🐒12:─1─旧統一教会と政治家・メディアは日本人の「忘れっぽさ」に期待している。~No.44No.45No.46 

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 2022年8月6日06:30 MicrosoftNews 日刊ゲンダイDIGITAL「旧統一教会問題で反応が鈍い自民党 日本人の「忘れっぽさ」に期待しているのか(三枝成彰
 © 日刊ゲンダイDIGITAL 岸信介元首相は文鮮明氏の盟友として「国際勝共連合」の設立を支えた(C)日刊ゲンダイ
 日刊ゲンダイ(3日付)によると、自民党の「統一教会『濃厚接触』議員」は32人に上る。二之湯国家公安委員長、安倍元総理の実弟の岸防衛相、末松文科相細田衆院議長らで、日本維新の会も13人の議員について教団との接点を認めた。
 私も以前、自民党のほとんどの議員事務所に無給で滅私奉公する教団派遣の人員がいた、と某首相経験者から聞いたことがある。秘書が全員、教団から派遣されている人もいた。
 始まりは教祖・文鮮明氏と岸信介元総理との交流だ。岸氏は文氏の盟友として、教団の関連団体「国際勝共連合」の設立を支えたという。“勝共”は「共産主義に打ち勝つ」の意で、50年代、60年代のソ連が脅威だった時代に強い警戒感から設立された。
 文氏に人を引きつけるカリスマ性があったのは確かなのだろう。北朝鮮の故・金日成氏とも親交があったらしい。
 岸氏との縁は娘婿の安倍晋太郎氏、孫の晋三氏と岸信夫氏が継承した。その間、福田(赳夫)から森、小泉、安倍、福田(康夫)まで歴代5人の総理を出した与党の最大派閥が、あまたのトラブルを起こしてきた宗教団体と関わっていたのだ。
 「勝共連合」の4つの運動方針は、1が憲法改正の実現、2が防衛力強化などによる安全保障体制の確立、3がLGBT人権運動の歯止めと正しい結婚観・家族観の追求だ(4つ目は機関誌と会員の拡大)。
 自民党が政策に掲げる「毅然とした外交・安全保障で“日本”を守る」や憲法改正、そして昨年超党派で企図されたLGBT理解増進法案が自民党の横やりで国会提出見送りとなったことと驚くほど重なる。
 戦後、政治と宗教とはつねに論議を呼んできた。「数の論理」がものをいう政治の世界で、組織票も人材も提供してくれる団体があれば、すがりたくもなるだろう。宗教団体も、支持した政党が政権を取れば、活動の後ろ盾となることを期待する。
 ときには宗教団体自体が政党を起こすこともある。それが最悪の形で現出したのがオウム真理教の一連の事件だ。彼らは選挙にも出た。既存の社会を暴力で塗り替えることで、世の中を変えようとしたのだ。
 反対に、人間主義を前面に打ち出しているのが公明党で、支持母体は創価学会。彼らはあくまで「庶民の党」として、平和に世の中を変えようと主張している。学会の会員数は公称827万世帯。自民党と連携し連立与党として政治に大きな発言力を持つ。
■世間が忘れてくれるのを待っている
 自民党の反応が鈍いのは、宗教と政治の問題を追及すれば、公明党との連携の是非を問うことに行き着くからだろう。彼らは世間が忘れてくれるのを待っているのかもしれない。「モリカケサクラ」も忘れられつつある現在、これもやがて忘れられると踏んでいるのか。
 日本人の忘れっぽさに政治家たちが期待しているなら、私たちは「それは大きな間違いだ」と突きつけてやらねばならない。
 最後に、当欄の「国の威信より国民の命が重い」との記事には賛否両論あった。否定なさるのももちろんけっこうだが、その方々に問いただしたい。
 もし日本が戦争に巻き込まれたら、皆さんは国のために死ぬ勇気はあるのだろうか?
