🕍2:─2─通称「ワラビスタン」のリアル。クルド人をまとめるビッグボスの正体。~No.3 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  

 2023年10月1日7:03 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「埼玉県川口市蕨市…通称「ワラビスタン」!日本に暮らす2000人以上のクルド人をまとめる 「ビッグボス」の正体
 突如起こった乱闘騒ぎ
 Photo by Gettyimages
 埼玉県川口市内の救急指定病院――川口市立医療センター前で、約100人のクルド人による乱闘騒ぎが起きたのは、7月4日夜のことだった。病院の機能は5時間半にわたり停止し、県警の機動隊が出動するほどの騒ぎとなった。
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 「騒動のきっかけは、クルド人同士の男女関係のもつれだとされています。2名のクルド人が重傷を負い、救急搬送。暴行、公務執行妨害、殺人未遂容疑などで7名の逮捕者も出ています。
 川口市周辺では、クルド人による騒音問題、公共の場での迷惑行為などがかねて問題となっていて、地域住民の不満が募っていました。今回の騒動で、彼らに対する世間の目は厳しくなり、排斥を訴える声まで出始めています」(全国紙社会部記者)
 クルド人は「国を持たない世界最大の民族」と呼ばれ、多くはトルコ、イラン、シリアなどにまたがる中東の山岳地帯に暮らしている。全世界に約3000万人いると推定され、そのほとんどがイスラム教徒だ。
 各国に散らばるクルド人の多くが差別の対象となっており、独立国家「クルディスタン」樹立を目指した民族運動が現在も盛んに行われている。アジア経済研究所中東研究グループ主席研究員の間寧氏が解説する。
 「国がない」理由
 「クルドの国を作るという考え方が出てきたのは、西洋のナショナリズムの波及もあり、19世紀末のことでした。当時、クルド人が住んでいた各地域は、諸部族を束ねる地方領主が割拠していて、オスマン帝国イラン系王朝の支配に服していました。ナショナリズムの波及もあって、民族運動こそありましたが、統一に至るような運動にはなりませんでした。
 そして第一次世界大戦オスマン帝国が敗北し、勝利国のイギリス、フランス、ロシアが国土を分割しようとした。直接支配ではなく、各国が息のかかった国を作ろうとしたというわけです。
 その結果、クルド人たちが元々住んでいた領域は3つに分割され、その一部である中央あたりの地域、クルドのための独立国を作っていいですよとなった。
 ところがその後、トルコ革命オスマン帝国トルコ共和国が倒すと、1923年に新たな講和条約としてローザンヌ条約が締結され、トルコの国土が回復し、同時にクルディスタンの独立の約束自体が白紙になってしまい、今にまで続く問題となってしまったのです」
市役所職員に聞いた「驚きの情報」
 日本には少なくとも2000人以上のクルド人がいるとされている。ただ、観光ビザで入国した不法滞在者もいるため正確な数は行政も把握できてない。また、2月に起きたトルコ地震で被災し、住居を失ったクルド人が日本へ渡ってきているので、今後も人口は増え続けると見られている。
 そんな在日クルド人のほとんどが暮らしているのが、川口市とそれに隣接する蕨市だ。
 '90年代から急激に人口が増え、川口、蕨市内にクルド人コミュニティが生まれた。一帯はペルシャ語で「~人の国」を意味する言葉「スタン」と掛け合わせ、「ワラビスタン」と呼ばれる。
 なぜ彼らは、遠く離れた東洋の島国へとやってきたのか。そして、なぜ川口市蕨市だったのか。その答えを探るべく取材を続けていると、クルド人コミュニティに繋がりを持つ市役所職員から驚きの情報が入った。
 蕨に国内のクルド人をまとめる「ビッグボス」がいる――。
 「みんな彼の世話になった」
 その正体とは、身一つで日本にやってきた人物で、ワラビスタン周辺に多くの会社を興し、一代で財を成したという。
 そして、様々な事情を抱えて日本へやってきたクルド人を雇用し、生活を支えている。曰く、「日本で暮らすほとんどのクルド人が彼の世話になった」と――。
 「ビッグボス」と呼ばれるその男は、いまクルド人に向けられる冷ややかな視線に何を思うのか。
 8月中旬、本誌記者はわずかな情報を頼りに、JR京浜東北線蕨駅に降り立った。
 午後6時過ぎのJR蕨駅東口。うだるような暑さの中、駅前広場では日本人女性による街頭ライブが開かれていた。
