🌊2:─3─北方領土返還運動への参加希望者は約1/3。無関心の日本人が増えていく。~No.4No.5No.6 

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 現代の日本人は、ロシアの武力侵略に恐怖して軍国主義政策と積極的自衛戦争を覚悟した江戸時代後期から明治時代を駆け抜けた当時の日本人とは違う。
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 2024年1月29日 YAHOO!JAPANニュース「北方領土返還運動への参加希望者は約1/3(2024年発表版)
 不破雷蔵「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者
 北方領土の日における大会。報道もされているが参加したい人は?(写真:ロイター/アフロ)
 内閣府が2024年1月に発表した「北方領土問題に関する世論調査」(※)の結果によると、北方領土返還運動に参加を希望している人は1/3程度にとどまっていることが分かった。
 「北方領土問題」とは北海道本島の東側に位置する、日本固有の領土である北方四島(歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島、国後(くなしり)島、択捉(えとろふ)島)が、ソ連/ロシアによる法的根拠を持たない状態での占拠が続いている状況に対し、日本への返還を求めている問題。「法的根拠」無くとは第二次世界大戦の末期1945年に、当時のソ連がその時点で有効であった日ソ中立条約を無視して対日参戦し、北方四島を占領、ソ連がロシアになった現時点でも占拠し続けていることを指す。またこの問題が存在するため、日ロ間では現在もなお平和条約は締結されていない。
 ↑ 北方領土とその周辺の地図(外務省:北方領土問題ページから抜粋)
 その北方領土を巡っては外交交渉の際のバックボーンとなる国民世論を高めるため、返還署名運動や各種公演・イベントが開催されたり、北方領土の日(2月7日)を中心に行事が展開されるなど、さまざまな北方領土返還の要求運動が取り組まれている。このような北方領土の返還に関する運動に、何らかの形で参加したいか否かを尋ねたところ、参加希望者は35.5%にとどまる形となった。積極的な参加希望者は1.5%でしかなく、残りの大半は「機会があれば」「誘いがあれば(考えてもいい)」と消極姿勢にとどまっている。
 ↑ 北方領土返還運動に参加したいか
 一方、絶対に参加したくない人は4.3%にとどまっているが、それを含めた参加否定派は6割強。参加したくない人が多数派なのが現状ではある。
 それではなぜ運動に参加したくないのか。不参加意思を持つ人(「あまり参加する気はない」「絶対に参加したくない」回答者)に複数回答で理由を聞いたところ、最上位についたのは「自分が参加しても返還されるとは思えない」で、45.7%の人が同意を示している。
 ↑ 北方領土返還運動に参加したくない理由(参加したくない人限定、複数回答)(2023年)
 個人ベースでの参加で何か物事が動くのか、現状ですでに行われているであろう活動を見ても、目だった反応や社会の変化は見られない以上、参加しても返還されるような劇的な変化は無いのではと感じるのも仕方がない。「参加する意義を感じない」「自分が参加しなくても他の誰かがやってくれる」も同様の意見として考えられる。
 「運動の内容がよく分からない」だが、参加の意思に関する設問は「あなたは、北方領土の返還を求める運動である北方領土返還運動に参加することについてどのように思いますか」のみ。具体的に何をするかは説明になく、また実際に一般の人の活動状況もあまり認識されていないことから、何をするのか分からないのに参加する気持ちにはなれないと考えるのは道理ではある。「北方領土問題の内容がよく分からない」も類似の理由といえよう。
 「北方領土の問題に関心が無い」のは仕方がないが、「政治的運動参加について周囲の目が気になる」との回答が15.0%出ているのは、担当部局において頭の痛い話に違いない。
 上位項目のいくつかは、運動そのものの不足が多分に影響していると考えられる。参加を促すためには、まずその運動自身の実情を積極的に、多方面に向けて、分かりやすく正しく内容をアピールすべきだろう。
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 ※北方領土問題に関する世論調査
 直近分は2023年10月5日から11月12日にかけて、全国18歳以上の日本国籍を持つ人の中から層化2段無作為抽出法によって選ばれた人に対し、郵送法によって行われたもので、有効回答数は1624人。男女比は785対839、年齢階層別構成比は18-29歳149人・30代165人・40代264人・50代295人・60代289人・70歳以上462人。過去の調査もほぼ同様の形式で行われている。
 (注)本文中のグラフや図表は特記事項のない限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。
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 (注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。
 (注)「(大)震災」は特記や詳細表記のない限り、東日本大震災を意味します。
 (注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。
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 1月30日 MicrosoftStartニュース 朝日新聞デジタル「ロシア前大統領「悲しいなら切腹を」 北方領土めぐる岸田首相発言に
 ロシア・モスクワ郊外で5月13日、会合で発言するメドベージェフ前大統領=AP
 © 朝日新聞社
 ロシアのメドベージェフ前大統領は30日、岸田文雄首相が同日の施政方針演説で、領土問題を解決して日ロの平和条約締結の方針を堅持すると表明したことについて、「いわゆる北方領土についての『日本人の感情』は知ったことではない。それは『係争中の領土』でなく、ロシア(の領土)だ」とSNSで主張した。
 【写真】ロシア市民の本音は ウクライナ侵攻「反対」候補の事務所にできた列
 その上で、「特に悲しむサムライは、伝統的な日本の手法で人生を終えればいい。切腹だ。もちろん勇気があればだが」と述べ、「広島と長崎(での米国による原爆投下)を記憶から完全に消し、米国といちゃいちゃするのが楽しいのだ」と、切腹の場面の写真も添えて、日本人をからかうような投稿をした。
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