🎷117:─1─誰が総理・総裁になっても自民党は負ける。「政権交代」立憲支持層の9割強。~No.439No.440 

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 自民党は、国民から見捨てられる。
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 2024年4月20日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「自民党は「人材の砂漠」になってしまった…「選挙の神様」と「ベテラン政治記者」が断言…「誰が総理・総裁になっても自民党は負ける」
 前編記事『幹事長を信用できない総理に解散はできない…『選挙の神様』久米晃と『ベテラン政治記者星浩が政局ぶったぎり「自民党を壊した岸田総理」』に続き、自民党の終わりについて語り合った。
 【一覧】「次の首相になってほしい政治家」ランキング…上位に入った「意外な議員」
 自民党は人材の砂漠
 星 今国会の会期末、6月解散の可能性が指摘されています。久米さんはないとおっしゃいますが、私はまだ五分五分であり得ると見ています。
 岸田さんには、楽観的な見通しをつないで、先を読む傾向があります。裏金問題も、今回の処分でケリがつく。国賓待遇での訪米で議会演説を行い、脚光を浴びる。賃上げで、国民の懐が温まる。6月には定額減税が行われ、可処分所得も増える。これらの結果、岸田さんはうまくやっていると支持率が上がり、選挙で信を問う、というわけです。
 久米 景気が本当によくなれば、岸田総理も解散を打てるかもしれませんが、解散できるほど支持率が上がっていれば、解散しなくても総裁選で再選されるわけですから。私は、岸田総理が6月解散に打って出ることはないと思っています。
 星 岸田さんが思うように事が運ぶほど簡単ではないですからね。本来は側近に「総理、そんなにうまくはいきませんよ」と諫める人がいないといけないのですが、そういう人材が見当たらない。
 仮に6月解散で自民党が大敗すれば、岸田総理が本当に自民党を壊してしまうことになる。
 久米 支持率の低迷が続けば、いずれ政権は立ち行かなくなります。問題は、次を担う人材がいないということです。かつては、「三角大福中」や「麻垣康三」といった次の総理候補の名前が何人も挙がったものですが、いまはいません。石破茂元幹事長の待望論などまだ聞こえてきません。自民党の人材が払底している証拠です。自民党は人材の砂漠になってしまった。
 投票に値する政治家がいない
 星 安倍長期政権で、若手議員は政変を知らない。党内でケンカもしていないので、パワーが弱くなったことは否めません。
 久米 政治家から志が欠落し、本当に質が落ちたと感じます。投票率の低下は、国民の政治への無関心からではなく、投票に値する政治家がいなくなったからです。
 星 その原因はどこにあると見ますか? 
 久米 一つの要因に小選挙区制があるのではないでしょうか。政権交代が可能な二大政党制なんて誰が望んだというのでしょうか。結果、政党に所属していないと選挙で勝てない。カネを持っている人しか当選できない。それでは政界に新しい血も入らないし、政治家を志す若い人もいなくなる。これは日本にとって、不幸なことです。
 星 世の中の多くは岸田政権のみならず、自民党全体に怒りを抱いているように見えます。
 久米 日本は現在、多くの危機に直面しています。ウクライナ戦争で明らかになったのは、食料・エネルギーの危機。能登半島地震など災害の危機もあります。台湾をめぐる中国との危機も以前から指摘され続けています。しかし、岸田さんはこうした危機への対応は一つもできなかった。まあ、岸田さん一人の責任ではないのですが。
 星 岸田さんは、たしかに防衛費を5年かけて43兆円に増額すると決めた。これは一種の危機対応として、評価する声はあります。しかし、その後がいけない。岸田さんは、防衛費増額は国民に負担をかけない形で行い、増税もほとんどしないという説明をした。国民からすると、別に増税も必要ない程度の危機なのかと、勘違いしてしまいます。
 少子化対策にしても、年間出生数は80万人を切っていて、非常に深刻なのに、国民の負担は一人あたり平均月450円だと説明する。これでは危機感は伝わりません。
 久米 自分の言っていることが正しいという自信があれば、おのずと説得力は備わるものです。説明から逃げているというのは、自分に自信がないということでしょう。
 しかし、自民党内部から政権や執行部に対する不満の声があまり聞こえてこない。そこが自民党の危機です。5月の連休が終われば、さすがに危機感を抱いて、もっと声が上がると思います。なければ終わりです。
 誰が総裁になっても負ける
 星 支持率がこのまま回復しなければ、どこかのタイミング、たとえば8月くらいにギブアップして総裁選を早めるという可能性もあります。
 その場合、これまで3回出馬している石破さんは総裁候補の「有資格者」です。上川陽子外相や高市早苗経済安保相、野田聖子総務相といった女性陣も手を挙げるでしょう。他には加藤勝信官房長官河野太郎デジタル相といったところでしょうか。
 久米 誰かぶっちぎりで走るような人が出てこないと、誰が総裁になっても自民党議席を増やすことはないと思います。石破さんなら、マイナス20議席、とか。貧乏くじを引きたくないから、みんな様子を見ているのでしょう。マイナス議席が大きすぎると、選挙後すぐに責任を取れと言われてしまいますから。
 星 総理大臣はいきなりはなれないポストです。それなりに準備をしておかなければならない。かつては、大蔵大臣(財務大臣)や外務大臣といった主要閣僚、さらに幹事長などの党三役を経て、総理へのキャリアを築いていった。しかし、安倍政権下では、麻生さんがずっと財務相の座にいたし、幹事長には二階俊博さんが長く君臨した。訓練を積むポストが与えられなかったため、将来の後継候補が育っていないとも言えます。
 久米 中堅・若手を登用する人事もうまくいっていません。岸田さんは福田達夫さんを総務会長に抜擢しましたが、旧統一教会自民党の関係について「何が問題かわからない」と福田さんが発言してから、評判は下がる一方ですね。
 公明党も負ける
 星 在職中は「選挙の神様」と呼ばれた久米さんですが、次期衆院選はどうご覧になりますか。
 私は、前回選挙で起こった「首都圏3異変」に注目しています。石原伸晃元幹事長、甘利明前幹事長、桜田義孝元五輪相の3ベテランが立憲民主党の新人にコロッと負けた。自民党の重鎮でも、民意次第でどんどんひっくり返るという現象が始まっていると思います。
 久米 都市部では自民党支持率はもう上がってきませんからね。自民党比例代表も確実に減らすでしょう。そうなると、比例復活がなくなる。自民党に入らない票は、立憲にいくと思いますよ。
 これは私の持論なのですが、選挙というのは、自民党に入れたいか、入れたくないかを問うものなんです。自民党に入れたくない場合は、一番入れやすい野党に入れるか、投票せずに寝るかのどちらかです。立憲が3月上旬に行った情勢調査で、東京で自民党がボロ負けするという結果が出たと言われていますが、その通りになると思います。野党が政権を取れるほどではないが、自公過半数割れという事態は十分あり得るでしょう。
 星 自民党が都市部で勢いを失った分を、公明党=創価学会が補うという見方もありますが、あの組織にも、もうそこまでの力はありません。
 久米 自民党が負けるときに、公明党が勝つことはなく、自民党が負けるときは公明党も負ける。
 注目は4月28日
 星 自公が過半数割れになるとどうなるか。それは負け方次第でしょうね。過半数にほんの少し足りないだけなら、国民民主党を入れて政権を維持する。さらに足りない場合は、日本維新の会に声をかけるでしょう。しかしそうなると公明党が反発する。いずれにせよ、与野党議席差次第です。
 久米 自公が過半数割れすると、あらゆる場面で野党に妥協するしかなくなり、政局はますます混乱するはずです。
 星 ただ、政権交代があるという緊張感がないと日本の政治はいつまでもダメなままです。
 久米 野党がだらしないから大丈夫、という驕りが今の慢心した自民党を作ってしまった。その意味で注目は4月28日の島根1区の補選です。惨敗すると自民党の危機感に、ようやく火が付くのではないでしょうか。