 小柄な女性はギターを弾きながらセンチメンタルな歌詞を掠れ気味の声で歌っている。熱心なファンなのか、わずかな距離からは汗みどろの男性たちが熱心に視線を送っている。
 女性は身体を折り曲げるような体勢で切ない恋の歌を懸命に歌いながら、時に中空に手を差し伸べている。その先に立つのは、国際色豊かな男性たち。リズムに合わせて身体を揺すっている日本人以外にも、アジア系、そして中東系の風貌を持った男性たちが無表情のまま、彼女を食い入るように見つめていた。
 前編記事ではクルド人を率いるビッグボスの存在について解説した。つづく後編記事『都心では見たことない「意外な光景」が…埼玉県川口市蕨市に移り住んできた「ワラビスタン」たちの「リアル」』では、クルド人を取り巻く環境について紹介する。
 野田 洋人/週刊現代講談社
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 家賃の安い地域にクルド人などの外国人が増えると、日本人住民は逃げるように引っ越して減少し、代わりにクルド人を含む数多くの外国人が新しい住人として移り住み、人口の多いクルド人の居住区となっていく。
 それは、フランスなどの欧州で起きている地域のイスラム化であり、結果的として、現実問題として、外国人による暴動が発生する事になる。
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 10月1日 週刊現代「都心では見たことない「意外な光景」が…埼玉県川口市蕨市に移り住んできた「ワラビスタン」たちの「リアル」
 野田 洋人
 講談社 /月曜・金曜発売
 前編記事『埼玉県川口市蕨市…通称「ワラビスタン」!日本に暮らす2000人以上のクルド人をまとめる「ビッグボス」の正体』では、クルド人を率いるビッグボスの存在について解説した。後編記事では、クルド人を取り巻く環境について紹介する。
 独自のコミュニティをつくるクルド人
 ここ蕨市は、隣接する川口市戸田市とともに在住外国人の数の多いことで知られている。統計上、全人口の約1割強が外国籍の住民ということになるため、街中ではごく自然にその姿が視線に入る。
 スーパーの店内には子供を抱っこした若い外国人が牛乳を品定めしている。商店街でベビーカーを押して歩く外国籍女性の集団は楽しげに笑い合っている。
 街中を駆け抜ける自転車に乗っているのは、日本人と外国籍の少年グループ、そして炎天下の公園でサッカーをしている少年の一群にはアジア系に混ざって中東系の男の子もいる。
 コンビニの外国人店員は流暢な日本語を話し、建設工事の現場では日本人とともに多くの外国籍の男性が汗を流している。人口減少の影響で人手不足の状態は慢性化しているが、ここ川口エリアではその傾向が顕著なのだろうか。
 昭和の時代、軍需物資の需要が上昇し、鋳物工場が立ち並んだ川口では、人とモノが行き交い活況を呈したが、その後の産業構造の変化と高齢化により在住人口が減少していった。
 経済レベルを維持するためには、海外からの労働力が必須となる。中小の工場では多くの外国籍の人材が働くようになった。彼らは周辺地域に居住し、独自のコミュニティをつくるようになった。
 生態を撮影しにくるユーチューバーたち
 様々な事情を背負った外国籍の住民たちは川口エリアに居住し、日常生活を送る。都心に近いこと、そしてアパートや団地など住宅に入居しやすいことが原因の一つとして挙げられるようだ。
 かつて海外で生活をする日本人も同じであったが、彼らは先に居住した仲間を頼って同じ地域に来る。そこでは国籍別の集団を形成し、地域には彼ら向けの商店ができるようになる。児童を抱えた世帯では子供を学校に通わせる。必然的に地域社会は異文化共生を迫られることなるのだ。
 その結果、文化や生活スタイルの違いから様々なレベルで衝突が起こることになる。日本語会話能力が低いこと一番だが、それ以外にもゴミ出しや生活騒音なども原因となる。彼ら多くの外国籍の住民たちは日本の文化、法律、地域にルールなどに対応し、時間をかけて地域に馴染むようになった。
 アジア系の外国籍住民が地域のルールを遵守し溶け込むようになった一方で、1990年以降に増え始めた中東系の住民は、未だ地域住民にとっては問題を起こす「不良外人」として注目を集めている。
 前編記事にも記したように、今年7月、埼玉県川口市立医療センター前で起きた乱闘騒動をきっかけに、もともとあった排斥活動が活発になり、一部国内世論は沸騰している。