 (三枝成彰/作曲家)」
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 8月6日06:00 MicrosoftNews 女性自身「旧統一教会問題に及び腰のNHKに相次ぐ批判…“上層部の自主規制”説を局広報は否定
女性自身 2022/08/06
 © 女性自身
 安倍晋三元首相(享年67)の襲撃事件によって、旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)に世間の関心が集まっている。
 「民放各社は、旧統一教会による被害の実態や、政治家との関係を連日のように報じています。しかし、NHKは襲撃事件の捜査状況や統一教会との関わりで注目されている政治家の発言を伝えるのみで、統一教会問題を深く掘り下げた報道をしていません」(NHK現役報道記者)
 実際、NHKの看板ニュース番組である『ニュース7』や『ニュースウオッチ9』の事件後の放送内容の見出しには「旧統一教会」の文字は皆無だ。
 ツイッターで「#NHKはなぜ統一教会報道をしないのか」「#もうNHKに金払いたくない」というハッシュタグができるほど、NHKへの批判が高まっている。
 《NHKしか見ていない人は統一教会の問題を知らないんじゃないだろうか》
 《ありもしない黙秘権を行使中のNHK国葬と、自民・統一教会の癒着に関して、平然と「浅読みニュース」を続けるNHK。プライドはないのか》
 《日本の公共放送が公共性を完全に捨てている》
 《「ニュース7」相変わらずのラインアップ。違う国のニュースを見てる気分》
 《「自民党統一教会の繋がり、政権与党と外国カルト教団の繋がり」の全体像は一切取り上げず、ただ「自民党側の言い訳」だけを流し続けるNHK
 《今この問題に触れないのはあり得ない。日本の公共放送名乗りながら日本にとって重大なニュースを流さないなら日本から出ていけ》
 《放送しない理由を説明すべきだろNHKは。国民の大半がずっと疑問に思ってるんだぞ?》
 前出の記者がNHK局内の実情を明かす。
 「現場では『やるべきだ』って声は大きいです。かなり不満が溜まっていますよ。最初に出遅れたことが尾を引いているのもあると思いますが、現場は『最初から出すべきだ』って意見だったんです。
 でも、いわゆる政治と宗教の問題については、公明党を気にする政治部の上の人間とかもいたり。プロデューサーとか現場のトップレベルは、もっと踏み込むべきだと思っているのですが、局長レベルから上が、政府から言われているわけじゃないんですけど、“自主規制”している状態です」
 本誌はNHK広報部に「なぜ旧統一教会と政治家の癒着問題を取り扱わないのか」「NHKの現場の記者が『現場は報じたいが上層部が許可しない』との趣旨の発言をしている。それは事実か、事実ならなぜか」について書面で質問をしたところ、下記のように回答があった。
 「『ニュース7』や『ニュースウオッチ9』では、『世界平和統一家庭連合』、旧統一教会と政治の関係などに関するニュースを報道しており、ご質問にある指摘は事実ではありません。引き続き、視聴者の皆さまの高い関心なども踏まえ、多角的に正確な情報をお伝えするよう努めてまいります」
 前出のNHK記者は言う。
 「旧統一教会問題を扱わない方が国民の信頼を損ねるのはわかっています。報じないことで逆のリスクにもなります。だから現場では徐々に準備というか、取材は進めているので、そのうち社内のモードが変わると思います。現場は憤慨していますよ」
 本気を出したNHKの取材力は驚異的だ。公共放送としてのプライドを見せてほしいものだが――。
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 2022年8月5日 MicrosoftNews デイリー新潮編集部「統一教会報道で名を上げる「ミヤネ屋」 他の番組にはマネできない秘密が
 宮根誠司
 宮根誠司アナ(他の写真を見る)
 宮根誠司アナ(59)が司会を務める午後の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系/読売テレビ制作)が注目されている。同時間帯の視聴率はトップとなり、SNSでの評判もうなぎ上り。好調の原因は、徹底して統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題を取り上げていることだという。
