👹12:─1─下級国民テロリズム。テロリスト山上容疑者への減刑嘆願に7,000人が署名。~No.46No.47No.48 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2022年8月23日8:54 YAHOO!JAPANニュース 週刊SPA!(日刊SPA!)「安倍氏銃撃事件は「下級国民のテロリズム」?山上容疑者を支持する声が浮かび上がらせるもの
 安倍晋三元首相の銃撃死事件を巡っては、凶行に及んだ容疑者・山上徹也に極刑を望む意見がある一方で、その不幸な生い立ちから擁護する声も上がっている。ネット上に溢れる言葉は、同情、共感、憧れ、好意……と、どれも殺人者には不似合いなものばかりだ。この熱狂の正体は何なのか。8月23日発売の週刊SPA!では山上容疑者を通して、現代社会の闇に光を当てる特集を組み、さまざまな人の声を拾った。
 ⇒【写真】秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大も“社会に復讐を果たした神”などと呼ぶ声があった
 山上徹也は新しい「下級国民の神」か
 「山上容疑者は、経済的・社会的弱者にとってのダークヒーロー、“下級国民の神”になりつつあると感じます」
 そう話すのは、作家の橘玲氏だ。ネットから生まれた「下級国民」という言葉の定義は多々あるが、ここでは本来は社会の主流派(マジョリティ)であるはずなのに、社会からも性愛からも排除され、「いつのまにか底辺に追いやられた」と感じている人たちを指す。
 「アメリカで最初に登場した“神”は、’14年5月にカリフォルニアで起きた銃乱射事件の犯人、エリオット・ロジャーです。ネットのインセル非モテ)向け掲示板で活動していたロジャーはYouTube動画などで犯行声明を公開。『社会や女性への復讐』という動機に共感が集まり、模倣犯が次々と現れた。
 日本ではそれに先立って、’08年の秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大について、ネットの一部で“社会に復讐を果たした神”などと呼ぶ声がありました」
 「人はここまで孤独になれるのか」
 橘氏は銃撃事件を「下級国民のテロリズム」と表現する。
 「山上容疑者は映画『ジョーカー』に強い関心を示し、私の解説記事も読んでいたようです。私はそこで、社会から排除された白人男性の主人公が絶対的な悪へと変貌する物語を『下級国民の反乱』と述べました。山上も自身の境遇をジョーカーに重ね合わせたのではないでしょうか。
 報道を見ても、自衛隊退官後に複数の職場を転々としていた時期の同僚や友人の証言がほぼ出てこず、本当に誰とも交流がなかったのかもしれない。人はここまで孤独になれるのかと、考えさせられました」
 山上への共感の増加は「推し活」でもある
 山上容疑者を崇拝する声があるのは、“下級国民”が増え続ける日本の縮図でもある。
 「リベラル化・知識社会化が進む社会では、『自由な競争』や『自分らしく生きる』ことが至上の価値とされる一方で、競争に敗れた者は『自己責任』として社会の底辺に追いやられる。こうして“ルサンチマンを抱えた弱者”が増えていけば、いったい何が起きるのか……怖さを感じます」
 ただ、山上容疑者に惹かれて崇拝する声には、“推し活”的な空気も感じるという。
 「山上容疑者へのネットの称賛の声には、『こんなの(殺人者)を推すのってバカだよね、だけどそういう自分が好き』という、まさに推し活のノリも感じます。減刑を求める署名運動も、そのひとつと言えるのではないでしょうか」
 善悪二元論だけで片づく話ではない
 一方で、「統一教会に私怨を抱き長年の恨みを果たした」という単純なストーリーで事件を理解しようとする風潮には、疑問を抱いている。
 「むしろ、社会から徹底的に排除された山上容疑者が、『なぜこんなことになったのか』と人生を遡った結果、『すべての原因は統一教会だ』と思い込むようになったのではないでしょうか。カルトに家族を壊された人たちはたくさんいるものの、そのほとんどは犯罪とは無縁なのですから、『統一教会=悪、山上=犠牲者』という善悪二元論だけで片づく話ではないと思います。今後はメディアも含め、慎重な議論が必要となるでしょう」
 殺人は決して許されない。だからこそ、一人の41歳男性の孤独や絶望を生んだ社会の問題に目を向ける必要がある。
 【作家・橘 玲氏】
 ’59年生まれ。’02年、小説『マネーロンダリング』でデビュー。『無理ゲー社会』(小学館新書)などベストセラーを多数執筆
 取材・文/週刊SPA!編集部 写真/朝日新聞社
 ※週刊SPA!8月23日発売号の特集「安倍銃撃男[山上を崇拝する]社会の闇」より
―[安倍銃撃男[山上を崇拝する]社会の闇]―
 日刊SPA!