 SNS上では「クルド人を追い出せ」と書き込みが相次いだ。川口を目指して多くのユーチューバーが彼らの生態を撮影しに集まり、無遠慮にカメラを向ける彼らとクルド人との衝突から、警察騒ぎに発展したこともあった。
 現在、国内のクルド人に対しては世間の目が厳しくなり、その対立は顕在化している。乱闘騒ぎの発生したタイミングも最悪だった。一部外国人の取り締まりを求める意見書が川口市に提出され、6月19日に採択されたばかりだったのだ。
 店舗前に置かれた柵の意味
 蕨駅東口の一番街は、通りの両側にドラッグストアや飲食店、パチンコ屋、コンビニなどの建ち並ぶ駅前通りの一つ。目に付くのは、多くの店舗前に置かれた柵の数々だ。
 都心では見たことのない、この意外とも思える“光景”について、パチンコ屋の店員は「外人が座り込みをするので仕方なく置いています」と口にした。
 周囲を見渡すと、確かに中東出身と思われる風体の男性たちがドリンクを手に、ある者は地べたに座り、またある者は植栽の植えられた狭いスペースを陣取り、集団で楽しげに会話をしている。
 あたりは禁煙エリアではあるのだが、彼らはお構いなくタバコを吸い、唾を吐き、まるでそこが我が家であるかのように居座っているふうに私の目には映った。
 中東系のグループはいくつかに分かれている。年齢も様々であるし、服装も似たり寄ったりだ。スーツにネクタイ姿は皆無で、多くは半袖シャツに長ズボンにサンダル履きのカジュアルな服装が目立つ。
 あるグループの中心には、怒りなのか、悲しみなのか、何かに激高している中年男性が手にした缶ジュースを振り回している。それをなだめるように仲間たちが声をかけ囲んでいる。感情のほとばしりが一段落したところで、彼らに声をかけてみた。
 驚いたような彼らの視線がこちらに注がれる。皆、突然無口になり、一人の男性が「日本語知らない」と、静かに答えた。それまでの騒ぎが嘘のように静まり、男性たちはうつむき、互いに声を掛け合って立ち去ってしまった。そこはマンションの入り口付近。立ち去った後にはタバコの吸い殻と吐いた唾の跡だけが残った。
 日本人の店に行けない理由
 別の5人のグループは、駅近くの銀行脇に集まって話していた。
 タバコを吸っているのは2人で、他の3人は野菜ジュースや炭酸ジュースを手にしてスマホを操っている。
 「クルド人ですか? 話を聞きたい」
 日本語に続いて英語で話しかけた。彼らのうち年長者が手を振りながら拒否の姿勢を示す。それを無視して「どうして、ここに集まるのか」と重ねて聞いてみた。
 年長者は日本語を話すことができないが、若いクルド人が通訳をする形で短時間だけ応じてくれた。
 「ここは誰の場所でもないです。私は仕事が終わって友だちと話をしているだけ。お酒飲まないから日本人の店には行けない。駅で友だちと待ち合わせして、話をしているだけです。仕事のこと、家族のことなど話します。
 日本人は邪魔と言います。でも悪いことしてない。ごめんなさい」
 礼儀をわきまえた立派な対応である。確かに集まって話すのは犯罪ではない。
 そんな彼らに目くじらを立てて非難する日本人の理由は、どこにあるのか。
 「どうして日本人はクルド人を嫌う?」
 「クルド人怖いから声かけないほうがいいよ」
 缶ビールを手にした日本人男性から声をかけられた。何が怖いのか聞き返しても、明確な答えはない。男性は「奴らは集団でいるし、不法滞在しているだろ。喧嘩もするし、そんな奴らは国に帰ればいい」と言い捨てて立ち去っていく。
 感情の濃淡はあるが、この種の意見はよく聞かれた。明確な根拠はないが、なんとなく異なる物事を気持ちの上で受け入れられないということなのか。
 蕨駅西口でスナックを経営する日本人女性はこう話す。
 「クルド人は何を考えているのか分からないし、なんとなく怖い。彼らはお酒飲まないから、お客さんになることはないわね。あなた、マスコミでしょ。彼らをワラビスタンと呼ぶのはやめてほしい。だって彼らは川口に住んでいるのだから…蕨市とは違うでしょ。迷惑です!」
 不動産屋を経営する日本人男性に話を聞くと、「ベトナム人クルド人には部屋を貸したくないですね」と力なくつぶやいた。
 「だって、契約者以外の連中が住み着くし、汚く使うから原状回復が大変なんですよ。でも私らも商売だから、日本人が誰も住まないような部屋にも住んでくれるので、文句も言えないし…」
 蕨駅近くの公園の木陰に、数人の中東系の男性たちがたむろしていた。
 声をかけ素性を話すと「どうして日本人はクルド人を嫌うの? クルド人何も悪いことしてないよ」と早口の日本語で一人のクルド人が捲し立てた。名刺を出し、どうしてそのような状況になったのか聞きたいのだと説明していると、いつの間にか背後に二人の男性が立っていた。