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 【写真4枚】桜田淳子夫妻の姿も 92年に行われた統一教会合同結婚式」の“異様”な光景
 8月1日、「ミヤネ屋」の視聴率は6・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)で、「ゴゴスマ~GO GO! Smile!~」(TBS系/CBCテレビ制作)は5・3%、「ポップUP!」(フジテレビ系)は1・8%だった。「ミヤネ屋」の占拠率は24・3%で、実に約4人に1人が見ている計算だ。8月2日には7・1%と、ついに7%台に突入した。
 7月最終週の視聴率を見ても、25日は6・3%、26日は6・4%、27日は6・5%、28日は6・1%、29日は5・8%と、いずれも他局を退けた。
 近年は「ゴゴスマ」の石井亮次アナ(45)が上り調子で、対する「ミヤネ屋」の宮根アナはコテコテぶりが鼻につくとされてきた。だが、ここへ来ての巻き返しである。
 SNS上には《#ミヤネ屋頑張れ》のハッシュタグまでできている。
 《今日のミヤネ屋も良かったなー。/鈴木エイト氏の生解説はやっぱり見応えがありました。/また近日中にも出演されるようなので、次の放送も楽しみです。/引き続きミヤネ屋を応援してまーす。/頑張れ、ミヤネ屋~。》
 《ここのところ、ヤケになったかのようなミヤネ屋の統一教会報道。/鈴木エイト氏を呼び時間いっぱいまで微に入り細にわたる解説は分かりやすい。/あのことなかれミヤネ屋が?という変貌ぶりは応援したい。/報道を育てるのも視聴者なのだろう。》
 《ミヤネ屋、ありがとう。圧力に負けずにがんばって。/なんか宮根がいい人に見えてきた。》
 「ザ・ワイド」との関係
 民放プロデューサーが言う。
 「7月8日、安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、ひと月になろうとしています。逮捕された山上徹也容疑者の母親は統一教会の信者で、教団に多額の献金を行い破産。それを恨んでの犯行だったことを供述しています。以来、『ミヤネ屋』は、徹底して統一教会問題を取り上げ、政界の闇にも切り込む報道姿勢が喝采を浴びています」
 もっとも「ゴゴスマ」だって、統一教会ネタを報じている。両番組の違いはどこから生まれたのだろう。
 「番組の生い立ちにあると思います。『ミヤネ屋』の前身は、読売テレビ日本テレビの共同制作だった『ザ・ワイド』と言って過言ではないからです」
 「ザ・ワイド」(平日13:55~15:50)は1993年4月~2007年9月に放送されたワイドショー番組だ。男性司会者は一貫して“ひとし君”こと元NHK草野仁アナ(78)だった。
 一方、「ミヤネ屋」が関西ローカルでスタートしたのは06年7月。「ザ・ワイド」を前身と呼ぶには放送時期が重なっているが。
 「実は『ザ・ワイド』が終了した際に、番組スタッフは『ミヤネ屋』に流れ込んだのです。それと同時に『ザ・ワイド』が空いた枠に『ミヤネ屋』が繰り上がり、全国放送となりました」
 若い視聴者は「ザ・ワイド」という番組をご存知ないかもしれない。
昔取った杵柄
 「『ザ・ワイド』はオウム事件の時に注目されましたが、反統一教会を熱心に報じた番組でもありました。番組がスタートした93年は、桜田淳子さん(64)がソウルのオリンピックスタジアムで合同結婚式を挙げた翌年でした。草野さんと共に初代の司会を務めたのが飯星景子さん(59)です。統一教会に入信し、父で作家の飯干晃一さんが奪還に乗り出し成功した後の起用でした。彼女の奪還チームには有田芳生氏(70)や紀藤正樹弁護士(61)もおり、彼らもまた『ザ・ワイド』のコメンテーターとして登場しました」
 当時、統一教会から激しい抗議もあったという。
 「ワイドショー番組ながら、骨っぽいジャーナリスト気質の連中が少なくなかったんです。ですから教団側の脅しにも屈することはありませんでした。今回の騒動に対しても教団から抗議が来ているそうですが、彼らのやり口をよく知るスタッフなので、慣れたものでしょう」
 昔取った杵柄というやつだ。
 「いわば同窓会みたいなものかもしれません」
 デイリー新潮編集部」
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