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 くめ・あきら/'54年、愛知県生まれ。業界紙記者を経て、'80年に自民党職員に。以来、一貫して選挙畑を歩み、党選対本部事務部長や党事務局長などを歴任した。'19年に定年退職し、現在は選挙・政治アドバイザーとして活動する

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 ほし・ひろし/'55年、福島県生まれ。東京大学卒業後、'79年に朝日新聞社に入社し、ワシントン特派員や政治部デスク、特別編集委員などを歴任。'16年に退社し、『NEWS23』のキャスターに。現在はTBSスペシャルコメンテーターを務める

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 「週刊現代」2024年4月20日号より
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 【もっと読む】『「総理になってほしい人」ランキング最新結果を発表! 9位菅義偉、8位山本太郎…「高市早苗」の驚きの順位』
 週刊現代講談社
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 4月21日 MicrosoftStartニュース 毎日新聞「「政権交代」立憲支持層の9割強 公明支持層でも3割弱 世論調査
 衆院本会議の議場=国会内で2024年4月9日午後1時54分、平田明浩撮影
 © 毎日新聞 提供
 20、21日実施の毎日新聞世論調査で、次の衆院選政権交代してほしいと思うかどうかを聞いたところ、「政権交代してほしい」との回答が62%に上った。「政権交代してほしくない」は24%、「わからない」は13%だった。
 「政権交代してほしい」との回答は30代、40代、50代の7割弱。18~29歳、60代、70歳以上でも約6割あった。支持政党別では、立憲民主党支持層の9割強、日本維新の会支持層の約7割が「政権交代してほしい」とした。自民党支持層は8割弱、公明党支持層は約6割が「政権交代してほしくない」と答えたが、公明支持層では「政権交代してほしい」も3割弱あった。自民支持層では1割強。
 自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた党内処分が「甘すぎる」と答えた人の74%が「政権交代してほしい」と回答した。自民の裏金事件対応への厳しい評価が、政権交代を望む声が大きいことの背景になっているようだ。【飼手勇介】
 関連するビデオ: ANN世論調査 自民党の処分基準「納得しない」が8割 (テレ朝news)
テレ朝news
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 自民党は人材不足。野党は信用できない。
 現代日本から、国際感覚を兼ね備えて世界の指導者と渡り合った新保守のアベイズムは消えつつある。
 与野党の大半の政治家には、口先だけで現実に沿った国家観、歴史観を持っていない、
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 現代日本では、エセ保守による右傾化とリベラル左派によって左傾化で二分化が進み、その間で歴史ある由緒ある伝統的正統保守は衰退している。
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 自民党保守政党とは言えないし、野党には保守は存在しない。
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 現代日本には、本当の意味での正統保守はごく僅かな少数派である。
 日本の多数派は、エセ保守とリベラル左派による反宗教無神論・反天皇反民族反日である。
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