 威嚇であるのか、振り向く記者の顔ギリギリまで近づいて「日本人、クルド人のこと嫌いだよ。話したくないよ」と低音でボソリと話した。そしてそのまま、きつい香水の匂いを残して立ち去っていった。
 立ち去る仲間の一人に、「いつでもいいから連絡をくれ」と名刺を握らせた。
少数派なのに目立つワケ
 意識をクルド人に向けていると、どうしても彼らの姿が視界の中で目立ってしまうが、駅前を冷静に見渡すと彼らは少数派であり、やはり日本人の姿のほうが多い。
 夜の盛り場では歩きタバコ、立ち小便、唾を吐くなどの行為は、残念ながら日本人も同様に行っている。ただ、柵に腰掛け、車座になって地面に座り話し込んでいるのは、クルド人のグループだけとなる。その姿は日本人ともアジア系の外国人とも違う。少数派とはいえ、嫌でも目立つのだ。
 クルド人は日本語を話せる者も少数で、自分たちの文化をそのまま他国に持ち込んで、他の人種と交わらないなどの特徴があるようだ。スマホを携帯し、常に仲間たちと連絡を取り合い情報を行き交わしている。乱闘騒ぎがあった後であるためか、彼らからの聞き取りは至難を極めた。
 川口市芝のクルド人が多く住んでいる地域を歩いてみた。
 築年数の古いアパートに彼らの多くが住んでいる。洗濯物を見ても、複数のベランダに中東風の衣服が風に揺れている。夕方早い時間帯であったため、中東系の夫人たちが公園に集まり、水筒で水分を摂りながら茶話会をしていた。笑い声を上げながら、大きな身振りで話をしている。
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 9月30日 YAHOO!JAPANニュース 夕刊フジ「埼玉・川口市クルド人脅迫事件の実態「ここに死体を持ってくる」→処分保留で2日で釈放 被害のジャーナリスト激白
 川口市では7月、クルド人ら約100人が市内の病院周辺に殺到する騒ぎがあった(読者提供)
 埼玉県川口市内で一部のクルド人と住民の間で軋轢(あつれき)が生じている問題で、また驚くべき事態だ。トルコ国籍のクルド人の男が26日、同県警川口署を訪れ、この問題の記事を執筆したジャーナリストの男性について、「殺す」「ここに死体を持ってくる」などと語り、脅迫容疑で逮捕されたが、28日に処分保留で釈放されたと、産経新聞が30日報じた。日本の治安は大丈夫なのか。
 【写真】クルド人ら約100人が病院周辺に殺到し騒ぎがあった現場
 「2日で出てくるというのは不愉快だし、不安を感じる」
 被害を受けたジャーナリストは、こう心境を語った。
 産経新聞によると、クルド人の男は川口市内に住む30代の自称解体工で、26日午後に川口署を訪れた。男は応対した署員に対し、月刊誌やインターネットに記事を書いているジャーナリストについて、「クルド人の悪口を言っている」「警察は発言をやめさせろ。さもなければ殺す。2週間後、ここに死体を持ってくる」などと興奮気味に話したという。
 同署は、ジャーナリストを間接的に脅したと判断し、男を逮捕した。調べに対し、男は殺意を否認したといい、2日後に釈放されたという。
 男は難民認定申請中で、国外退去処分後に、入管施設への収容を一時的に解かれた「仮放免」中だった。
 川口市では7月にも、トルコ国籍の男性が路上で複数のトルコ国籍の男性らに刃物で襲われ、川口署は殺人未遂容疑などで7人を逮捕した。だが、さいたま地検は25日、理由を明らかにしないまま、7人全員を不起訴処分とした。
 前出のジャーナリストは30日、夕刊フジに率直な思いを語った。
 「今回の脅迫は『言論の自由』を脅かし、『社会の崩壊』につながると厳罰を求めていた。被害者になって感じるのは、日本の刑法や刑事訴訟法、司法制度は、外国人犯罪を想定していないのではないかということだ」
 ジャーナリストは9月初めにも、別のクルド人男性に携帯電話の番号を入手され、「お前の住所も調べられるからな。覚えてろよ」と片言の日本語での脅迫を受けたという。埼玉県警に相談したうえで、身を守るため防刃チョッキも購入した。
 ジャーナリストは続けた。
 「取材を始めるまでは、クルド人との共生はできるのではと思っていたが…。彼らの大半は観光ビザで入国し、初めから難民認定申請をして仮放免でも日本に居つくことを考えている。日本政府は制度の問題点を議論すべきだ。川口市民は『さらに大きな事件が起きるのではないか』と懸念している」
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