、「郷に入っては郷に従う」一緒に苦楽をともにする帰化人は人種民族に関係なく身内として受け入れてきたが、日本の伝統・文化・歴史・宗教そして言語さえも拒絶し破壊しようとする協調性・共同性・連帯感の欠片もない渡来人を通りすがりの人間として無視してきた。
 それが、中国人や朝鮮人であり、反宗教無神論マルクス主義者・共産主義者であり、反天皇反民族反日の中世キリスト教会やイスラム原理主義者であった。
 エセ保守とリベラル左派は、日本を多様社会に作り変える為にそうした反日敵日の外国人を受け入れている。
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 昔の日本人と現代の日本人は別人のような日本人である。
 武士・サムライや百姓そして商人・職人は、昔の日本にはいたが、現代の日本にはいない。
 特に、マルクス主義のエセ保守とリベラル左派はそうした日本人である。
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「ラジャー・ダト・ノンチックの詩」
 かって 日本人は
 清らかで 美しかった
 かって 日本人は 
 親切で 心豊かだった
  
 アジアの国の誰にでも
 自分の事の様に
 一生懸命尽くしてくれた
   *   
 何千万もの 人の中には 
 少しは変な人もいたし
 怒りん坊や 我が儘な人もいた
 
 自分の考えを 押し付けて 
 威張ってばかりいる人だって
 いなかったわけじゃない
   *   
 でも その頃の日本人は
 そんな少しの 嫌な事や
 不快さを超えて
 おおらかで 真面目で
 希望に満ちて 明るかった
 
 戦後の日本人は
 自分達 日本人の事を
 悪者だと思い込まされた

 学校でも ジャーナリズムも
 そうだとしか教えなかったから
 
 真面目に
 自分達の父母や先輩は
 悪い事ばかりした 残忍無情な
 ひどい人達だったと 思っている様だ
    *   
 だから アジアの国に行ったら
 ひたすら ペコペコ謝って
 私達は そんな事は致しませんと
 言えば良いと思っている
    *   
 そのくせ 経済力が付いてきて
 技術が向上してくると
 
 自分の国や 自分までが
 偉いと思う様になってきて

 うわべや 口先では
 済まなかった 悪かったと言いながら
 
 独りよがりの
 自分本位の 偉そうな態度をする

 そんな
 今の日本人が 心配だ

 本当に どうなっちまったんだろう
 日本人は そんなはずじゃなかったのに
 
 本当に 日本人を知っている私達は
 今は 何時も 歯がゆくて
 悔しい思いがする 
   *    
 自分の事や
 自分の会社の利益ばかり考えて
 コセコセと
 身勝手な 行動ばかりしている
 ヒョロヒョロの日本人は
 これが 本当の日本人なのだろうか
   *    
 自分達だけで 集まっては
 自分達だけの 楽しみや
 贅沢に 耽りながら

 自分が 御世話になって住んでいる
 自分の会社が仕事をしている
 その国と 国民の事を 
 蔑んだ眼で見たり
 馬鹿にしたりする
 
 こんな 人達と
 本当に 仲良くして行けるだろうか
 
 どうして
 どうして 日本人は
 こんなになってしまったんだ

    1989年4月 クアラルンプールにて
        (小林よしのり戦争論 2』)
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