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 5・15事件の歴史的教訓とは、犬養毅暗殺テロを行った若手青年将校達に対する国民の同情による減刑署名運動であった。
 当時の国民世論が、2・26事件などの軍人テロ未遂事件や軍閥の暴走を許し、煽っていた。
 その原因は、政権争奪の政局にうつつを抜かし、大企業・財閥からの不正献金・賄賂などで私腹を肥やして、国家・国益、国民・民益を顧みない、腐敗堕落した政治家・政党であった。
 国民は、政治不信として政治家・政党を見限り天皇統帥権で縛られた軍部に期待した。
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 現代日本の左派系メディアや反米派・反安保派・在日米軍基地反対派は、反米のイスラム自爆テロなどには寛容である。
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 8月23日18:18 MicrosoftNews SmartFLASH「旧統一教会「問題噴出」の裏で山上容疑者への“崇拝者”が続出 「減刑署名」はまもなく7000人に
 © SmartFLASH
 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対して吹き荒れる批判の嵐。教団と関係のあった議員は、次々と弁明を強いられている。
 そんななか、安倍晋三元首相を銃撃したとされる山上徹也容疑者を“崇拝”する人たちが生まれている。“山上派”が集うのは、7月15日に署名サイト「Change.org」で始まった「減刑署名」だ。
 署名活動を立ち上げたとされる人物は、同サイトで山上容疑者について《過酷な生育歴を鑑みての温情》、《本人が非常に真面目、努力家であり、更生の余地のある人間である事》として、《親の信仰によって、生活も精神も追い詰められる人が非常に多いです。このような状況で物心ついた時から生活していた山上徹也容疑者に、どうか寛大な見解をお願いします》と主張している。
 署名人数は8月23日時点で6990人を記録。目標とする7500人まで、あと一歩の状況だ。コメント欄には、彼を熱烈に擁護する投稿が数多く寄せられている。
 《復讐心もあったでしょうが、統一教会の犠牲者が少しでも減るようにやったという義侠心・自己犠牲の精神もあった事でしょう》
 《彼を裁くなら、統一教会を取り締まらなかったミスを彼に謝罪すべきですね》
 《彼一人に課せられるはずの量刑の一部を我々が肩代わりしたい気持ちで賛同します》
 《山上のお陰でこの国の闇が公になった》
 このように、山上容疑者の旧統一教会信者2世としての境遇に同情する声や、今回の事件を機に、旧統一教会自民党の深い関係が明らかになったことに対する評価が溢れている。
 「結果的に、山上容疑者の行為が旧統一教会に注目が集まる原因になったとしても、署名によって罪が減じられることはないでしょう。淡々と裁かれるべきだと思います。
 ただ気になるのは、署名活動のコメント欄が過激化しており、何度も書き込んでいるような人物がいること。山上容疑者を“崇拝”するあまり、暴力的行為を働いてもよいという価値観が生まれてしまっては危険です。“第二の山上容疑者”を生まないために、何ができるのか、考えるべきでしょう」(事件ジャーナリスト)
 山上容疑者は、11月29日まで精神鑑定がおこなわれる予定だ。事件そのものの全容解明はまだまだ先になる。
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 8月24日14:00 MicrosoftNews 日刊ゲンダイDIGITAL「旧統一教会の闇が暴かれるほど山上容疑者に同情が集まり…拘置所に相次ぐ「現金」差し入れ
 © 日刊ゲンダイDIGITAL 山上徹也容疑者(C)日刊ゲンダイ
 【安倍元首相銃撃で見えた 統一教会の実態】
 「徹也から19日に段ボールが届いた。拘置所にいっぱい差し入れがきているみたい。なんせお金が多いらしい。段ボールには、お菓子やマンガ本が入っていた」
 こう語るのは、安倍元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(41)の伯父(77)だ。
 奈良地方検察庁は先月25日、山上容疑者を奈良西署から大阪拘置所に移送。現在、責任能力の有無や程度を調べる鑑定留置を行っている。山上容疑者は犯行動機について、「統一教会によって人生と家族がめちゃくちゃになった」と供述。家庭が旧統一教会に崩壊させられたことが明らかになり、あらためて旧統一教会の闇がクローズアップされることになった。
 事件発生からすでに50日近く経つというのに、メディアは連日のように、旧統一教会霊感商法や政治家との関係を追及。「全国統一協会(教会)被害者家族の会」や「全国霊感商法対策弁護士連絡会」には、元信者や被害者家族からの相談が殺到している。旧統一教会の実態が明らかになればなるほど、山上容疑者に対する世間からの同情が集まっているようだ。
■伯父が振り返る「父親代わり」の過去
 山上容疑者の父親は1984年に自殺。以来、次男の山上容疑者が、小児がんを患う1つ年上の兄と4歳下の妹の面倒を見てきた。山上容疑者の母親(69)は、父親の生命保険6000万円を子どもたちに一切残さず、すべて旧統一教会献金。兄は将来を悲観して自殺し、山上容疑者は金がなくて大学受験すらできず、妹は奨学金をもらいながら高校、大学を卒業した。
 大阪府内に住む伯父が振り返る。
 「徹也の父親が自殺してからは、徹也が父親代わりだった。兄と妹が統一教会の影響を受けないよう、ガードしていた。兄と妹が生活に困っている姿を見て、自分の生命保険を渡してやりたいと思い、受取人を母親から兄に変更して05年に自殺未遂を図った。徹也は母のことでずっと悩み苦しめられてきた。母親はこれからもずっと統一教会にいるでしょう」
 山上容疑者が14歳の時、母親は実父に包丁を突き付けられ、「脱会しろ」と迫られたが、結局、首をタテに振ることはなかった。母親は事件から1カ月経った7日、身を寄せていた伯父宅を離れ、旧統一教会のコントロール下に戻った。
 山上容疑者と似たような環境で育てられた「2世」は多い。容疑者への同情が集まれば集まるほど、社会の闇の深さを物語る。
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